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2008.09.24

フランスの馬と北海道

ベルバラ
写真は、パリ北方、電車で30分のところにある競馬の街シャンティ。
レースを見る先に、ルーブル美術館と比肩する美術品を持つ、お城、シャンティ城がある。
これほどのお城が競馬場の背景にあるのは、世界でもここだけではないだろうか?
ここで、歴史ある、フランスのダービーやエルメス賞が行われるのである。

他にも、アミアンの競馬場は遠くに世界遺産アミアンの大聖堂が見られるし、コートダジュールやマルセイユの競馬場では、地中海を望むことが出来る。
そんなところで、優雅に少ない金額でも賭け事をしつつ、友と彼女と彼氏とたわいもない話をしながら時間が流れていくことは、なんとも贅沢な時間なのである。

せっかちな人間に競馬は向かない。
それは、もともと、貴族のプライドのぶつかりあいから始まったものでもあるからだ。
平たく言えば、酔狂である。

さて、サラブレットだけが、競走馬ではない。
日本もそうだが、フランスにも在来種は多くいる。
バスクやカマルグなどの馬も有名だが、先日お伝えしたノルマンディにもペルシュロンという種の馬がいる。
これは、主に、海からパリまで塩を運んでいたのだそうだ。命の源である。

このうちの一頭が日本の十勝に輸入され、ばん馬レースや農耕馬の先祖となっているのである。
銅像も立っている馬もいるのだが、これがフランスの馬なのだ。

塩を運ぶ馬であるから、相当な重さを引っ張ることが出来る。
そんなレースもあったらしいが、今もあるのかどうかは確認していない。

もしかしたら、あなたが食べている乳製品、穀物原料のものは、これらフランスから輸入された馬の子孫達によって、作られたものであるのかもしれないのだ。

こうやって、馬はフランスを支えていたのだ。
そのひとつとして、お祭りのように競馬が地方でも開催される。
ブランド品を買い、風光明媚な場所でくつろぐだけがフランスなのではない。

そういった、素朴な、土地のもの、伝承、文化が、居間のフランスとパリを支えているのだ。
この国は、いわずと知れた自給自足できる農業国なのである。
農業国であるという知識だけでは、何の意味もない。
そんな文化をちらりと触れることが、また新たな個人の感覚を呼び起こすのである。
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