fc2ブログ
2020.04.30

サンマウリツィオ教会の小部屋の箱舟の絵

お隣の部屋にやってきました。
描かれている絵は、まったく宗教に疎い自分であっても、すぐにわかるノアの箱舟。
旧約聖書に書かれているお話であったとは思います。

旧約聖書とか、新約とか、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教との旧約聖書との関わり・・・。
そういったことはあまりに漠然とした情報しか持っていませんが、ノアの箱舟の話は、どこかで聞いています。
小さいころだとは思うんですが、どこでだったんでしょうね?
サンマウリツィオ教会のノアの箱舟
現在、コロナウイルスの洪水状態の地球ですが、地球規模のノアの箱舟ができるといいですね。
乗せるものは、ワクチン、経済対策、連帯意識、前向きな批判と寛容の心・・・。

さて、詳しくノアの箱舟話を知りはしません。
ここに、3面の絵が描かれているという事は、宗教画であることから、それぞれストーリーに合わせた絵が3枚描かれているのでしょう。
なかなかインパクトのある絵画の間でした。
スポンサーサイト



2020.04.28

ヴィシェフラッドの丘から見るプラハ城

チェコ語では、お城をHRAD(フラッド)とも、ZAMEK(ザーメック)とも言う。
丘の上から眺めるプラハ城は、お城よ言うより宮殿のように見える。

チェコ語では、HRADは戦うための城で、ZAMEKは戦のための城ではないそうだ。
それを、世界各国に当てはめるのは難しい。

要塞という単語も、宮殿という単語もある。
むろん、チェコ語にも、フランス語にも、日本語にもだ。

日本ではヴェルサイユ宮殿というが、フランス語では、パレ(宮殿)とも、シャトー(城)とも言うように思う。
1対1の訳自体がむつかしいのだろう。
ヴィシェフラッドの丘上から望むプラハの街とプラハ城
さて、登った丘がヴィシェフラッド。
フラッドであるから、この丘の上は、戦いの為の城だったわけだ。
向こうに見えるプラハ城も、フラッドである。
戦いのための城。

もちろん、成り立ちはそうであったに違いない。
なにしろ、難攻不落になるよう、ヴルタヴァ川を濠に見立てた城であるからだ。
川に丘に城。
犬山城思い出しますね。

人は城、人は石垣という武田信玄の躑躅ヶ崎館は、館だけに、zamekになるのかなぁ?

日本語での正解は何か?
ではなく、その土地の理屈、感覚、成り立ちなどをとらえたり、考えたりすると、旅も楽しくなりますね。
2020.04.27

ルピック通りの坂道

ルピック通りといえば、モンマルトルの丘に登る坂道の王道の一つ。
ムーランルージュの脇、メトロ2号線のブランシュ駅から始まり、途中で、同じ道名とは思えぬ左折れして、ぐるり、ゆるりと登ってゆく。

途中、ルノアールの絵で有名なムーラン・ド・ラ・ギャレットの前を通過する。
ルピック通りの右カーブする上り坂
この写真の右側に映る建物のひとつ向こうは、ゴッホが住んでいたアパルトマン。
であるが、ここは、自分の気に入った角度で、ルピック通りを撮る。

もちろん、この通り、ユトリロの絵の題材である。
2020.04.24

フォントネー修道院 回廊にやってきました

修道院建築では大好きな回廊部分。
一生手に入れることはできないでしょうが、こんな場所のある建物に住んでみたいもの。
フォントネー修道院 角から撮った回廊写真
その回廊。
どうやって撮ったらいいのか?

毎回悩みつつ、莫大な数の写真を撮る。
気に入った写真が撮れないで凹む。

ということを繰り返すのである。

まずは、コーナーに立って、左右に伸びる撮ってみました。
構図バランスの悪さと、明暗のバランスの悪さと、歪み具合が気になりますね。
2020.04.23

モルジウカランクへの道 青白緑

青と白と緑のコントラストが美しい。
こんな国旗があったなと思いつつ、探してみると、南アフリカに抱かれるようにあるレソト、中央アジアで、サッカー日本代表と幾度となく戦ってきたウズベキスタンの国旗カラーに近い。
色合い的には、レソトっぽい色合いかなぁ。
モルジウカランクへの道 青い空、白い岩、緑の森の3色並び
この道のりの風景は、見た目の色合いは変わらないけど、高低が変わる。
似たような風景ではあるけれど、そのなかで、印象に残る風景を切り取りつつ、海の入り江を目指す。

2020.04.22

シャンポーの丘 夕刻のモンサンミシェル

宿の隣に広がる畑。
このあたりは、地図上でも、モン・サン・ミシェルの絶景ポイントの一つとなっている。
こんもりとした、50㎝ほどの土の盛り上がりが畑と道路の間、路肩に出来上がり、車を止めて、眺めたり、写真を撮ったりする人も多い。
シャンポーの丘 畑と海越しのモンサンミシェルとトンブレーヌ
夕刻だからなのか、太陽の光に赤みが増してくると、海は青さを増す。
2020.04.21

Krakowskie Przedmieście クラコフスキエ・プシェドミエスチェ通り

なんだか、長い名前の通りですね。
これは、ワルシャワの中央駅前を通る大通りから、世界遺産旧市街広場方面に伸びる、ノヴィ・シフィアトという通りの続きになる通り。
ワルシャワの表参道的な通りになるんですかね。
クラコフスキエ・プシェドミエシチェ通り 横撮り
街並みは、このあたりから、徐々に、色づいてきて、瀟洒になってゆく感じ。
徐々に旧市街の雰囲気を醸し出してゆく感じですね。

して、まったく、同じ写真を縦にカットしてみました。
全く同じ写真ではありますが、雰囲気は変わります。
クラコフスキエ・プシェドミエシチェ通り 縦撮り
切り取っただけですから、ズームしたわけじゃない。
同じ範囲を、あの場所からズームしてとったら、どんな写真だったか?
比べてみたくなりますね。

そういえば、ずいぶん昔、写真のプロの方から、同じ場所から違うレンズで撮ってみるといいよ!と教えられたことを思い出します。

そのためには、同じ場所に立ち続けて、いろんな写真を撮るための時間を費やすだけの心と時間の余裕が必要ですね。
一人旅じゃないと、なかなかむつかしいかも。

このとき、一人でしたが、やっぱり脚は、目的地へ目的地へ向かってしまいますね。
雨でしたし・・・。
2020.04.20

ミラノ・チェントラーレ ミラノ中央駅

ミラノのJCBプラザに寄り、教えていただいた金物屋さんで、自転車用のワイヤーキーを買い、どこかでゆっくりとお茶でもしようと。
本日、夜発の夜行列車”テロ”で、パリへ向かう。

乗った事のある人たちに聞くと、荷物を盗まれるなどの噂もあり、鍵で括り付けておこうという算段なのである。
ま、大したものも入っていないのに、ワイヤーで括り付けられている面倒くさい荷物は盗まれにくいだろう。
そう思ってことだ。
ミラノ 中央駅
ミラノの中央駅付近へ向かう。
バスがないか?と探してみると、どうやら、ある。

トラムに、メトロは載ったけれど、バスに乗っていないので、歩いても行けそうな距離ではあるのだが、バスで行ってみる。

駅前に到着すると、真っ青は空と、重厚な建物が印象的。
降りてすぐ、思わず一枚。
2020.04.17

ヴィシェフラッドの紅葉と坂道

街灯は、ノスタルジックな印象を持たせてくれる、道には重要なアクセント。
写真に撮ることは多いのだが、この紅葉の丘でも、道沿いに並ぶのを見つけた。
ヴィシェフラッドの紅葉 街灯並ぶ石畳の坂道
その街灯のいちばん手前の物を、中央にいれて、写真を撮ってみた。
これがまた、なんとも間抜けな感じになってしまったのだが、どうもね、不思議なことにファインダー越しでは、そのことに気が付かない。
後で見て考えて初めて気づくのだ。
話の焦点がぼけるのと同じだ。

気になる点は、全て伝えておいた方がいいという老婆心。
全てを入れようとする欲深さ。
よりよく見せようという自己顕示欲。
いいものを簡単に手に入れようとする、努力のないものぐさなどが、邪魔しているのに違いない。


でも、どうやら、紅葉の美しさと、公園の雰囲気や、街灯との調和が相まって、写真から、いい雰囲気だけは伝わるようだ。
作庭した人に感謝ですね。
2020.04.16

Rue Ambroise Thomas アンブロワーズ・トマ通りの出口

直角に折れる、路地のような短いアンブロワーズ・トマ通り。
この通りが、フォーブール・ポワッソニエール通りと接触する部分は、その通りに接して立つアパルトマンの下をくぐるトンネルになっている。
時々こういった構造をパリの中心部では見かけるが、これは、はじめから、そういう構造で建物が建てられたのか?それとも、あとからつなげたのか?
アンブロワーズトマ通り 建物下のトンネル部分
よく見れば、通りの向こう側からは、通り名案内が読めるようにぶら下がっている。
ここは、中庭への入り口ではありませんよ!
れっきとした通りですよと言わぬばかりに。
アンブロワーズトマ通りの通り名案内板装飾
でも、この通り名案内板は、鉄でできており、装飾含め、かわいらしい。
看板見るだけで、ちょっと通りの奥まで、覗いでみようじゃないか!と思わせる。
2020.04.15

フォントネー修道院の庭を望む

修道院の中から外を眺めると、整ったグリーンの四角が見える。
ここは、修道院であるが、まるで宮殿のような整然としたフランス式庭園がある。
とはいえ、植栽ゴテゴテの迷路のようなシンメトリーではなく、とてもシンプルなシンメトリー構造になっている。
そのあたり、修道院であるからなのだろう。
フォントネー修道院 フランス式庭園の庭
寝室あたりからだったかな?
少し高い位置から、庭の眺望が開けている。
奥には、池のようなものもあるようで、あとで、あそこから、こちら側を庭越しに眺めてみようと、このとき思ったのである。
2020.04.14

モルジウカランクへの道 石灰岩の谷間で

勢いよく転がり落ちるように、道の上を降ってくる。
ふと振り返り、地震が転がってきた道を見る。
潅木の並木道は、まさにビー玉である自身の通路に見える。
石灰岩の谷間の灌木の間の道
そういえば、灌木ってなんなんだろう?
そう思って調べてみたら、低い木なのだそうだ。

なんとなく、乾燥地帯に生える、少ない水分でも生息できる短い木であると思っていたのだが、まあ、当たらずと遠からずだったようだ。
2020.04.13

シャンポー村のホテルとモンサンミシェル

今回の旅の最大の目的は、ジュネ村で年1回行われる競馬。
モンサンミシェル背景のド迫力競馬場でのものだ。

そのための宿も、第2の目的と言える。
ジュネからはちょっと離れた村、シャンポー。
朝目覚め、窓を開けると、広大な海とモンサンミシェル。

そのためにこの崖の上のホテルを選んだ。
シャンポー村のホテルと海に浮かぶモンサンミシェルとトンブレーヌ
この旅では、結局直接モンサンミシェルは訪れなかった。
でも、モンサンミシェルが目的であるには違いない。

リュセルヌ・ドゥトゥルメール修道院往復20キロのウォーキングからようやく帰り着きました。
ホテル前で、記念の一枚。
2020.04.10

シフィエントクジスカ通りのポーランド国旗

ワルシャワ旧市街へ中央駅から向かう途中。
官公庁街の様相ではあるが、果たして、国旗を掲げる建物を発見。
シフィエントクジスカ通り ポーランド国旗
旗、または国旗好きであるが、色があると、無機質な街にまた映える。
紅白は、インパクト強くていいですね。
小雨降る街だったが、これはカメラを出そうと思う旗の並びだった。
2020.04.09

サンマウリツィオ教会の小部屋の絵

チャペルにあたる小部屋のような場所も、3面絵に覆われている。
ここまでくると、教会にいる感じはせず、美術館にいるような気分になる。
サンマウリツィオ教会の小部屋
とにかく、壁の至る所、装飾されている。
2020.04.08

夕方のカレル広場にて

夕刻、広場の木々の影が見える緑の地面と彫刻に惹かれて、広場に入った。
彫刻越しにトラムを取ろうと思ったからだ。
ところが、ぼんやりとしたイメージは、やはり写真にならず、行きました!という証拠写真のようになってしまった。
カレル広場から見るトラム
凡人には、なかなか、イメージを具体化できない・・・と言いたいところだが、凡人ではなく、イメージがはっきり浮かばないという少数派のセンスのない人間の一人である。
彫刻の向こうに、ぼんやりと浮かぶトラムの影。
そのイメージでねらうと、何とも味気ない、トラムバックの彫刻写真になってしまう。

で、結局、ひいて撮ることに。

何が足りなかったのか?
それを積み重ねなければ、いい写真が撮れるようにならなそうだが、どうすればいいのか?浮かばないし、浮かぶまで我慢して考える事もできない。
そういう性格なのである。
2020.04.07

Rue Caulaincourt コーランクール通りの坂道をのぞむ

モンマルトルの西と北を結ぶ半周回通り。
起伏もあるので、この通りは長いわりに、坂道や、カーブなど、絵になりそうな場所が多い通りだ。
コーランクール通りの上り坂
ここは、モンマルトル西側のこの通りの出発点からわずかに来たところ。
モンマルトル墓地を越えた通りは、モンマルトルらしい坂道になって登ってゆく。
両側の木は、まるで、通りを彩る照明のように、登る坂道を覆う。
2020.04.06

フォントネー修道院の寝室

修道院の寝室とか、食堂とかでは、この丸屋根と石の柱をよく見かける。
舟をひっくり返したような形。
印象的な形ですね。
フォントネー修道院の寝室
寝室なら、ベッドがあったのか?
床にむしろじゃ、痛そうだしね。

食堂なら、テーブルと椅子があったろう。
皿と触れ合う、金属音が、喧騒に混じって聞こえてきそうだ。

モンサンミシェルでも、回廊脇だったか?こんな屋根の大部屋があった気がする。
2020.04.04

うねる急坂 モルジウカランクへの道

中々の急坂だった。
先を歩く人たちに遭遇。
近くだが、ずいぶん下にいるように見える。
20200403-01.jpg
彼らとは、この後、すぐに別れることになった。
こちらは舗装された本道を行き、あちらは途中で、山道へ折れていった。

小さな自然歩道が、縦横無尽に走る。

彼らは、どこへ向かったのか?
その後に会うことはなかった。
2020.04.03

リュセルヌ・ドゥートゥルメール修道院往還

行きと同じ道を辿って、シャンポー村の崖を目指す。
いつもそうだが、一度通って知った帰り道は、早く感じられる。
木の下に集まる牛たち
朝、行きがけには散らばっていた牛たちがまとまって屯。
牛も暑いんですね。
7月。
入りきれてないですが、彼らも、熱中症を避けなきゃなんでしょうかね?
2020.04.02

スターリン様式って

スターリンゴシック風。
スターリン様式風。
そこから、ゴテゴテをとった建物といった佇まい。
スターリンゴシックの建物
左側の高いビルは、旧社会主義国にありそうな建物だけに、おっと思う。
廃墟ビルだしね。

装飾のないこの無機質なビツを、スターリンゴシックとは言えないものの、スターリン様式とは言えないのか?
同じ分類に入れるべきビルであると思うのだがなぁ。

ポフスタンツフ・ヴァルシャヴィ広場と、シフィエントクジスカ通りの角にて。
2020.04.01

ミラノ 並ぶポスト

この大きさのポストなら、簡単に持って来れる。
ポストひとつでは足りなくなったから、もう一つ。
さらに足りず、もう一つ、追加。
近くに並べておけば、設置の大変さも、回収しやすさも、両立出来る。
3つ並ぶミラノの郵便箱
そんな理由で、ここに並んでいるのだとしたら・・・。
イタリアの人の気質を、この並びが、表しているのかもしれませんね。
日本なら、違う結果に、なりそうです。