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2019.01.18

サン・シンプリチャーノ教会の天井画

壁に書かれた絵のことを、フレスコ画と言うのだと思っていた。
どうやら、あくまで、技法のひとつであって、壁画イコールではなかった。
最後の晩餐は、そのフレスコ画ではないということは、画を見るツアーのガイドさんから教わったことだ。
ミラノ
なんでも、フレスコ画というのは、一気に描き上げなければならないそうで、そういう、描き方自体を、ダ・ヴィンチが嫌って、ゆっくり書いたのだなどと勝手に想像してみると、画を描いた人たちの情感が乗ってきて、絵自体が、”人”の作品として、より身近に感じられる気もする。
ミラノ
さて、サン・シンプリチャーニ教会の聖母戴冠の壁画である。
女性の頭の上に、冠が授けられている絵である。
最後の晩餐とざっくり同じ時代のものだ。
こちらは、フレスコ画。
激しい、虹色のアーチに囲まれた絵は印象的だが、フレスコ画というのは、一気に描き上げなければならないのだから、念入りに準備をしたうえで行ったのだろう。
そんなことを、当時の作業状況なんかを勝手に想像しながら絵を見ると、なんだか、喧騒まで伝わってくるようだ。
空想のなかで、有名な絵を描く演劇を見ているような気さえする。
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