fc2ブログ
2014.09.30

オ・パン・ダンタン その2

再び、このパン屋さんへ。
18区をうろうろしているので、通りがかりで。
パリのパン屋
中に入って、パン・オ・レザンと、パン・オ・ショコラ・オ・ザマンドを注文。
あの、ショッソン・オ・ポムが見えたのだが、今回は我慢で別のものを。

ここのパンは、とにかく、パイ生地感ではなく、パンなのである。
どこまでも、パンらしい。
パン・オ・レザンも軽々しい、サクサクのものではなく、ずっしりと重量感ある、パンである。
パリのパン屋
そして、パン・オ・ショコラ・オ・ザマンド。
クロワッサン・オ・ザマンドのパン・オ・ショコラ版である、
これも、パリのパンやの定番である。
外のガリガリの食感と、しっとりとした重量感ある、美味しくて、あっという間に太ってしまいそうな、好物パンである。
パン・オ・ショコラとは、全く別物の食感である。

これを、サクレクールの真裏の公園で補給し、再び、坂道の散策へ挑むのである。
スポンサーサイト



2014.09.29

Avenue Junot ジュノ通りの紅葉

まだまだ、暑い時間帯もあるパリ。
しかし、涼しい時間帯もあり、紅葉も徐々に進んでいる。
パリの通り
モンマルトルの裏側にある、曲がって丘をめぐるジュノ通り。
ところどろこに夕日が当たり、オレンジとグリーンのトンネルを作っていた。

秋、夕方18時を過ぎたぐらいからが、最も感傷的で、美しくなるモンマルトル。
パリだけの特権じゃない。
日本でも、夕日の時間帯が最も美しい。
2014.09.28

コーランクール通りのパン屋 Maison Laurent メゾンローラン

このパン屋さんも、店構えからして上品。
モンマルトルの裏側、18区のコーランクール通りにあるパン屋さん。
モンマルトルの丘を登る階段の脇に建っている。
パリのパン屋
商品もきれいにディスプレイされているし、パンも美しい。
そして、お値段も、少々張る。
パリのパン屋
ショッソン・オ・ポムは、オーソドックスながら、まるで鏡のように光っている。
写真を撮っていると、目の前を通過する人の人影が映るのだ。
パリのパン屋
口ざわりも上品な、パンをペロリと平らげる。
パリのパン屋
パン・オ・ショコラも上品。
これも、鏡のように光る。
パリのパン屋
驚きは、口の中に入れたとき。
外はパイのようにサクサクだが、中はしっとりとしていて、やさしいパン・オ・ショコラなのだ。
手の中の重量感と、そこからの香りとで、これもまた、幸せを感じるのである。
2014.09.27

サン・ローからパリへ

ノルマンディの旅最後に、サンローの駅付近のレストランで食事。
日替わり定食が、クレープだと思って注文したら、お魚が出てきた。
尾の方のようだけれど、タラではないかと思われる。
食べ物の知識は、子供レベルに達しませんが・・。
ラタトゥイユの付け合せ。
サラダ。
サンロー
サンローから、リゾンへ行き、そこから、パリへ一路。

今年は、2014年。
ノルマンディでは、1944という数字を何度も見る。
今年は、70周年であるから、なおさらだ。

日本は、終戦1945。
だが、こちらは、ノルマンディ上陸作戦の1944の数字が多く見られる。

パリへ向かう列車も、英語を話すお客さんが多い。
サントメールエグリーズの町も、観光客はほとんど、アメリカ人のようであったし、帰り、バイユーからの乗客は、英語というより米語を話している人が多いように感じられた。

ノルマンディの多くの町で、米英加の国旗を見かける。

モンサンミシェル、ムール貝、そんな、観光名所もあるけれど、今年は、ノルマンディ上陸作戦という第二次世界大戦の記憶に彩られているノルマンディーを強く感じる旅だった。
2014.09.26

ノルマンディのリゾン駅にて

ノルマンディは、県ごとにバスネットワークが充実している。
町から町へと、時速100キロ前後でバスがブンブン飛ばすので、鉄道とあわせれば、かなりの路線網になるのである。
しかも、安い。

ノルマンディの、モンサンミシェルがある県、マンシュ県にも、マネオManeoというバスが走っている。
これが1乗車2.3ユーロと激安。
サンローからシェルブールといううような長距離も、この値段だからずいぶんと助かるのである。
リゾン
今回は、宿泊地をサンローに固定。
ここから、このバス路線網を使って、あちらこちらへ行く作戦。
一週間券を購入すれば、もっと安上がりになると思ったのだが、そう甘くはなく、バスで運転手から購入することは叶わなかった。
12回券(10回乗車分料金)を買うことはできたのだが、そこまで頭回らず、今回は、バラ買いで。

写真は、シェルブール方面と、サンロー、クータンス方面の分岐駅リゾンLison。
バスに都合が合わぬときだけ、少々高めの国鉄を使う。
この駅は、シェルブール行き、クータンス行き、カン行き、パリ行き等々、様々な列車がやって来る、しかしながら、無名の小さな駅。
2014.09.25

グレーニュ競馬場にて

ノルマンディの絵葉書は、3つの要素が圧倒的に多い。
ひとつは、モン・サン・ミシェル。
次に、ノルマンディ上陸作戦。
最後が馬である。
それ以外は、その観光地地元の写真などである。
市章やその他マークも馬が多いのだ。
グレーニュ競馬場
その中、湿地帯、グレーニュという町で、少々大きめのレースが行われた。
前日、カランタンの観光局で臨時バス有無も聞いてみたが、小さい村といわれ、はかばかしい返事はいただけなかった。
とういことで、サン・ジャン・ドゥ・デイという町から、延々6キロ歩きということに相成った。
グレーニュ競馬場
競馬場といえば、馬のレースと賭け事ばかりだと思っている人も多い。
だが、もうひとつの楽しみが、このサンドイッチなのだ。
フランスの焼きたてソシソン(ソーセージ)の太いのが挟んであるバゲットのサンドイッチ。
ドイツのそれとは、全く別物だ。
これと、フリット(フレンチフライ)が定番なのだが、こればかりは、パリのパン屋でもそうそう食えぬ。

ポン!と挟まれただけ。
マスタードか、ケチャップか、マヨかを聞かれる。

イベント会場とかでは食べられるのだろうが、まあ、競馬場(田舎の)へ行った人へのご褒美グルメなのだ。
3ユーロの贅沢ランチになるのである。
2014.09.24

サント・メール・エグリーズのビスケット

映画、史上最大の作戦の舞台のひとつ。
落下傘部隊が急襲した、一番最初にナチスから開放されたフランスの町。

その町を訪れて、観光局に行く。
地図をもらう。
地図の説明をしてくれる。
ここが、ビスケットのお店と、最後に指差して教えてくれる。
むろん、地図に載っている。
そんなところがあるのなら、訪れねばならぬ。
サント・メール・エグリーズ
アネル村のサブレも食ったが、こちらも、まあ、その手のお菓子。
ビスケットには、サントメールエグリーズの文字。
もうひとつは、イジニーのバターを使っているとの表記。

どちらも、おいしい、上品なお菓子である。
スーパーのオリジナルブランド菓子を普段食っているから、特別に思われる。
スカスカであったり、パサパサであったりせず、しっかり焼いてある美味しい一品なのだ。

撮ったのは、サント・メール・エグリーズの町のベンチ。
食ったのは、隣、カランタンの町のベンチにて。
2014.09.23

サンローのパン屋さんにて

サンラザール発の電車が遅れ、カンで乗り継げず、1時間遅れでサン・ローに到着。

遅き昼にパン屋で物色。
腹へって、ああ、うまい!
おぉ!さすがに、イジニーのバターを使ったパンは違う!
そう言いたいところだが、舌が肥えておらず、普通においしいパン・オ・レザンを街中で頂いたあと、袋の文字に気がついた。
サンロー
イジニーのバターを使っているパン屋さんなのだ。
ここ以外、この町では行っていないから、他もそうなのかもしれない。

昨年、シェルブールを訪れた時、イジニーのバターのサブレに遭遇したが、イジニーには行けずじまい。

今回も、足がなく、どうやら、行ける可能性は少ない。

エシレバターが、日本じゃ有名になったが、双璧のここも、訪れてみたいものだ。
2014.09.22

シャルトル サンタンドレ参事会教会の壁2014バージョン

シャルトル・オン・リュミエール、光のシャルトルイベントの2014バージョンである。
その、サンタンドレ参事会教会の壁である。
シャルトル
今年は、以前と違って、動きがあるようなデザインが増えたようだ。
シャルトル
今年のバージョンであることがわかる2014の文字。

週末だったからか?お祭り騒ぎというべき人出。
今年は10月途中までやっている。
2014.09.21

ブーランジュリー・ランドゥメンヌ その2

先日お伝えの、ジュールジョフラン駅前の上品なパン屋さんで、今度は違うパンにチャレンジ。
実は、この界隈散策のため、洗濯物を持ってきて、この界隈のコインランドリーで選択。
その間にも、歩こうというわけだが、乾燥機を回す間は、パン屋へゴーになった。
パリのパン屋
実は気になったのが、ドロップス。
今回は甘甘コンビで、自身の好きなフランとドロップスの2つを購入。
パリのパン屋
フランは相変わらず上品で、味も甘すぎず、クリームも上品で、これはおいしい。
その上品さゆえ、飽きが来ない。
パリのパン屋
そして、一番気になった、ドロップス。
スイスなどとも言われる、この菓子パンは、大抵、靴べらのような、ペロリんことしたヘラの形をしているものだと思ったのだが、ここのは違う。
パリのパン屋
ミルフィーユのように、層が会って、周りをチョコレートが取り囲み、中に、うっすらと、クリームが入っている。
それゆえ、そんなに、くどくないし、やっぱり上品。
それでも、フランひとつ平らげたあとに、ドロップスは、甘党でないと、ちょっと大変か?
見た目も、少々びっくりの上品ドロップスであった。
2014.09.20

オ・パン・ダンタン

ジュールジョフランの駅を出て、一本西へ行くと、サクレクール寺院が見える通りがある。
この通りを登ってゆくと、すぐに、何本もの道が交差する、ロータリー交差点が現れる。
この一角に、このパン屋がある。
パリのパン屋
中に入ると、ショーケースではない棚の上にパンが並ぶ。
昭和という時代の町のパン屋にやってきたようだ。
その棚に、指を差すように、これと、これください!と告げる。
パリのパン屋
もちろん、この界隈で食べ比べているパン・オ・ショコラとショッソン・オ・ポムをお願いする。
パリのパン屋
普通のおいしいパン屋さんで、普通にパンを買った。
そしたら、それが、一番旨かった。
そういう手ごたえのパン屋さん。
パリのパン屋
ショッソン・オ・ポムは、パイ生地に模様の少ない、まるで、袋とじされたかのようなパン。
ふふふ、大きな、小銭要れにも見える。
パリのパン屋
ここのパン・オ・ショコラが、この界隈の一番星だったように思うが、ずいぶん歩いたあとで、疲れていたからかな?
パン・オ・ショコラ一推しはここということで。
2014.09.19

ブーランジュリー・ランドゥメンヌ

ジュールジョフラン駅のすぐ西。
上品なパン屋さんがある。
パリのパン屋
この界隈では、有名なパン屋さんなのだろう。
朝8時半に訪れると、あまりに多くの人が、出勤前に並んでいる。
パリのパン屋
1時間の散策の後、再び訪れると、ようやく並ぶ人も、減り気味に。
ディスプレイも切れだし、入れてくれる紙袋もオリジナル。
パリのパン屋
並ぶパンが既に上品なのだが、手にとって見ても、上品さは代わらない。
パリのパン屋
味も、表現するなら、上品の一言に尽きるだろう。
パリのパン屋
ショッソン・オ・ポムは、小ぶりながら、芸術品並のできばえ。
しかも、手にとって見ると、見た目の小ささと違って、ずっしりと重い。
パリのパン屋
持つところを誤ると、手がべたべたしてしまう、定番のショッソン・オ・ポム。
個人的には、このインパクトが、上品なパン・オ・ショコラよりは、いいかなぁ。
2014.09.18

ブーランジュリー・デュ・スカール

パリ18区。
モンマルトルの丘の裏手。
18区役所の目の前に教会がある。
ジュール・ジョフラン駅の目の前だ。
その教会のさらに裏側にパン屋さんがある。
パリのパン屋
モンマルトルの裏手も、クリニャンクール界隈まで結構なスペースがある。
そこを、ぶらぶら散歩しつつ、このパン屋までやってきた。
パリのパン屋
パン・オ・ショコラは、どこにでもあるオーソドックスであるが、その、バターの効き目と、程よい重量感ある生地は、おいしいパン屋のそれだ。
パリのパン屋
パンを買って、近くにある、公園で食事。
同じ発想の人は多いから、たくさんあるベンチも、ほとんど埋まっている。
パリのパン屋
ショッソン・オ・ポム。
りんごのパイは、ごらんの通り、周りの生地がしっかりしている。
普通、サクサクのパイ生地のようになっているのだが、こちらは、そう簡単には壊れない、ずっしりした厚みの周りで覆われている。りんごのソースが、なかからこぼれて、手がべとべとになる心配はあまりしなくていい。
パリのパン屋
これなら、クロワッサン系と一緒に食べても、飽きが来ない。
2014.09.17

ポワシー メッソニエ公園をぬけて

昨日訪れた、ポワシーのメッソニエ公園の先に、もうひとつ公園がある。
そこに、どうやら、お城がある。
このポワシー、ルイ9世の生誕地。
聖王と呼ばれた人で、フランス語なら、サン・ルイ。サンルイ島が、パリにあるが、ルイ9世のことであろう。
ちなみに、英語なら、セントルイスになるわけだ。
その、ルイ9世に関係のある城なのかどうなのか?
ポワシー
今朝、お城のある公園へ向かうと、門が閉まっている。
ピクニック禁止の文字の下に、開門時間が書いてある。
9月は、夕方18時開園らしい。
そんな時間なの?ともう一度確認。
いやいや、入れないんだ!
ポワシー
帰りがけに、再びメッソニエ公園を通る。
すると、背後で、地面に石が叩きつけられるような音が・・・。
わずか、数十センチのところを、どうやら、栗が複数落ちてきたようなのだ。
こわっ!間一髪。
おもわず、海外旅行保険のことが、頭をよぎる。

頭上に気をつけながら、時間の合う夕方にでも、再訪しよう。
2014.09.16

ポワシー メッソニエ公園

ポワシーというパリから30分弱の街に滞在中である。
近所に公園がある。
メッソニエ公園という静かな公園であるが、この池の外周が、ジョギングコースになっている。
ポワシー
地図で、公園があることは知っていたが、さてさて、どんな雰囲気なのか?
毎朝散歩できるものか?
怪しい雰囲気ではないか?

美しい、欧州らしい緑の公園であった。
2014.09.15

シャルトル サンタンドレ参事会教会の壁

ぐるっと1周回ってきた。
最後になったのが、サンタンドレ参事会教会。
シャルトル
ここは、色とりどりの影が映るように、絵が変わってゆく。
壁面が大きいからか?
デザインが、大きいからか?
お菓子の家のようでも、雑なようにも見える。
シャルトル
よくみると、屋根まできっちりデザインされている。
2014.09.14

ラ・ロッシュ・ギュイヨンの丘の上から

お城を越えて、さらに歩いてゆく。
丘の向こう側、ノルマンディ側の風景のほうが、じつは印象的だったりする。
ラ・ロッシュ・ギュイヨン
城を上から眺められれば、達成感と満足感はあるのだが、こうして、予期せぬ美しい風景に出会うと、幸福感が沸いてくる。
パリの郊外にこんな丘が広がっている。
そうは言うが、東京駅から中央線で高尾山へ向かえば、同じような距離だ。
ラ・ロッシュ・ギュイヨン
ただ、見えている風景は違う。
東京は、すぐ手前まで都会が迫っている。
こちらは、点在する集落と丘が広がっている。
ラ・ロッシュ・ギュイヨン
見えているものはまったく違う。
都会と畑。
どちらも裕福の象徴といえる風景には違いない。
2014.09.13

ヴィール競馬場をめぐって

ノルマンディは、とにかく競馬場が多い。
市内のバスに乗って、競馬場へ。
ヴィール
競馬場にはたいてい売っている、ホットドッグ。
スイーツは、フランが多い。
自分も大好きだが、なるほど、男性が好きなスイーツなのだろう、競馬場で良く見かけるのだから。

お昼。
単なるホットドッグではない、フランスのソーセージ、”ソシソン”が入っている。
こいつが2本ばかり入ったホットドッグがうまい。
見た目は、どうもきれいではないが、味は保証できる。
ヴィール
そんなんを食べたので、帰りは元気に、歩きで市内へ戻る。
途中、駅に寄り道。
ステーキハウスの赤い看板がやけに目立つヴィールの駅。

パリからやってくるのなら、鉄道が便利だが、今回は、カンからのため、バスになった。
駅は、あくまで散歩の経由地。
重たい雲の下、どこまでも続く線路といった雰囲気である。
2014.09.12

カルカッソンヌ ふもとの町から

今回は宿を、お城の真下にとった。
東側が正門であろうから、裏門にあたる。
裏門といっても、あの壁へ向かって、坂を上っていかねば到達できない。
カルカッソンヌ
城下は、きちっとした町になっていて、レストランはじめ、生活するに足るお店は存在する。
ここは、いわゆる、カルカッソンヌの現在の市街ではない。
川をはさんで、現在の中心は、もっと西にある。
新市街は碁盤の目のようになっている。
バルセロナや札幌のように。
カルカッソンヌ
まずは、宿へ。

クレジットカードで支払おうとしたが、なぜか、コード認証してくれない。
後でわかったことだが、どこかで、番号の入力間違いを一定回数やっていたらしい。
あんまり記憶にないのだがなぁ。
ふぅっ、もう一枚持っていてよかった。
2014.09.11

Passerelle Simone-de-Beauvoir シモーヌ・ド・ボーヴォワール橋

パリで最も新しいセーヌの橋。
渡るのは何度目かであるが、今にも雨の降り出しそうな空の下、あまり人のいない状況に遭遇したので、独り占めしつつ一枚。
シンメトリーがお得意のフランスであるが、このミッテラン国立図書館まで含めてのシンメトリーではないところが、どうも、フランスらしからぬ気がした。
パリの道
しばしば、南仏の鷲巣村の路地で、ビー玉ころがしの話をしているが、パリにも、まさに、ビー玉ころがしルートのような橋があった。
ポン・デ・ザールも木の板の橋だけれど、そちらは、清水の舞台のよう。
こちらは、飛んだことも、そこに立ってみたこともないけれど、スキーのジャンプの滑走路のようにも感じられる。

秋、曇天から雪は降ってこなかったが、この直後、雨。
急いで渡って、RERの駅へ。
2014.09.10

ソワソンのサン・レジェ修道院

プラプラあるいていると、教会を発見。
なんだか、ゴシック建築と違う。
そのまま、通り過ぎようと思ったのだが、緑と教会を一枚撮っておこうとレンズを向ける。

人影はなく、寒く、しかも、情報があまりない上、雨がしとしと。
散策してみるものの、バッグと傘とカメラでは、まぁいいっか!になりやすい。
ソワソン
どうやら、これは、修道院で、かなり大きく、しかも、ここはソワソン博物館と、サンレジェ修道院博物館が併設されているらしい。
中には回廊があり、なかなか見ごたえある建物のよう。

この写真の反対側へ向かえば、なかなかなアングルで眺められそうであった。

そんなことは、帰国後に知ったこと。

なにも、持たず、調べず旅もいいのかも知れぬが、ちょっと調べておけば良かったかな?
そう思った一枚の写真である。

それでも、行かなきゃ、この修道院と出会ったかどうかもわからず、いってよかったとしておこう。

また、いずれ、ここは訪れる場所なのだ。
2014.09.09

プラハ 続ムハのステンドグラス

ざっと眺めるのも良いのだが、カメラで寄ってみる。
これだけの大作ゆえ、細部を見てみたい。
プラハ
服の模様、服のしわ、葉の色、背景のグラデーション、ざっくりとした、絵のようなステンドグラスなのだが、芸当は相当細かい。
プラハ
暖色系の色使いのエリアはその色の違いで、寒色系もまた同じ。
計算されつくした配色。
プラハ
自分は、フェルメールの絵の布の質感がとてもすきなのだが、このステンドグラスの布の質感も、それと似ていて、ずいぶん心地よい。
聖人の頭部背後の丸い円と、アールヌーボーの丸がふんだんに使われているから、よりやわらかい印象になっている。
美術館へ行っても、へぇーってな程度であった、ミュシャに対する興味が、このステンドグラスで何倍にも膨らむ。
2014.09.08

Rue de la Porte Guillaume ギョーム門通りからの望むシャルトル大聖堂尖塔

シャルトルに着いて、ウール川付近を散策していたが、そのあたりへ戻ってきた。
この道を、道なりに登ってゆけば、大聖堂に到達する。
門をくぐったわけだから、ここは、もう、シャルトルの旧市街ということなのだろう。
建物通りの雰囲気は変わり、場末感は消える。
通りも石畳だ。
シャルトル
シャルトル大聖堂のお膝元であるから、門前町というべきなのかも知れない。
雰囲気としては、城下町のほうがしっくり来る。
大聖堂の威容は、まるで巨大な城なのである。
2014.09.07

ラ・ロッシュ・ギュイヨンの城を上から

シャトーガイヤールの写真だったか?上から眺めると、眼下にセーヌの流れが見える。
ここも、そのシャトーガイヤールに近い位置。
眼下にセーヌが見えるのも同じ。
同じように蛇行して北海に注ぐセーヌであるから、似たような景色もできるのであろう。
ラ・ロッシュ・ギュイヨン
美しい風景というよりは、すがすがしい風景といおうか?
朝の日に照らされ、かすむセーヌと紅葉のラ・ロッシュ・ギュイヨンの城。
ラ・ロッシュ・ギュイヨン
これを撮るために登ってきたのだから、達成感がある。
小さくとも労があれば、報われたという快感を得られるのである。
景色であっても、食い物であっても。
旅は、小さな連続した到達感と達成感に満ちている。
2014.09.06

ヴィールのドンジョン

ヴィールは丘の上にある。
町と同様の名を持つヴィール川は、サン・ローの町へ向かい、そのまま、北海へ流れ込む。
その川の脇の丘の上に街があるわけだ。
そのヴィール川を見下ろす、丘の先っぽに、ドンジョン(城塔)が建っている。
11世紀、ここにあったお城の一部だそうだ。
ちょうど、駐車場のように、公園のように、広くなっている部分の先に、このドンジョンがあるのだから、広場部分はお城だったのだろう。
ヴィール
ノルマンディの歴史は、戦の歴史でもある。
歴史的建造物に指定されたのが、第一次世界大戦前ということだから、その時点で既に、遺構となっていたのかもしれぬ。
いつ廃城となったのか?

戦禍の街で、木々に囲まれながら屹立する塔の遺構は、力強さを感じさせる。
岩を突き抜けて生えたかのようだ。

何を?なのかわからぬが、”やろう”という気持ちにさせられる。
もっとも、その”何を”が具体化していないから、一時的な気持ちで終わってしまう凡愚なのであるが・・・。
よくわかんないけど、がんばろう!と。

旅人は、一時の感情だけに流されやすいのだ。
疲れたり、おいしいものに出会ったりすれば、すぐに霞む程度の決意だ。
2014.09.05

カルカッソンヌ シテへ向かう

シテへ向かって、テクテクと歩いてゆく。
途中、市街を抜けると、オード川を渡る。
その橋から、あの”城壁都市”を眺めることができる。
カルカッソンヌ
橋は新しい橋と、古い橋がある。
その、古い橋の方が、よりシテに近い。
カルカッソンヌ
広い中州になっている緑。
その緑越しにシテを撮る。
望遠レンズで狙うのだが、望遠レンズなのか?望遠鏡なのか?
拡大して覗いてみたかったのだ。
カルカッソンヌ
何人も寄せ付けぬという雰囲気の壁が立ちはだかっている。

一番最初に、おおっ!と声をあげる場所が、この橋なのだろう。
その割には、観光客が多いわけじゃない。
城門あたりまで、バスなどで行ってしまうからだろう。
あるいたら、結構あるのだ。
2014.09.04

Villa Emile Loubet ヴィラ・エミール・ルーベの入り口にて

モンスーリ公園の西側に広がる、19区アメリック地区、ダニューブの一戸建て住宅街。
お屋敷街ともいえる。
この瀟洒な小路が何本も通る界隈をぶらぶらあるく。
ちょうど、一本の通りの入り口に、自転車がとめてある。
パリの道
緑あふれる小路のどこかのおうちへ来たお客のものだろうか?
狭い小路にとめるのも、なんだし、ここなら、地上ロックが可能。
そんなところだろうか?

一本一本、顔の違う小路とはいえ、血のつながった兄弟程度の差しかない。
どこ歩いているんだか、わからない。
こうした、何かでストーリーを考えつつ、音楽と共に散歩してゆく。

ここはパリである。
午後の紅茶ならぬ、午後のカフェで話に花が咲く。

そう思うと、帰りがけに、カフェ一杯、どこかで寄っていこうか?
そんな気持ちになってきた。
2014.09.03

ソワソン サン・ジェルヴェ サン・プロテ大聖堂ステンドグラス

いかにも古めかしい雰囲気のステンドグラスであるが、下の文字を見れば、La Guerre 1914-1918となっている。
第一次世界大戦のことだ。
ソワソン
第一次世界大戦、第二次世界大戦と、フランスは戦場になっている。
とくに、このピカルディー地方は、大きな戦の起きた場所だ。
ソワソン
大聖堂のバラ窓と、パイプオルガン。
中央は聖母だろうか?
ここも立派なバラ窓が存在している。
ソワソン
雨宿りを終え、外に出ると、遠くに、サン・ジャン・デ・ヴィーニュ修道院の塔が見えている。
ソワソン
ぶらぶらと、そちらへ向かい、そして、少し早めに、パリへ戻るとしますか!
2014.09.02

ミュシャのステンドグラス

ミュシャのステンドグラスは、一度、ミュシャという人の絵を観ておけば、すぐ分かる。
ステンドグラスなのだが、これは、いわゆる、絵ですね。
プラハ
ミュシャに憬れて、ミュシャが好きで・・というわけではなく、プラハに着たので、美術館へ行って、この聖ヴィート教会のステンドグラスを見る。
ただ、それだけのことであるが、このステンドグラスは、感動する。
プラハ
全体を写したい。
だけれども、もっと大きく見たい。
取り合えず、上から、順番に写して行く。
プラハ
個人的には、この画家の赤色が好きだ。
華やかで、それでいて、美しい曲線美だけれども、この女性達は、さまざまな赤によって、妖艶に描かれているように思うのだ。
プラハ
多種多様な赤は、ブルーの対比として、何ともいえぬ妖艶さを醸し出している。
50枚ぐらいは写真撮ったろうか?
あんた、そんなに、この人の絵好きだったかい?というほど撮った。
2014.09.01

シャルトル ウール川の夜景

水玉好き、ボーダー好き、ストライプ好き、花柄好き、無地好きなどなど、女性にはあるらしい。
自分には、ボーダーが似合うとか、水玉が似合うとか、そういうものがあるらしい。
ある人が多いということで、皆がそうではないのであろうが・・・。
文字デザインという服もある。
数字や、テキストの書かれた服も結構多いし、そういうデザイン好きもいる。
この橋は、その文字デザインというやつだ。
シャルトル
フランス語なのか?その他の言語か?特に意味のない単語や文字の羅列か?
語学が得意ではない人間にとっては、なんて書いてあるか?なんて、面倒くさくで考えることはしない。
考えなきゃ、”読めない”のである。
日本語なら労力は必要ないが、それ以外は労力を必要とする。
メッセージではない、デザインなのだ!そう割り切る。
シャルトル
水面に映る、石橋と大聖堂。
夜は更けてゆく。