2008.05.14

旅行に使えるフランス語

片道と往復。
旅に切符と入場券とお食事やお買い物は付き物である。

たとえば、空港について、パリに行く場合、

“2枚、パリへ”といえば、パリまでの切符が買える。

Deux Tickets a Paris.
(ドゥー・ティッケ・ア・パリ)

となる。
“ア+どこどこ”は、どこどこへという意味だ。
ティッケはチケットだが、切符という場合、billetビエとなる。
郊外ぐらいならティッケでもいいし、ビエでも当然通じる。


が、多くの場合、郊外は往復するのが常だ。
ましてや、目的地の駅に人がいない!なんてことも十分ありえるし、切符の自動販売機なんぞは、札が使えないことが多いし、そもそも、動くのかい!?と不安。

だから、パリ市内の有人切符売り場で往復を買っておくといい。

そこで、使える単語が次の二つだ。
結構、フランス人も切符売り場で言ってます、当たり前ですが。

片道 aller-simple(アレ・サンプル)
往復 aller-retour(アレ・ルトゥール)


前出の、空港でパリまで切符を買う場合、アレ・サンプルをつけてもいい。
パリまで片道2枚!という意味になる。

Deux Tickets, aller-simple a Paris.
(ドゥー・ティッケ・アレ・サンプル・ア・パリ)

Deux Personnes, aller-retour a Paris
(ドゥー・ペルソンヌ・アレ・サンプル・ア・パリ)

往復のときは、ティッケより、ペルソンヌのほうが間違いが少なくていい。
なぜなら、日本のように、往復の場合、往と復は切符が一緒であるからなのだ。
郊外などだと、片道は切符一枚、往復は切符2枚なのだ。

だから、
Deux Tickets, aller-retour a Paris.
は、意味がややこしい。

二人が往復したいのだから、日本の感覚なら、行きの切符が2枚と帰りの切符が2枚であるが、フランスの場合、も帰りもないから切符4枚になるわけである。
よって、
Deux Tickets, aller-retour a Paris.
だと、二枚Deux Ticketsといっておきながら、4枚欲しいということになっちゃうのである。
賢い窓口の人だと、“だから都合4枚ね!”と聞き返してくれるが、フランス語を知らなきゃ、なんのこっちゃわからない。

そういう紛らわしさを避けるため、
Deux Personnes, aller-retour a Paris
(ドゥー・ペルソンヌ・アレ・サンプル・ア・パリ)
のほうがいい。
Deux Personnes=二人である。



ここまで来れば、後は、何でもつかえますな。

Deux Personnes, aller-retour a Versailles.
(ドゥー・ペルソンヌ・アレ・ルトゥール・ア・ヴェルサイユ)

Une Personne, aller-retour a Fontainebreau.
(ドゥー・ペルソンヌ・アレ・ルトゥール・ア・フォンテーヌブロー)

Deux Tickets, aller-simple a Maisons-Laffittes.
(ドゥー・ティッケ・アレ・サンプル・ア・メゾンラフィット)

Deux Personnes, aller-retour a Chantilly.
(ドゥー・ペルソンヌ・アレ・ルトゥール・ア・シャンティ)

シャンティのように、郊外でないところでも、これで切符が買える。
ただ、何日、何時ごろ?などは聞かれるだろう。



後は、発音の問題があるが、これは、カタカナでもまず通じる。
地名のほうが、カタカナだと通じづらいだろう。
シャンティなんぞは、ションティであるから・・・。



それに伴い、往復を買うときは、アレ・ルトゥールと言いながら、胸の前で人差し指を前後するといい。そういうジェスチャーを交えて、間違いを減らすわけだ。


シャルル・ド・ゴール空港に着いたら、空港のRERの駅でこれを試してみるといい。
あなたもフランコフォン(フランス語を話す人の意味)の仲間入りである。




余談

フランスバスクからスペインバスクへ出かける場合、フランス側の国境駅のちょっと外にある、スペインのチンチン電車にのってサンセバスチャンへ向かうことができる。
このとき、ここはまだフランスだからと、フランス語で
アレ・ルトゥール・ア・サンセバスチャン
と言ってみた。

すると、
イール・ヴェニール
と言い直された。

イール・ヴェニールはスペイン語のアレ・ルトゥールである。

乗る列車はエスコ・トレン。
スペインの列車である。だから、スペイン語なのよ!
とおばちゃんに言われたのだろう。



たまたま、知っている?スペイン語であったから、理解できたが、そうでなければ、固まっただろう。

イールがフランス語のアレ。すなわち行き。
ヴェニールがフランス語のルトゥール。すなわち帰り。



ちょっと、フランス語をかじった人なら、ヴェニール(venir)がフランス語のヴニール(venir)(来る)と似ていることに気がつくだろう。

さらに、中級程度のフランス語をお勉強している人なら、イールがフランス語のアレの未来系とそっくりなことに気がつくはずだ。
イール(ir)はフランス語でいうアレ(aller)である。

似ているのだ、ラテン語系であるから。
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