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2012.03.31

トゥールーズの道散策2

トゥールーズの街歩きを続けよう。
今日はトリニテ広場付近からサラン広場へ向かう。
まずは、にぎやかにあざやかに蛇行する、Rue des Filatieresフィラティエール通りを進む。
トゥールーズ
フィラティエール通りの右へ折れる道に、大きな建物が見える。
ここへ向かって進んでゆく。
これが、Rue des Polinairesポリネール通り。
トゥールーズ
突き当たりで、ふと右を見ると見えるのが、Rue des Paradouxパラドゥー通り。
ここの街の特徴だが、道がきれいにまっすぐではなのである。
街全体が迷宮なのだ。
トゥールーズ
その要塞のような塔をもつノートル・ダム・ドゥ・ラ・ダルバード教会のある、Rue de Dalbadeダルバード通り。
トゥールーズ
もう一枚ダルバード通り。
まっすぐ行けば、サラン広場に出る。
トゥールーズ
サラン広場から、先ほどのフィラティエール通りへ戻るように伸びるのが、Rue Pharaonファラオン通り。
トゥールーズ
生活感あふれる通りで、雰囲気のいい通りだ。
トゥールーズ
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2012.03.30

パリの街中を行くTGV

リヨン駅を出たTGVが12区のプルードン通りの上を通過するところ。
このあたりを通過するときは、基本ゆっくりであるから、出会えば、撮り損ねることはない。
落書きのある橋桁をわたるところが、いかにもパリらしい。
凱旋門やエッフェル塔が見えるところを走るより、よほどこの方がパリらしいのである。
TGV
この辺りは、ベルシー駅から出た列車も通るのであるが、それが、ここの西側を通るため、リヨン発着の列車は、こちらの東側を基本通るのである。
だから、こうして、目の前に現れてくれるのである。
2012.03.29

Rue du Clos Feuquieres クロ・フキエール通りのシュミネたち

15区の、ちょうど真ん中あたり。
煙突の壁模様が並ぶ通りがある。
パリの道
公園脇の通りであるが、公園は、また別に紹介する。
その公園からも見える建物が舌の写真だが、ここも、印象てきな、風景だ。この通りの顔といえる。
パリの道
歩きつつ、ふと左側をみやると、少し離れたところに、同じような建物が3つ、そろうように並んでいる。
良く見れば、それぞれ向きも形も違うのだが、天に突き上げる3本の矢のようなのである。
パリの道

2012.03.28

Rue Saint-Rustique サン・リュスティック通り

ホームページでこの通りの昼間の写真は載せた。
ユトリロが描いた通りで、個人的にも大好きな構図の道。
路地とサクレクールの組み合わせであるからだ。
モンマルトル
そこへ夜やってきた。
別にユトリロでなくとも、この構図を写真か何かに収めたいと思うに違いない。
2012.03.27

スイス Chur クール レーティッシュ鉄道アローザ線

クールという街は、グラウビュンデン州の州都であると書いた。そんな街であるから、この州の重要交通機関レーティッシュ鉄道の起点となる街なのでもある。
レーティッシュ鉄道アローザ線
そんな街であるから、レーティッシュ鉄道本社もここにある。
クールの街中も、このレーティッシュ鉄道が通る。
アローザへ向かうアローザ線がそれだ。
レーティッシュ鉄道アローザ線
チューリッヒ空港駅で、空港駅から中央駅乗り換えのクールまでのチケットを買った。
優しいおば様が、
「サンモリッツまでのチケットはいらないの?」
と聞いてくれたが、クールまでとしておいた。
クールで降りると、多くの乗客は、この街を素通りして、山岳鉄道へ乗り込む。
なるほど、それで聞いてくれたのかと。
レーティッシュ鉄道アローザ線
翌日この駅でクールからサンモリッツまでのチケットを購入したのだが、ついでにサンモリッツからイタリアのティラーノまでの切符をまとめて購入しておこうと考え、それも伝える。
すると、今度は優しいおじ様が、
「サンモリッツは泊まるのかい?泊まるのなら、切符はサンモリッツ駅で購入しなさい。先に買って、変更するより、その方が絶対いいよ!」
と勧められたので、それに従うことに。
優しさとロジカルが同居しているような国だ。
レーティッシュ鉄道アローザ線
クール着とクール発の時刻を調べておけば、プレスール川沿いに走るアローザ線を撮影することは簡単なのだ。
街中を走る赤い列車と雪積もる山々と町並みは、なんともいえぬ絵を提供してくれる。
レーティッシュ鉄道アローザ線
レーティッシュ鉄道っていうのは、全車指定席になっちゃっている観光列車なのかと心配したものの、そうではなく、普通車輛がついている。地元の脚なのだ。

ちなみに、このクールからチューリッヒ方向へ国鉄で一つ戻ったラントクワルトからは、ハイジ急行が出ている。
ダボス経由でサンモリッツやイタリアティラーノ方面へ向かう。
2012.03.26

凱旋門

毎月第一日曜は国立系の博物館、美術館が無料になる。
だから、どこもかしこも大混雑。
いつも訪れると、地下の入り口に行列のできている凱旋門。
長らく登ったことはなかった。
凱旋門
この3月、第一日曜に訪れてみると、シャンゼリゼ通りも閑古鳥であったのだが、ここ凱旋門も同様。
階段の入り口でおそるおそる
「今日はダタ?」
と聞くと、そうだよ!と。

観光客影のない夜の凱旋門の螺旋をひたひた上っていった。
おそらく、何億枚も撮られたであろう凱旋門の螺旋階段。
そういった写真は撮らないのが身上といいたいところだが、そいつは、二度目以降からね、と一枚。

夜は予定より1時間ぐらい早く、登ることができなくなるようで、ちょうど訪れていたカップルが入場拒否されていた。お店であろうが、美術館であろうが、開館時間=入場できる時間ではないのである。
2012.03.25

Square Desnouettes デヌエット公園

15区にはジョルジュ・ブラッサンスとアントレ・シトロエンという人の名前の付いた大きな公園が二つある。
それ以外の、いわゆる小公園である、デヌエット公園。
パリの公園
ちょうど紅葉時期であったのだが、その向こうの螺旋階段のある建物が、壁のシュミネ(煙突)模様とともに印象的な公園なのだ。
パリの公園
お父さんとサッカーに興じる子供たちの向こうには、フランスならどこでも見かける原色デザインの遊具。
子供はこうした原色好きなのだ。
そういう意味では、日本の公園は色がややおとなしい気もする。
もっとも、日本のお母さんたちが原色嫌いなのに違いない。
子供服でも、どうも、フランスのほうが色が激しいものが多いような気がするのだが、気のせいかどうか?
もしくは、日本は、目立っちゃいけない文化ゆえなのかも知れぬ。
絆と書けば美しいが、村社会といえば、そういい香りばかりではない。
パリの公園
ただ、日本の自然は色にあふれている。
桜も紅葉も、遊具や子供服を圧倒的にしのぐ、色鮮やかさを持っているのだ。
それでも、ここの公園には、フランスには珍しい赤色があったので、一枚。
パリの公園
秋の午後のけだるい物悲しい光は、日仏同じである。
モードを旅から日常にふと戻してみると、旅のスピードが緩まる気がするのである。
2012.03.24

トゥールーズの道散策

先日載せたトゥールーズの広場を巡るように歩いてゆく。
その途中の道の風景をパチリパチリと撮ってゆく。
いかにこの街が赤いのか・・・がわかろうというものだ。

Rue St-Rome
サンローム通り。
キャピトル広場から伸びる南側商店街通りである。
トゥールーズ

Rue des Changes
シャンジュ通り。
サンローム通りを抜けると、この通りにやってくる。
お店の看板が落ち着く分、こちらのレンガ色の建物が印象的になる。
トゥールーズ

Rue des Marchands
マルシャン通り。
商人通りであるから、このあたりに、商館がたっていたのかも知れぬ。
ここは、トニリテ広場から、ポンヌフ方向へ伸びる通り。
富を象徴するかのような彫刻である。
トゥールーズ

Rue du May
メ通り。
歩行者専用である。こうした、薄暗い建物に挟まれたとおりがいくつも存在するが、ここはまた、カーブによって雰囲気がかもし出されている通りなのだ。
先が見えないというのは、怖いもの見たさの興味がそそられるのである。
トゥールーズ

Rue Tripiere
トリピエール通り。
こちらも、歩行者専用部あり。
先に尖塔がみえる。まさにラビリンスといった雰囲気なのだ。
トゥールーズ
道ぶらりは続く。
2012.03.23

メトロ1号線のリヨン駅

メトロ駅もさまざまである。
既に、国鉄のリヨン駅は乗せたのだが、リヨン駅は国鉄だけじゃない。
ここが、メトロ1号線のリヨン駅。
1号線カラーに塗られた鉄の板と柱が印象的な駅なのだ。
鉄部分を彩った駅はいくつかあるが、ここまで徹底的な印象のある駅はここだけかも知れぬ。
パリのメトロ駅
どこもかしこも似た印象の駅ではなく、こうやってインパクトのあるデザインが長年保たれていると、ああ、ここへ来たってな気分になるものだ。
依然載せたオペラ座とオベールの乗換の赤い通路もその一つ。
パリのメトロ駅
それにしても、鉄部分のブツブツと同じデザインの繰り返しをみると、どうも気になっちゃうんだよね。
とくに意味がないところのデザインがあるだけで、駅全体の印象が変わってくるのだ。
同じデザインの繰り返しというのは、欧州らしさかもしれない。
パリのメトロ駅

2012.03.22

Rue de Reuilly ルイイ通りの壁画たち

メトロ8号線が12区を走る。
その上を通る12区の基幹通りである。
メトロ1号線と8号線のぶつかるところ、ルイイ・ディドゥロ駅付近に、この壁ががある。
赤青黄といったコントラスト強い絵なので、インパクトも強い。
パリの道
坂を上るような形でしばらく歩く。
この界隈は、ちょっとしたかわいらしい路地が多い。
スカール・サン・シャルルとクール・アルザス・ロレーヌといったプライベート通りがあるのだが、これらはどれも雰囲気のある通りで、なかなかいい。
パリの道
そんな通りを左側に見つつ、しばらくすると、もう一つ大きな壁画が見えてくる。
温室の植物園的な雰囲気の大きな壁の絵である。
パリの道
とりわけ、何の観光資源があるわけでもない、12区のゆるい坂道。
学校帰りの子供達の間をすり抜けつつドメニルの噴水目指してのぼって行く。
スーパーで買い食いしつつ歩けば、そこの住人になったかのような気分になってくるのである。
2012.03.21

Avenue Junot ジュノ通り

モンマルトルの表西側をぐるりと登ってゆくのがルピック通り。
モンマルトルの裏西側をぐるりと登ってゆくのがジュノ通り。
裏側は観光客の数がぐんと減って、モンマルトルらしい雰囲気に染まる。
とくに夜になれば、地元の人ばかりとなる。人影はまばら。
モンマルトル
どんな写真だったか記憶にない。
しかし、確かこの通りの写真だった。
モンマルトルの夜景。
それを見たくて、この通りにやってきたけれど、記憶の中の写真の場所らしきところは見つからず。
写真そのものが地上から撮影されているとは限らぬ。

それでもいいのだ。ぶらりモンマルトル。
ここが、通りの夜景を撮りたいと思ったきっかけの道に違いないのだ・・・ということにしておこう。
2012.03.20

スイス Chur クール 市内ぶらり

この街はスイスであるが、フランス語は通じづらい。駅やホテルなどでは大丈夫なようであるが、基本ドイツ語だ。
町全体の雰囲気は、基本スキがなく整っている。
アルカス広場が下の写真。
クール
オーベレ・ガッセの家々。
ここを歩いてゆけば、ザンクト・マルティン教会へぶつかる。
クール
教会の裏手を登ってゆく。
ここをさらに上がって行けば、クールの町並みが一望できそうだ。
クール
ザンクト・マルティン教会の向こうに山並みが見える。
市内を流れるのはプレスール川であるが、この街は、あのライン川沿いの街なのである。
ライン川を下って行けば、ハイジの村を通り、リヒテンシュタインを通り、ドイツへフランスへ向かう。
クール
街の道標もかっちりきっちりしている。赤い看板が可愛らしい。
クール
プレスール川沿いに並ぶベンチも赤い。白い雪とのコントラストはスイス国旗そのもの。
クール
レーティッシュ鉄道も赤いし、この国の赤は可愛らしいのだ。
2012.03.19

トルコ航空でパリへ行く3

トルコ航空でパリへ行くに当たって最大の難点は、イスタンブールの乗換時間ではない。
パリ発の時間なのである。
なにしろ7時40分であるから、結構早く空港へ向かわなくてはならないのだ。
しかも、土日になると、RER-B線は朝5時半ごろ北駅を出る電車しかない。
もっとも、それで充分間に合うのであるが。
オンラインチェックインしておけば、座席確保も前日にしておける。もちろん、ボーディングパスの印刷などせずとも、空港で常と同じように手に入れられる。
パリ発の時間は、意外と盲点で、これは、トルコ航空に限らず、欧州航空会社利用だと結構あてはまる。
ラッシュと重なるのも辛いが、早朝も眠くて大変。
トルコ航空
往路、イスタンブールから欧州内へ向かうとき、帰路、パリからイスタンブールへ向かうとき、イスタンブールの町並みを飛行機から眺めることができる。
写真を撮りたければ、待ち構えておくべきだ。乗り継ぐ人たちの特権である。
トルコ航空
帰路、イスタンブールでの乗継が6時間程度ある。
この時間を有効活用してイスタンブール観光と行きたいところであったが、トルコの情報を全く持っていかず、今回は空港内で過ごすことに。
トルコのご飯を食べ、トルコアイスを食う。
どうやらほとんどのお店でユーロ使用可能。
おつりも、ユーロで返ってきたり、足りなければトルコ通貨で返ってきたり。
トルコ航空
日本到着1時間半前ほどになると食事になるが、おや、どこかで見たメニュー。
そうそう、行きにチューリッヒ便で食べたやつだ。メインディッシュは一緒。
トルコ航空
パリの空港でトルコ航空の写真を撮ろうとしたら、「ダメよ!」とお兄さんに言われたので、成田で最後に一枚。
トルコ航空
行きはロシア上空を飛び、モスクワ手前で南下してイスタンブールへ向かったが、帰りは、トルコの黒海沿岸をなめるように飛び、カフカス山脈の南を抜け、カスピ海を越え、中央アジアを抜け、北京ソウル上空経由で日本へやってきた。
2012.03.18

Square d'Alésia アレジア公園 プレザンスの顔

メトロ13号線のPlaisance駅前。
角にある公園とその壁画だ。
この界隈の言わば顔。
パリの公園
公園のなかに、多くの人が戯れるといった雰囲気ではないが、散歩する人、本を読む人、それぞれの時間を過ごしている。公園と言うより、角の緑地帯とったところ。
パリの公園
最近現われたという壁画アートもあるが、ここはだいぶ前から壁画のある場所だ。
1992年のサインがあるから、歴史的といわぬまでも、もう、既に20年という年月が経っているのである。
2012.03.17

トゥールーズの広場たちを散策

キャピトル広場。
トゥールーズがバラの町であるのは、歩いてみればわかる。
細い道から、広い道まで、とにかく、レンガ色。
そんななか、とりあえず、広場を紹介。
まずは、町の中心キャピトル広場。
トゥールーズ

トリニテ広場。
キャピトル広場から、まっすぐ南下して、ポンヌフの通り、メス通りを越えると現れる。
噴水が印象的なかわいらしい広場。奥の出窓部の装飾もズッシリ感。
トゥールーズ

サラン広場。
さらに、延々南下してゆくと、木々のあふれる広場に。
やわらかい生地をはめ込んだかのような建物も建っている。
ここで、東方向へ折れて散策は続く。
トゥールーズ

サンテティエンヌ広場。
サラン広場からは、北東方向。
サンテティエンヌ大聖堂まえの広場。
赤いレンガと、対比が美しいバルの色。
トゥールーズ

ウィルソン広場。
サンテティエンヌ広場からは、北方向。
キャピトル広場の裏、すぐ東側に位置するウィルソン大統領広場である。
真ん中の緑を囲むように、レンガの建物が並ぶが、地上階にはお店がいっぱい並ぶ。
トゥールーズ
次回以降は、歩いた通りを並べてみる。
2012.03.16

ルフェーヴル大通りの坂を登るトラム3号線

パリの国際展示場があるポルト・ドゥ・ヴェルサイユ付近から坂を登ってくる。
背後は展示場関係なのか?新しい直線的な建物があり、坂も一直線なのである。
パリのトラム
この路線の中では、なかなか駅間の長い区間である。
クリーンエネルギーで世界に見直されつつあるトラムであるが、パリも延伸計画中であることは既に述べた。
パリのトラム
秋に撮影したので、天高くであるが、冬は、暗く、そして空が低い。
数えてみれば7両編成と結構長いが、この路線バス時代から混む。
今ももちろん混んでいるが、東京の山手線と同じようなサイズの円を描くように走るわりには、その本数は随分違う。
2012.03.15

Rue Alesia アレジア通り

Alésiaアレジアといえば、ローマvsガリアの最大の戦いの名前である。
その戦いの中心にいた二人が、シーザーとヴェルサンジェトリクスである。
アレジアという場所は諸説あるらしいが、ナポレオン3世が、このヴェルサンジェトリクスの像をその場所に建てたらしい。諸説のうちの一つの場所なのだろう。

ガリアはすなわちケルト。

今でも、ガリシア地方やブルターニュ、スコットランドやアイルランドは、血液型O型、金髪率も多いらしい。
金髪のヴェルサンジェトリクスに対峙する、黒髪のシーザーだったろうか?
そんな画を思い浮かべるのも悪くない。
パリの道
さて、そのアレジア通りとヴェルサンジェトリクス通りが交わるところがある。
その交差点脇に、モンパルナス駅から出た国鉄がアレジア通りを通過するトンネル鉄列柱がある。
この無骨なイメージとヴェルサンジェトリクスを重ねてみるのである。

アレジア通りといえば、ブランドアウトレット通りというイメージが強かろう。
それは、このアレジア通りの東の方。
この付近にはそういった空気は微塵もない。
2012.03.14

テルトル広場

夏は日が長い。
冬は心が寒くなるほど日が短い。
だけれども、夜景を楽しむなら、日没が早くなくてはならぬ。
モンマルトル
昼は所狭しとお店が並ぶテルトル広場も、夜は広々している。
レストラン前の木のシルエットが、葉がなく寒々しいが、その分、レストランたちの光が、広場にこぼれるのである。
夏同じ時刻にやってきても、まだまだ夕方の様相なのである。
2012.03.13

スイス Chur クール ザンクト・マルティン教会

チューリッヒから東南へ向かう。特急で1時間強で到着する。
Churクールというのは、グラウビュンデン州の州都である。
グラウビュンデン州って一体何か?といえば、アルプスの少女ハイジの州なのである。
クール
この街の中心にある教会がザンクト・マルティン教会。
広場の名前もザンクト・マルティン広場。
クール
ここにジャコメッティのステンドグラスがある。
ジャコメッティといえば、細い線の彫刻家のイメージだが、ここで見るステンドグラスからは、シーレやクリムトみたいな印象を受ける。
クール
この地方の出身なのだそうだ。
独特の色使いであるから、教会のステンドグラスを見ているという気分より、絵画を美術館に見に来たような気さえする。
クール
2012.03.12

トルコ航空でパリへ行く2

成田空港からイスタンブールへはボーイング777である。
直行便に乗ったことはないが、この777は、今まで乗った777のなかでもなかなか高級品。
トルコ航空
機内食。どこが美味しい美味しくないという話はよくあるけれど、舌の肥えていない私にとっては、どこのエアラインも50歩100歩。それよりも、折角の経由便だから、その経由地の雰囲気が味わえることの方が重要。
トルコ航空
こちらはイスタンブール到着前。ご飯ありますが、これは日本から乗ってきたゆえの白ごはんでしょう。
トルコ航空
10時間以上の乗継には、ホテルが用意される。
イスタンブール到着20時で翌朝乗継というトルコ航空の特徴である。
むろん、無料。
以前紹介した、ベトナム航空の9時間とか18時間乗換というのも、なかなか変わったものだが、ここも少々濃い乗換だ。
よく分からない不安が、旅の醍醐味でもあるのである。

トランジットの方向へは行かず、一般の人々と一緒に入国審査へ。
荷物はそのまま乗継先へ送ってくれるから、荷物のピッキングもなく、さっさと入国。
入国すると、右へズンズン向かう。
こんなところにあるのかしら?と思う頃、カウンターが見えてくる。
トルコ航空
並んで待つこと1時間。
カウンターでボーディングパスやEチケットやパスポートを見せる。
ボーディングパスは、カウンターで預けることになった。
「隣のスターバックスで待て」との指示。

10分程度待つと、ボーディングパスを持った人が、名前を呼び始める。
呼ばれて集合し、「ついて来て!」といわれ、空港外のバスへ移動。

バスへ乗るときに、一人一人、ボーディングパスを返してくれる。
その後は、先日トルコ航空でパリへ行く1で話したトルコバスの旅が始まる。
トルコ航空
5時にバスが迎えに来るということ、朝4時20分から朝食が食べられるということを聞いて部屋で一息。
飯食って、バス乗って、空港へ移動。
チェックインも何もないから、入国して、ゲートへ移動ってな流れ。
煩わしさはない。
トルコ航空
雨の降るアタテュルク空港から、チューリッヒへ向け出発。
たしか、パリ行きはチューリッヒと5分違いだったから、似たような行動になるはずだ。
トルコ航空
機内食。もちろん、トルコ発の機内食であるのだが、帰国時にもう一度、これにお目にかかることに。

ちなみに、チューリッヒの空港。分かり易すぎ。
入国審査して荷物がすぐ出てきて、エスカレーター降りたところの切符売り場で切符買うと、その下の駅のホームから気がついたら電車乗ってましたってなノリ。
2012.03.11

サンマルタン運河ぶらり

運河をブラブラしていると、少々高いところに地上ロックの自転車が。
ここは可動橋の場所で信号がある。
可動橋は2ヶ所。
サンマルタン運河
こんなところが毎日眺められるアパートがあるのだが、こんな一等地は空家が出ぬのだろう。
エッフェル塔やルーヴル宮やノートルダム寺院、凱旋門が眺められるってなお部屋もあるのだろうが、いやぁ、運河の眺められるテラスでコーヒーなんぞを飲む生活を1週間でいいからしてみたいものだ。
2012.03.10

オルベック寸景 壁

村が古い感じであるから、建物も古い。
いわくつきの有名な建物でなくても、時代が、何世紀も遡るものでなくとも、町に溶け込んで雰囲気を醸し出す壁面がある。
教会の壁と花。
オルベック
納屋風の建物に木組の家。
オルベック
物置小屋のような、長屋の入り口のようなこげ茶の壁に、木組の家々。
オルベック
穴で模様のついたレンガの壁に、後に、穴あけて作られたのだろう、並ぶ現代のポストたち。
オルベック
木組の家に、フランスらしい、細かすぎないレースデザインのカーテン。
オルベック
木組の家の脇にあった、青み掛かった板の扉。
Ebenisterieは、木工品という意味のようだ。さりげない渋い色。
オルベック
古いもの、新しいもの、いろんな色が、あふれて、今の村の風景を形作っている。
2012.03.09

ブルターニュの野を行くTGV

ブルターニュのドル・ド・ブルターニュ近郊をサンマロへ向かうTGV。
ルマン、ラヴァル、レンヌ、ドルと経由してサンマロが終点。
レンヌ、ドルでは、世界遺産モンサンミシェルへの乗換日本人乗客を多数降ろして、この時点ではだいぶ空席が目立つ状態になる。
ドルTGV
ドル・ド・ブルターニュから、北方向へ延びる、シュマン・ヴェール、緑の道という、作家シャトーブリアンも歩いたらしい畑道。
その脇を疾駆する。
TGVも通れば、TERも通過する。
近くに変電所らしき小さな施設があるが、そこでカチカチ音がするので、列車がやってくるのがわかる。
2012.03.08

モンサンミシェル雨晴れ雨晴れ風

先日訪れた世界遺産。

モンサンミシェルモンサンミシェルに到着すると突然の通り雨。
しばらくすると、太陽がモンサンミシェルを照らす。
門の前にロードバイクが一台。自転車でやってきた人だろうか?
モンサンミシェル
城壁に上がると突然の雨。
あわててお店に駆け込むことに。

一日中強い風。

夜景を撮りに出かけると、どうやら、雨がだいぶ降ったような水溜り。
ここで夜景を撮ろうと思うのなら、近づいて近づいて、感度を上げて、どこかに固定して撮影が必要だ。
最大の難敵は、この海域を吹き荒れる風であった。
2012.03.07

シャンゼリゼ通りを上る

先週まで暖かったのであるが、今週から冷える。
雨も降っているのだが、南仏からこちらへ移動してくると、基本気が滅入る。
雨上がりの夜へ、散歩でシャンゼリゼ通りへ。
シャンゼリゼ通り
見てのごとくの、閑散とした、フランス随一の有名通りである。
凱旋門へ行って、上って見ることにしたが、いつも列している人気観光地も、ガラガラであった。
天気と気温のせいだろう。

独り占めできたような、少し寂しいシャンゼリゼであった。
2012.03.06

カーニュでソッカを手に入れようと

この地方の食べ物に、ソッカというピザ風の食べ物がある。
ピザのようなボリュームはない。ピザの生地みたいなものだけの食い物であるが、多量に入れてもらえる。
これを夜買いに行くと、
「今はない、20分したらできる。」
そういわれて退散し、翌日夕方出かけると、
「5時から焼くから。」
といわれ手に入らず。
カーニュ・シュル・メール
仕方なく購入したピザを、カーニュの海辺で食う。
名物の黄色の教会前のベンチで食う。
イタリアでピザを食ってからここへきたら、それは美味しい代物ではないが、パリのピザよりマシな気がする。

すくなくとも、持った瞬間に生地が曲がって、デローン!とチーズその他が落ちてしまいそうなピザではなかった。
2012.03.05

マントンぶらり

レモン祭りがあるというので、そいつを見にマントンへ向かう。
観光局で資料をもらうと、なんと、本日は20時半からのパレード。
しかし、滞在地のニース隣町のサン・ローラン・デュ・ヴァールへ戻るには、そんな時間に電車がない。
コートダジュールと一口に言っても、ニースとマントンでは40分50分の移動時間が必要なのだ。
マントン
あきらめて、街歩き後にコクトー美術館へ向かう。
以前一度行った事があるので、場所は分かっている・・・つもりだった。
入ってゆくと、
「もっと向こうに大きいコクトー美術館があるから、そちらでチケットを買いなさい。そのチケットでこちらも見られます。」
時間は既に夕方で、見ている暇はない。

夕日を見に階段を昇って墓地へ。
ここも、18時終了だから、あまり時間は無い。
門番の笛が5分前を告げるのを聞いて、墓地の外へ。
もっとも、夕日が山並みに消える方が待っていてはくれなかった。

海沿いをさらに駅から遠ざかるようにブラブラ歩いて振り返ると、まるで鷲ノ巣村のように固まる、マントンの街が見えた。
2012.03.04

ニースのカーニヴァル

ニースのカーニヴァルの花合戦というパレードに入った。
入場料は10ユーロであるが、もっとお金を払ったら、座席部分に座れる。
座れる座れないではない。
立ち見の10ユーロ側は、逆光席で、座席部は、順光席なのだ。
したがって、立ち見席からは、パレードの出し物が通りすぎてから写真を撮らないと、逆光シルエット写真になってしまうのである。
ニースのカーニヴァル
もちろん、この写真も通り過ぎてから撮影。
花に飾られた山車から、お姉さん達が、ミモザなんぞを、観客席に投げ込むのである。

こうしてパレードに出場した人達が、そのコスチュームのまま、街中をぶらりしていたりするのである。

2012.03.03

コアラズ村へのバスで

フランスで最も美しい村協会登録のコアラズ村へ向かうバスの話だ。
ニースのヴォーヴァンにあるバスターミナルで行きのバスを待つ。
コアラズ村と告げて、バスに乗り込むと、バスの運転手に
「ジャパニーズかい?さよなら!、ありがとうございます!」と。
日本語ちょっと知ってるよアピールである。
アジア系なバス運転手であったが、このお兄さんが優しい。
コアラズ
運転も荒くなければ、道もきっちり譲る。
こちらの帰りのバスも心配してくれれば、本日はコント村でバス乗換になる事も教えてくれる。

バスを乗り換えると、運転手は先ほどのお兄さん。
コアラズ村までは、九十九折の難路。
切り替えしながらバスは進む。

途中から見えてきた、コアラズの鷲ノ巣村に到着すると、お兄さんが一言。
「この道はホント危険なんだよ。僕は今日始めて運転したんだけどね。」
初の客になったわけだ。

帰りも、同じお兄さんの運転で、ニースまでの旅であったが、バス酔いし易いこちらも、心地よく、終点まで。
2012.03.02

ニースのクイックで

ニースで少し遅めのお昼。
とりあえず目に留まったファストフードのクイックへ。
で、注文をするが、ポテトだけ置かれた状態で、待てど暮らせどバーガー類は出てこない。

暫くすると、中から、こちらの注文を聞いた姉ちゃんが私服に着替えて、カウンターの外に出てくる。
一体どういうこと?
平気な顔して通り過ぎようとする姉ちゃん店員に向かって、カウンターのトレーを指差すと、
レシートを見せろといい、それを見ながら、笑いながら、
「あのバーガー出してやって・・、あと飲み物のコップも。」
だって。
感じ悪!
ニースのカーニバル
怒りを抑えつつ、カーニヴァル会場を横目に通り過ぎる。

カーニュ方面行きのバス乗り場に行ったのだが、カーニヴァル中でそこにバスは止まらない。
別の場所へバス停が移動したと書いてあるのだが、そのバス停がどこにあるんだ分からない。

すると、一人のお兄ちゃんが、まっすぐ行って左と教えてくれる。
同じ方向へ歩いてゆくと、もう一度、曲がるコーナーを指差しながら、あそこを左と教えてくれる。

嫌なやつもいれば、優しい人もいるのである。