FC2ブログ
2011.09.24

フランス人の親父と放射能話

スーパーのレジ待ちでのほんの五分間の話だ。

近所のフランプリでレジを並んで待っていると、前の親父が話しかけてきた。

「セイロンティーって書いてあるけど、お前の国のだろ。」
「さぁ」

「おまえ。中国人か?」
「いや、日本人」

「へっ、ジャップか、どっから来た?」
普通、こんな流れの会話で、日本のどこだ?と間髪いれずに聞かれることはあまりないので、ちょっとビックリしたが・・。

「おおざかか?」
おおざかは、OSAKAのことだ。
母音と母音にはさまれたSは通常濁る。おおさかとは言わぬ。
そもそも、大阪か?って質問も、珍しいといえる。
むろん、大都会ですよ大阪も。

「いや、東京のそばさ」
「東京は福島の放射能が飛んでいるだろ、放射能は大丈夫なのか?フランスには放射能はねぇ。」

「東京は300キロ離れてるよ」
「けっ、大丈夫ですってか?俺はニュース見たんだ。」

その後は、レジのお姉ちゃんに、なにやら同意を求めるような事を言いつつ、何か言い続けておる。
「私はわかんないわ」とはレジのお姉ちゃんだが、そのあたり、何の会話になっているの?わしの語学力ではもうアウトである。
110924-2
大阪か?の意味も、放射能がらみなのだろう。


勝手な推測だが、東京はヤバイが大阪は大丈夫ってな話がフランスであったのだろう。
福島って単語を、半分よっぱらった様な市井の親父が昔から知っていたとは思えぬ。


この親父は、まあ、アジア人全体をあまり好きじゃないのかも知れぬが、そんなことは、フランスでも日本でもいろんな人がいるからいいとして、日本の放射能汚染の知識は、多くのフランス人の場合、こんな感じなのだろう、と思われる。


「フランスには放射能はない」って、その後も何度か繰り返す。
「おまえんところも、こないだ事故あっただろ」とでも言い返してみたくもなったが、その後の会話を考えると、わしのフランス語の能力では、200パーセントの語学力でオーバーヒートする確率が高いののでやめておいた。

110924-1

しかしまあ、放射能関連のことが、きっとどこかで話題になるに違いないと思い、原発地震関連単語を数個のみ暗記しておいたが、まさか、スーパーのレジの列でねぇ。
それにしても、こうして、外国人とこの話になれば、結局、自分は、いや、多くの日本人も、何が正しいのか、何が事実なのか?疑心暗鬼で、知ってますと言えぬのだなあと思うわけである。

わかった事は、原発は、何かあれば手に負えぬ危険なものであるという事、放射能のことは良くわかっていない部分がたくさんあるという事だけだ。



日本の存在は、日本人が思っているよりはるかにデカイ。
脱原発は、確かに悪くないスローガンであろう。
しかし、日本列島だけ脱原発であって意味があるのか?日本人が考えるより、はるかに存在のでかい国が、もうやめたと言ってしまっていいのか?いやいや、だからこそ早く言った方がいいのか?
これは、それぞれの意味と人類と地球の先を、よくよく考えねばならぬことだ。

日本の存在は、日本人が思っているよりはるかにデカイ。ここがポイントなのだが、日本人はここをポイントと思っていないのである。


電力会社の問題、新しいエネルギーの問題、電力供給の問題とは、全く異次元として捉えなければならぬと思われるのである。


そうそう、今日の写真は、近所のスーパー帰りに撮った、赤い門扉である。
可愛らしい。
しかし、こんな門扉を可愛いとは思っても、日本人で自宅につける勇気のある人は少なかろう。
スポンサーサイト

この記事へのトラックバックURL
http://rvabeille.blog80.fc2.com/tb.php/1092-75168efa
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
管理者にだけ表示を許可する