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2008.08.07

結局、絞りとシャッタースピードって何に使うのよ!

o-beru
前の話の続きです。

まず、写真のように背景をぼかすためにはどうするかのお話。
写真は、ゴッホ終焉の地、オーベル・シュル・オワーズのゴッホのお墓のある墓地前あたりから、ゴッホの絵に描かれた、シンボル的存在の教会方向にカメラを向けています。
いい写真ではないですが、手前の花にピントがあっていて、さらに手前の花や奥の教会はぼけているのがわかるでしょう。

背景をぼかすには、

①広角より望遠でとったほうがいい。
②絞りを開ける。


この2点です。

絞りを開けるというのは、光の通る穴の広さを広げるということで、勉強してきたように、Fの値を小さくすることなのです。
F11とか、F22とかより、F5.6F2.8の方がピントの合う範囲を狭く出来る(ピントが合わない部分はぼける)わけです。
逆に、全体的にピントを合わせたい場合、このF値を大きくすれば言い訳です。

次にシャッタースピードと手ぶれの関係です。
シャッタースピードの分母の値より、望遠で撮影するとぶれるというのが、一般的な発想。
だから、
100mmにズームすると1/100より早いシャッタースピードで取らなきゃいけないわけです。
300mmなどの望遠の場合、シャッタースピードが速くなければ、手ぶれしまくりになってしまうわけです。



夜景で考えるとわかり易い。

望遠で夜の教会を狙ったが、シャッタースピードが何分の1秒どころか、2秒とか3秒とかになってしまう。
2秒も3秒も全くカメラを動かさないことは、至難の業。

そんなときに活躍するのが三脚な訳ですが、そんなものは海外まで持っていくの???です。

だから、さまざまな手を打ちますし、カメラ選びも重要なわけです。


たとえば、夜景をとろうとしたら、
F81/4秒だったとしましょう。ズーム40mm付近で撮影です。

これを手ぶれしないためには、まず被写体になるべく近づきます。
なるべく広角でとるわけです。
40mmでとるより28mmでとるほうが手ぶれしないことは、先程の説明でわかるでしょう。
こんなところにも広角のカメラは威力を発揮します。
広角にするだけで、1/4秒は1/6秒ほど短縮されます。
さらに、F8F2.8へ変えます。
すると、その倍率分だけ、秒数が復帰します。1/20秒ほどまで復帰するでしょう。

この時点で、28mm1/20秒で撮影ですから、きちっとした姿勢で撮影すれば、手ぶれは避けられます。
F2.8F2.0まであけられれば、もっと難しい条件も撮影可能ですし、手ぶれの危険も減るわけです。

ただし、あまり、皆さん、デジタルカメラを買うときに気にしていませんが、このF値がどの程度なのか?チェックした方がいいわけです。

F2.0が出来るレンズのカメラとF5.6しか出来ないカメラでは、上の夜景などの撮影条件では、相当な差が出ます。普通の条件では判らないわけです。

また、背景をぼかしたい場合も、そういった意味では一緒ですね。

ここまでカメラを見て勝っている人は少ないでしょうが、そんなところが、数は少ないが、大切な撮影シーンでカバーしてくれるわけです。

こういった条件は、画素数なんかより、圧倒的に重要です。
写真が撮れると撮れないの違いですから。
特に、教会内部や夜景では、威力が違います。
絞りがF2.0F2.8は似てますが、1.5倍ほどのシャッタースピードの違いがでます。
似ているようで、だいぶ違う。
35mmの広角と28mmの広角も同じほど違います。

まとめると夜景は

①望遠より広角で
②シャッタースピードはズームの値程度より早く。
③絞りは開ける。
④購入時に、絞りの値も比較する。


さて、実は、これ以外にも、夜景に威力を発揮させる方法があります。
それは、また次回。
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