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2010.02.24

フランスの行列

とにかく、フランス人は並ぶのが好きだという話を聞いたことがある。
確かに行列は多い
が、実際のところ、行列になってしまっていることの方が多いような気もする。



たとえば、スーパーのレジでも、並んでいるからといって、お客さんがレジのお姉さんを無言の早くしてよ!”と睨んだりすることは日本のようにはないし、レジのお姉さんも、血相変えて、レジ打ちすることはない。
無論、程度によっては、お客さんもイライラするが、日本のレベルとそこはだいぶ違う。
せっかちな日本人から見ても、おまえ!イラツキ過ぎだろ!という人がいるのもまた事実であるが・・・。
そもそも、並ぶお客の数より、窓口の数が少ないのだ。日本的に考えれば、そういうことになる。



それでも、大手のスーパーなどは、商品点数が少ない人用の窓口を作ったり、営業努力の後がうかがえるところもある。
この商品点数別の窓口(10品目以下とか、5品目以下など)は、日本でも導入したらどうか?と思ったりもする。



それでも、日本のレジは、お客様様様であるから、場合によっては、何とか慌ててレジうちをするお姉さんもいるし、愛想も悪くない。
必要以上に慌てて仕事をするフランスのレジ打ちのお姉さんはいないし、愛想も日本人の感覚では、それは無いでしょ!という人もいないことは無い。
むろん、慌てたところで、給料が上がることもないし、時間がきたら、あっさりレジうちは終わる。どれだけ並んでいようともだ。
きっと日本では、サービス残業になっちゃうか?必ず決められた時間に、いや、それよりも少し前に、レジ打ちの人が交代するのに違いない。
そんなことは、”お客様、神様”に対してはできぬ国なのである。



そういういみでは、日本より態度のでかいフランスの店員と、フランスより態度のでかい日本の客という構図だ。
一応のバランスはとれている。文化の違いということもできるが、ここにフランス人、フランスの人間関係の一端を見ることができる。
この対人感覚は、キャビンアテンダントであろうと、お医者さんであろうと、レジのお姉さんであろうと、日本人から見たら一緒なのだ。
このあたり、礼の国日本と、人の国フランスといえぬこともない。
いやいや、個人店舗では、日本でも、人が垣間見えるし、日本の企業店舗が特別なのかもしれぬ。

お客、乗客が日本人であるのなら、世界最高水準のキャビンアテンダントは日本の航空会社ということになる。
少なくとも、日本人客に於いてはそうであろう。こてこての日本人であるわしも事実そう思うし、その特別な感覚に慣れてしまっているのだろう。
特別な状況であると思っていないところに落とし穴はあるものだが。



さて行列。
少なくとも需給バランスが悪いので、駅などでも、切符売り場はそうとう並ぶ
北駅で、切符購入できるまでに1時間並んだなんてことも何度かある。
9時半の電車に乗るから、9時までに駅へ行って、切符買って乗るなんてことは、運が悪ければできなくなる。

窓口が増えれば、人件費がかさむ
日本では、そんなことを考えながら並ぶことは無いが、フランスでは、つい、そんなことを考えたりする。



一人旅でも、そうでなくとも、行列にならぶのには、オシャベリ相手は必要だ。
寛容の心と時間つぶし。そのほうが精神衛生上宜しい。世界中、旅は道連れ、喧嘩の友が必要なのである。
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