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2014.08.09

カンの城門の上から

カンの城壁からの風景で、最も定番なのが、城門の上からのものだろう。
もっとも、おさまりが良く、落ち着く雰囲気になる。

サン・ピエール教会が見えるのだが、これをすべて入れて広角で撮れば、トラムが小さくなりすぎる。
トラムに焦点を合わせれば、教会が全く入りきらぬ。

両方、ちょうど良いように!とは考えず、ただただ、”見たなり”を撮ることにする。
結果、教会の尖塔は途切れてしまったが、思っていた雰囲気らしくなったのではないか?と思うのである。

結局、撮りたいのは、教会ではなく、トラムではなく、風景ではなく、そこにある、空気なのだ。
カン
城壁の古ぼけた感をみて思い出す。
いわゆる、”味”というやつだ。

フランスでは、古いと田舎は、かならずしもネガティヴではない。

そういっていたのは、アジアや日本人を良く知るフランス人である。

たしかに、新築、新製品、都会というものの対比として、日本のほうが、ネガティヴに使われることも多いような気がする。
フランスでも、新品や、ちょっと先行くものを、”あからさま”に自慢する人もいるけどね。

働くために飯を食う国と、誰かに、おいしく食べさせるために働く国がある。
真逆感性だが、どちらも、そこに、自慢できるなにか、存在証明がある。

日本は、侘び寂びという”味”の存在する国である。
見えない、何かを追求することって、オタクな世界なのだ。
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