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2014.07.26

カーン城下にて

旅と旅行という単語は、どうもニュアンスが違う。

行くあてのない旅はあっても、行くあてのない旅行はない。
旅先の出会いはあっても、旅行先の出会いという言葉は、しっくり来ない。
旅人はいても、旅行人はいない。

逆に、観光旅行はあっても、観光旅という単語は聞かない。

旅という単語には、自由度と個人というニュアンスが強く、旅行というと、スケジューリングと周遊感が強い。
カン
旅は上級者、旅行は初心者。
そんなイメージもあったが、今はそうでもない。
国内、国外にせよ、もう、ツアーか個人手配か?は手段になってきたようにも思われる。
個人で回っても、自分で周遊ルートを作る人もいれば、自由度の高いツアーで、のんびり回るという人もいる。
カン
旅も旅行も、非日常である。
非日常をどう体感するかは、人それぞれである。
たくさん回ることに価値を見出す人もいるし、ゆっくりすることに価値を見出す人もいる。
何で、そんなにせかせか回るのだろう?と思う人もいれば、何で、ほんの少し勉強したり、調べておいたりしないのだろう?と思う人もいる。
非日常を無視して、日常を旅先に持ち込むフランス流もありだ。

ベンチに腰掛けている人を、この日は見かけなかった。
振り返ると、芝生で語らい休む人々が・・。

で、こちらは、あいているベンチを借り、観光局でもらった、周辺の町情報と、ガイドを、さて明日どうするか?と読み漁ることに。
カンの城の壁にもたれかかって字を追っている気分だ。

旅はバランス感覚が現れ出る。
この感覚のずれが、複数人数の旅では、けんかの元になりやすい。
よかれも、無干渉も、おせっかいと無気力に変わって伝わるのである。

かくも、人間は、こころが狭いものなのか?いや、それは自分だけか・・・。
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