2011.08.31

Square Charles Péguy シャルル・ペギー公園から雑草聖地へ

プロムナード・プランテを途中、右にそれてゆくとシャルル・ペギー公園というのがある。
スカール(Square)であるから、そんなに大きくはない。英語で言うスクエアであろう。
シャルル・ペギーと言う人は、詩人であるが、名前は知っているものの、どんな人かは全く知らぬのである。

プロムナード・プランテが途中で分岐するのには訳がある。
まっすぐ伸びる通常の路線は、ヴァンセンヌ方面へ伸びて行くのであるが、この分岐線は、実は、パリ環状線(プティット・サンチュール)に合流するのである。

その合流地点の三角部分が公園になっていると思ってもらえばいい。

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この何の変哲もない公園、その線路跡でああろうカーブ沿いをぶらぶら歩いてゆくと、橋が見えてくる。
線路があったはずの橋だ。
ここに、この先、プティット・サンチュールとの合流地点が、Le Sentier Natureという(自然小道)になっていますよとの案内版があるのである。
無論、市が建てている看板だ。

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で、入ってゆくと、雑草の生い茂る中、ビーチベットを持ち込み、日光浴しながら読書にふけるおばちゃんやら、散歩のおばちゃんやらが、結構いる。
日本なら、どうみても雑草の生えた不毛の土地にしか見えぬのだが、パリにおいては大事なのであろう。
カメラは向けられぬから、写真はないが、雑草生い茂る中のおばちゃんの写真撮っても・・・である。

その奥には、落書き小屋かと思いきや、ドメニル小学校の子供達の菜園がある。

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このLe Sentier Natureの村長に挨拶は欠かせぬ。

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さらに、線路跡は続くよを歩いてゆく。
整備のされ方は微妙だが、”自然と言うのは、できるだけ手をくわえてはいけないのだよ!”と管理人に言われそうである。
もっとも、フランスの場合、花、花、花とゴテゴテにした公園が多いから、雑草公園は貴重だ。
赤よ!ピンクよ!黄色よ!ほらほらほら!!という公園がお好きな”まあ、きれい!”というマダムもいらっしゃるだろうが、そういう方は、バガテル庭園辺りに出かけた方が良く、ここはお勧めしない。
いや、来て欲しくない、雑草聖地には。

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奥の行き止まりの金網の上からのぞけば、そこには、在りし日のプティット・サンチュールの寂びたレールが見られる。

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ベンチである。おそらく、東部鉄道会社線からプティットサンチュールへ伸びていた”マニア垂涎?のレールを使ったベンチ”である。
こんなのが、パラパラと設置してある。
パリで唯一合法的に線路に座れる場所に違いない。



手前の整備されたお花の公園には、若いお母さんと子供達に溢れている。

奥の雑草公園には、少々年齢高めの方の散歩コースである。
整備されていない、生のパリの土を感じられる場所だからなのであろうと、一人合点しているのである。
昔はね、こんなところが一杯あったのよ!なんて懐古できる場所なのかも知れぬ。
村長も天敵子供のいないこちらの村がお気に入りに違いない。

そして、ここが唯一のパリ廃線鉄道公園・・・ふふふ、線路ベンチだけだが。
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2011.08.30

Rue des Vignoles ヴィニョル通りのスポーツままちゃり

パリの20区。
ヴィニョル通りの中ほどである。
停めてある自転車の向こうに、パリのゴミ箱の山。
このコントラストに一枚パチリといくと、丁度歩いて飛び出してきた、若き可愛らしいパリジャンが。
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この界隈では、通りにゴミ箱がずらりと並ばず、特定の場所に、ゴミ箱置き場のように束になって置かれるのを良く見かける。
雑なようで、ルールがあって、その範疇から飛び出ないのがフランスなのだ。
おそらく、これはA型の血で、ゲルマン民族大移動由来であると思っている。


丁度、この近くには学校もあるし、学校の終了時刻のようだったから、お母さんが子供を迎えに来た自転車なのだろう。
サドルのビニールが雨にサドルに開いた穴から雨がしみないように工夫されているような感じは、日本でも昔良く見た光景だ。
ママチャリ文化ではないフランスでは、こうした、スポーツタイプのチャリンコに子供用椅子やカゴやら付け足すのが普通だ。


日本と変わらぬ生活感が漂うのだが、顔全面を覆うサンバイザーをつけたおばちゃんがチャリに乗っているのを見たことはない。
2011.08.29

NOUGATINE ヌガティーヌ

今回は、LUのヌガティーヌとリーダープライスのヌガティーヌのクッキーを食べ比べてみる。
ケースが縦型デザインなのは同じである。
マークがLUとLEADER PRICEという違いがあるが、このブランドイメージの違いは確かに大きい。
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中の包装も、高級感溢れるつくりと、さすが格安の殿堂リーダープライスである。
当然、値段は、全く違う。
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中身であるが、LUの方が、全体的に厚みがある。外側まで厚みのあるコインのように平らである。
リーダープライスは、普通のクッキー型である。外側に行くほど薄くなる。
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そして、肝心のお味。
ヌガーがお好きな人は、明らかにヌガーらしいLUおすすめ。
ヌガーっぽさはないが、普通にクッキーを食べていると思えば、リーダープライスも全くイケル。

食べ比べちゃうと、さすがLUは看板に偽りナシである。ただ、ヌガー嫌いの人はダメね。最初から、手に取らぬだろうけど。
2011.08.28

Bola de berlin ボラ・ドゥ・ベルラン

本日も、Maître Painの話ですが、一日頑張ったご褒美に、カロリー補給と申しまして、スイーツを手に入れるわけです。で、フランス人の書いた手書きの商品名を何とか読みつつ、注文するわけです。
その場でゆっくり紙に字を書いている時間は無いから、頭の中で、推測される(どこに限らず、外国人の書いたアルファベットは慣れぬと読めぬ)つづりと音を繰り返し、帰ってからネットで確かめる。
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今回はBola de berlinだったわけですが、Bolaがballe(ボール)じゃないの?とかいろいろ思いつつ、検索してみると、一発で画像が出てきた。
ああ、Bolaで合ってんだぁ。


先日から、メンズスイーツと、レディーススイーツの違いのことを言っているけど、おそらく、こいつも、メンズでしょう。砂糖に、ボリューム満点のカスタードクリームガッツリの手のひらサイズの菓子パンというべきか。


日本語で書かれたページが少ないと言う事は、きっと、女性に評判がよろしくないに違いない、と勝手に解釈。
甘さ、ボリュームが重過ぎるスイーツなのに違いない。
Beignet(ベニエ)という揚げパンみたいなものもあるが、そいつもこうしたカスタードインのものもあるが、こちらの方が圧倒的存在感で、手を出しづらい人も多いに違いない。


もちろん、わしは大好物ですよ。こいつのアンコ版もあってもいい。Bola de Oguraってなものもね。
ベルランというぐらいだから、きっとドイツ・ベルリンのスイーツなんでしょうかなぁ。
カレー味のフランクフルトだけじゃ、きっとないのね。
2011.08.27

メトロ3号線 ガンベッタ駅

ガンベッタ広場ではなく、ペールラシェーズ墓地脇のガンベッタ駅入り口からはると、駅のホームまでだいぶ歩く事になる。
そうすると、中々見られない、メトロの線路正面を見る事が出来る。110827-1
隣駅のペールラシェーズ駅では、先日もお伝えしたとおり、スリにご用心の日本語放送がメトロ駅内で行われるのだが、ブルーライトをみると、暴漢よ落ち着きなさい、スリさんよ、落ちつきなさいよライトなのかと思うのである。
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まさか、フランスで、自殺防止のブルーライトではあるまい。

それはそうと、それはそうと、青いライトは、ちょっと幻想的な雰囲気をだす。

そういえば、何年か前に新型車量になったメトロ3号線って、車内も青いLEDライトがついてますなぁ。
2号線も、味気ない新型車両になったのと、その2号線と3号線の交差点、ペールラシェーズでの日本語放送といい、メトロ内犯罪発生率と関係あったりしてねぇ。

カメラなんかも、肩からブラブラなんてのは、あまり勧められないとパリジャンから言われた事もありますね。
日本じゃないので、おフランスのおパリのおメトロといっても、日本のように、気を抜かぬようにね。
2011.08.26

プロムナード・プランテの廃線トンネルたち

さてさて、プロムナード・プランテを、まだまだズルズル歩いてゆく。
個人的には、バスティーユ裏からの、高架上部分より、地上に降りた廃線跡の方が好きだ。
いかにも、跡っぽく、そして、公園らしいのである。
プロムナード・プランテをまたの名Coulée verte(クーレ・ベルト)(緑道)とも言うが、こちらこそ、緑の道である。
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バスティーユからルイイ公園にくると左斜めの折れる。
折れて暫く行くと、トンネルが現れる。
入っちゃっていいの?と一瞬ためらうかもしれないが、トンネルの中は外から見ると暗く見えるが、入ってしまうと、何なに?ここという、壁に石のオブジェ。
ディズニーランドでもなければ、アナハイム・エンジェルスの本拠地でもない。
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高架上と違って、こちらは、自転車も通行可なのだ。
丁度雨上がり。光る路面が、パリの光を反射する。
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石積の壁は、ここが鉄道跡だった名残だ。
トンネルを抜け、パリの街の谷を抜け、列車は東へ行くよ!ということだ。
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昔なら、職員の人は国鉄社員だったのだろう。
今はきっと、公園の管理のパリの職員に違いない。
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ここのトンネルは、丸トンネル。
中央分離帯は、歩道と自転車道を分ける境目だ。
ここをチャリで抜けるまさに、12区パリの自転車裏道なのだ。
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四角い屋根に、オレンジのライト。
なんだかねぇ、ウィスキーの蔵にでも入ったかの気分。
フランス産、ブルトンウィスキーロックに舌鼓の晩と行きますか!


鉄道好きにも、公園好きにも、ジョガーにも、ウォーカーにも、パリにこれほど変化に富む公園はあるまい。


言っときますが、生半可に、行って来い出来る距離じゃありませんよ。
ざっと、シャンゼリゼ通りの倍の長さはあります。
途中でぬければ、いいんだけどね。
2011.08.25

マルセイユ21 レスタックぶらり

だいぶ前の写真ではあるのだが、そんなにきっと変わってないと思われる。
たんなる、ごみごみした、ホコリっぽい通り。
南仏もそうだが、個人的フランスのイメージは基本”乾”である。
だから、”鉄”のぶつぶつも好きだが、”乾”イメージも大好きなのである。
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なんとなく、下の写真を見てもらえれば、ユトリロっぽさが分かってもらえよう。
多くの人は、単なる通りにしか見えぬが、乾いた空気感になんとなく、感じるものがあるのである。
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南仏の場合は、その石灰質な大地に由来している”乾”部分も多かろう。
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この”乾”が好きだったかどうか?それは分からぬが、この地で絵を描いた画家が二人いる。
ブラックとルノワールである。
個人的イメージであるが、ブラックは"乾”でルノワールは”湿”である。
ユトリロは”乾”であるが、モネは”湿”である。
良く比較される印象派、ピサロ、シスレー、モネを並べれば、最も”乾”なのは、シスレーであると感じている。
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この”乾”があるからこそ、雨の降った”湿”がとても味わい深いものになるのであると、一人合点している。
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乾いた風は、嫌なことも何もかも吹き飛ばしてくれる。
しかも、場末感、寂寥感一杯であるが、同時に人の香も運んでくる。
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長い間に水分を失った古いものと壊れ行くもの、水気の失われた場所に新しく開拓されるもの。
それらを吹き抜ける風は、ホコリっぽくとも、決して砂漠を吹き渡る風ではない。
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疲れたとき、乾いた空気と、乾いた風景は、心を洗浄してくれる。
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フランス”乾”風景オタクの出来上がりである。
ブラックの絵は、必ずしも”乾”ばかりのレスタックの絵ではないが、再度絵を観てから、この風景を眺めると、有名人の力といおうか?不思議と違って見えるのもなのだ。


そういえば、この付近には、鉄道が走っている。
上方のアーチ型の橋も鉄道だが、アレを越えると、また、ブラックの描いた風景に行き当たる。
そこも、鉄道の走っている場所だ。
きっと、レスタック駅で分岐するのだろう。

昔は、そこをTGVが走っていたが、いまは、もうそこを走ることはあるまい。
2011.08.24

ルイイ駅

パリの国鉄駅そのままの雰囲気を残す。
しかし、ここは廃線になった、東部鉄道会社のバスティーユの次の駅である。
先日から、公園として紹介している、プロムナード・プランテの途中にある。
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中は現在も使われているが、おそらく、市の建物か何かになっているのだろう。
現在も駅として使われていたと仮定すると、その立ち居地は、サンラザール駅の次、ポンカーディネ駅17区のような存在だったに違いない。この路線の役割は、東駅から伸びるSNCFやRER-E線に取って代わられた。
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駅舎の雰囲気は、パリ環状線のPetite Ceinture(プティット・サンチュール)の一部を使用する、RER-C線の16区の駅舎に雰囲気が近い。
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ここもドメニル大通りに面しているのだが、この辺りから、ドメニル大通りとは、別れを告げて、RER-A線のヴァンセンヌ方向へ曲がってゆくのである。
駅舎の裏側へいって、往時を妄想するのが、刹那の喜びとなる。
2011.08.23

モンパルナスタワーの眺め

パリ12区からのモンパルナスタワー遠望である。
丁度セーヌ越しのショット。


置いてある自転車の写真は、簡単に撮れるものだが、乗っている自転車と風景写真になると、なかなか難しい。
丁度、自転車の親子三人組なんぞを見かけたので、モンパルナスタワーを借景にパリの写真なんて思っていたら、目の前を車が横切りまくりで、思うように行かぬ。


で、結局、まともな写真なしであったのであきらめていたら、次の信号待ちでも、スタイル抜群のお兄さんがやってきた。で、うまいこと目の前の左折車をやり過ごし、一枚。


後で見たら、たいした写真じゃないんだけど、車の間を抜くシャッターチャンスをモノにしたその場の爽快感はすばらしい。後の、ガッカリ度も高くなるわけだけど。
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日本じゃ、自転車では、右側走ろうが、左側走ろうが自由だと思っている人も多い。実際は違うのだけど。


フランスの場合、自転車専用レーンは車道になったり、歩道になったり、うねうね折れ曲がる。
そして、そういうものがなければ、車道が基本である。
もちろん、日本と逆で”右側通行ですよ!”


日本でも、バイクか車運転するような人でないと、交通ルール意識的に、フランスでの自転車は危険かもね。
自転車通行禁止の標識なんかも、フランスでもある訳だけど、実は日本にもあるのです。高速道路以外ですよ。
日本じゃ、個人の敷地でもなければ、道あるところは、どこでも行っていいと思われているから、自転車運転中、意識して道路標識見ている人いないでしょうけど。
2011.08.22

Langues de Chat

Langues de Chat ラング・ドゥ・シャ
ネコの舌である。
形が似ているからなのだろうが、それを食べちゃうなんて、チョッと痛い痛い名前。
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フランプリで手に入れた、リーダープライスのものだが、価格も安いし、まあ、よくある定番クッキーである。

こういったお菓子は、箱から出して、すぐ食べてはいけない。
皿か何かに必要分取り出してから食べないと、やめられない、止まらないになってしまう。
特別、何って訳じゃないところが、止められなくなる理由なのだ。


因みにコーヒー必須であるが、コーヒーはリーダープライスのものと、ネスカフェなどとは、だいぶ違う。
コーヒー味のお湯と、コーヒーの違い。
おそらく、香りの問題が大きいのだと思う。

コーヒーの国にきたのだから、ここぐらいはチト良い奴を手に入れて、Langues de Chatのお供にしたいところだ。
2011.08.21

サンドイッチは具だくさんが基本

まあ、観光地において、ベラボウな値段の、フォーク一刺しで全てが付いてくるゴムパスタを食らうのもいいかも知れぬ。
大金持ちなら、毎日☆つきレストランのランチを事前に予約しておくのもいいかも知れぬ。
折角パリにいるのだから、フランス屈指のパン屋激戦区のパリで、パン屋でお昼物色と行きたいのである。
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本日もMaître Painが舞台であるが、そこでパン屋定番のパン・オ・ショコラと、サンドイッチを手に入れる。
パン・オ・ショコラは、普通に美味しい。
無論、パリ・エキナカパン屋とは訳が違う。

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サンドイッチは具だくさんが基本である。美味しいと話題のサンドイッチ有名店でも、こぼれんばかりの具が、ショーケースを飾り、それが、一種看板なのである。

「シーチキンください!」
と指を差したら、

「鶏肉よ」
と。

「じゃ、それください。」

手も口も不器用(すなわち、脳が不器用)な、わしは、こぼさず食べることは不可能である。
床も口の周りも手も汚れるが、ああぁ、大満足のランチとなるのである。


二つも食べたら、そりゃ、きっと、だいぶ歩かなきゃでしょう。


数ユーロの贅沢ランチが、そこここに転がっている。
2011.08.20

Bel-Air メトロ6号線ベレール駅

12区の住宅街をふらふら歩くて、さてさて、帰ろうとメトロ駅へ地図を見つつ向かう。
6号線は基本、旧城壁跡を走っている。
城壁の変わりに、現在はメトロがあるわけで、走っているところはブールヴァール(大通り)である。
だから、地上を走っている部分が結構多いのである。
スペースの問題であろう。
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で、たどり着いたブールヴァールには、壁面がでんと構える。
その脇に、レンガの四角い建物が・・・。
どこにも駅表示はないが、こいつが駅だ。
中を見ると、黄色と緑の自販機のカラーが見える。これが、ある意味標識代わりかもしれない。


もっとも、こんなところは、住人しか使わないから、よそ者のために、メトロ駅はここですよなんて、余分なものは必要ないのかもしれない。
パリ広しといえども、駅名もメトロマークも見えぬ駅舎はそうあるまい。
ここしか、出入り口がないはずなのだ。
何も書いていない地下へもぐる階段は、他の駅じゃあったりするけどねぇ。


なんだかねぇ、この駅は、東急大井町線のような、東急世田谷線のような、そんな雰囲気もするのである。
せたまるのシールは見られないけどね。


完全なる外国にて、日本と同じような空気を感じると、不思議とホッとした気持ちになるのよね。それも、”外国”でなければ感じることはできないんだけどね。
日常の空気感が近いことを知ると、ちょっとパリが近い存在になるかもしれない。
2011.08.19

Promenade Plantée プロムナード・プランテの新しい建物たち

本日はプロムナードプランテ12区の左右に見える、新しき?フランスの建物たち。
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マス目状になった建築。新しい中でも古めの建築だろう。枠に当たる部分の幅が広い。
その分、そこに色が付くから、建物の色イメージの濃い建物になるのだが。

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レンガの建物だが、明らかに新しい。
レンガと言うより、コンクリートにタイル張りなのだろう、きっと。
でも、日本のタイル張りの建築物とは、明らかに一線を画する。
やっぱリ、こうした欧風建築は、地元に一日の長が在るに決まっているが。

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先ほどと似た、黒っぽい枠の建物だが。ガラス部分の割合が増えて、沸く部分が細い。
これでも、建物の色イメージは失われない。
現在の建物は、もう、総一面ガラス張りに近くなっているから、徐々に、ガラスとガラスの境目が細くなっていったのだろう。

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新しい建物ばかりでなく、シュミネ(煙突)跡がみえる、パリらしいアパルトマンも見られる。

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散策路の中間点、分岐点、ともいえるあたりに近づく。
アパルトマンの間の細い迷路のような路地を抜けると、先日紹介したルイイ公園にぶち当たる。
ここで、左に廃線跡の公園は折れるのである。
日本にもありそうなコンクリート建築だが、微妙に無駄が多く、それがデザインになっているところが、フランスらしい。日本の分譲マンションなら、こうした無駄部分を減らして、その分値段を下げろ!となるのかも知れぬ。
2011.08.18

ランスへ 荷物は軽めの方がいい

サンレミ聖堂の帰路である。

実は、サンレミ聖堂裏の公園で、デジタル一眼の交換レンズをお手玉してしまい、35mmレンズが手負いになってしまったのだ。
太陽が現れ、気分新たに、歩け歩け再開!


この界隈は、ポメリーPommery、ヴーヴクリコVeuve Cliquotなど、有名メゾンが並ぶ。
写真はテタンジェ。
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他のカーヴに目移りするも、既に余りゆっくりする時間はない。
このあたりのカーヴはまた次回。
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今回の目的は街歩き。
帰りは行きと違って、バルバトル通りRue du Barbatreを通って戻る。
目的は、大聖堂の背後からのヴュースポットへ歩いて出るため。
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だいぶ晴れてきた。
晴れるのはいいのだが、こちらの体力も奪ってゆく。
いやぁ疲れたな!と思ったころ、デンと現れるランスのノートルダム大聖堂。
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似たような写真をついつい撮ってしまうものですな。
帰路は、これに出会う感動のためだけに歩いたようなもの。
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トー宮殿の脇を抜け、正面へ。
微笑みの天使に別れを告げ。
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さらにぐるりと街をぶらつきながら、駅へ。
Rue des Préauプレオ通り越しの大聖堂。
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派手なHôtel le Vergeurの屋根の見えるフォラン広場を抜け、
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3世紀というマルス門Porte de Marsを横目に見つつ駅へ。
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そして、ランスの旅は終わりましたとさ・・・とは行かず。


この帰り道、途中で、あまりのしんどさにカフェでお茶をし、ワイン屋のおばちゃんと雑談し、目的のワインが手に入らずにテタンジェを2本購入し、さらに重くなった荷物を引きずりつつ、息も絶え絶えに、駅にたどり着いたのである。


いやいや、リュックの中に、競馬場横のスーパーで買ってしまった、格安パスタ1キロとパスタソースの瓶とパンも・・・で10キロ超の荷物になっていたのである。
そんな物を持って、よくまあ、ブラブラ、サンレミ聖堂まで行ったものだ。


少々早いながら、切符売り場の列に並び一本早いTGVに予約変更してパリに戻ろうと決めた。
ようやくまわってきた順番であったが、窓口に行くと、
「あなたの切符の一本前のTGVは今行っちゃったばかりだよ、あなたのチケットのTGVが次の列車だよ!」
と。


何事も、日本以外では余裕が大事。
ふふふ、もう動けず、次まで1時間半、駅のベンチで、かばんの中のパンを食らう。
よく見ていると、皆、時間ギリギリには駅に来ないのね。結構前から来て待っている人多し。

きっと、4回目のランスの旅が、いずれ訪れるに違いない。
2011.08.17

リヨン駅 ブツブツの柱こそフランスの建物の証

さてさて、今日も駅の写真ですが、列車の陰は、少々薄い。
TGVであるのは、間違いありません。
本日の主役は、その奥に見える赤い雨どい?のついた柱他。
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赤いのはきっと縦どいでしょうねぇ。としたら、いやぁ、さりげないおしゃれ。
あえて目立たせるなんてねぇ。
鉄の模様と赤の古く汚れた感じが、この駅の歴史と誇りと埃を思わせます。
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コンクリート柱の柄に、緑の鉄が使われている・・・としたら、このブツブツはもう、ただ見せるためだけの存在。
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改めて、こう眺めてみると、この駅の存在感は、この柱ゆえとしか思えなくなってくる。
不思議なものですな。
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重厚間あふれるクラシカルな柱の立つホームの向こうに、TGV。
旅情を掻き立ててくれるのは、列車のある風景であって、列車そのものでない事が何となく分かるきもしますなぁ。
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列車がどれだけ最新に変化していこうとも、この柱が、駅そのものと、歴史を支えてくれている。
なんて、無理やり、鉄趣味肯下させようね。
この雰囲気に溶け込む旅行鞄と言えば、やはりヴィトンのケースだったのかもしれませんなぁ。

2011.08.16

カフェM

この近所にあるお店をたずねてやってきた。
雑貨屋、PMUなど、必ず通り抜ける交差点に立つ。
9区である。
交通の要所、シャトーダンの交差点である。
7号線、12号線などが近所を通る。
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もともと、ここは真っ青なブルーカフェであったが、いまは、カフェM。
パリのお店も、時代とともに変わってゆくし、いつまでも変わらず、ずっと残っていくお店は少ない。

以前はなかった、地上ロック自転車置き場も、パリに自転車増加中の証。
そうであっても、パリジェンヌ、パリジャン、パリの街は、世代が変わっても、あまり変わらない。
2011.08.15

Tartelettes Citron タルトレット・シトロン

折角フランスへ来たのだから、日本でも手に入りそうなボンヌママンのお菓子と、スーパーのプライベートブランドのお菓子を食べ比べてみた。
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どちらも、箱を開けると、ビニールで個別包装されているところまで一緒である。
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見た目は、焼き色付いた感じで圧倒的にボンヌママンの雰囲気が良い。
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Belle Franceは、スーパーG20で扱っている格安ブランドである。
見た目も安っぽい。
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しかしながら、食べてみると、そんなに違わない。
どちらが良いか?といえば、値の張るボンヌママンだが、費用対効果であれば、ベルフランセのタルトレット・オ・シトロン。
中々イケル。
格安で個別包装してあるから、お土産向き。
2011.08.14

ピスタチオのフランなのね

Maître Painのフランたちである。
2種類のフランがあったが、片方が緑色のフランである。
”みどりいろのフラン”
をどうしても試食したく、買ってしまったのだが、嵌ってしまったというお話しだ。
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そもそも、メンズスイーツとレディーススイーツというものは、全く別物ではないかと考えているこのごろである。
こうした、フランについても、甘い食べ物であるが、好きだという女の子にあったことはない。
嫌いと言う子もいないが、これだけゴツイ甘い食い物は、ちょっと勘弁という女性が多いのである。

まあ、見るからに、お腹にたまりそうなピザみたいなパイ生地に乗ったプリンであるから、全部は・・・という気持ちになるのだろう。案外別腹は小さく、高級志向である。
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さて、緑のフランであるが、これはピスタチオ、すなわち、ピスタッシュである。
フラン・ピスタッシュは、そんなに甘くない。
ピスタチオ好きであれば、そんなに甘くないスイーツであることは想像つくかもしれない。
取り立てて、色以外に特徴のない、ああ、”ピスタチオなのねフラン”であるのだが、その、あっさりフランが、数日経つと食べたくなってしまうのである。

このお店は、それなりに有名店パン屋であろうが、私としては、他では食えぬ、ピスタチオ色のフランを推す。
ちなみに、フランという食い物、スーパーで売っているプリンみたいにくどくない。
くどくないから、食べられるのである。
2011.08.13

TGVの乗り方

何番線か探して、切符をコンポステ(打刻)して・・・というのは、重要でよくガイドに書いてある。
ただ、パリから出発何分も前に到着しているTGVに乗るのならともかく、帰りや、パリ以外からTGVに乗るとなると、列車が到着してからどの列車だっけ?と探している暇はない。
ホームにたどり着くと、列車の編成表案内がある。
何番線(VOIE)かは確認して来ているのだろうから、次は、どこ行きの、何号車(VOITURE)をチケットから探し、その乗り場を調べる必要がある。
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乗り場案内板に、目印のアルファベが書かれているから、それを、ホームから探すのだ。
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Repère(レペール)というのは、目印という意味だ。
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Voie5 RepèreD
5番線の目印Dと言う意味だ。

駅の上からこうして鶴下げられている駅もあるが、ホームにペンキで書かれていることもある。
なんにせよ、慌てず、ボーっとせずである。


VOIEは道と言う意味もあるが、番線という意味もある。
VOITUREは車という意味もあるが、何号車という意味にもなる。
REPERE目印。
2011.08.12

Promenade Plantée

Chemins de fer de l'Est(シュマン・ドゥ・フェール・ドゥ・レスト)東部鉄道会社の出発駅はバスティーユである。
いまは、その駅はオペラ座に変わった。もちろん、電車など走っていない。
ここが本日の出発点である。

因みにChemins de fer du Nord(シュマン・ドゥ・フェール・デュ・ノール)北部鉄道会社の出発駅は北駅で、こちらは現役だ。
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バスティーユ広場から伸びる大通り、ドメニル大通り。
ここの上を鉄道は走っていたのである。
その高架下は、いまは、おしゃれなショップが立ち並ぶ。
ずっと先には、フランス版PCデポというべきか、フランス版ツクモというべきか、そういうお店もある。
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オペラ座の裏側にも、この上部の公園へ登る、始発点があるが、ちょいと歩いて、途中から上へ登る。
鉄道らしく、鉄にブツブツのついた橋。鉄時代なのだ。
この橋下から上部へ。

そこが、本日のメインディッシュ、Promenade Plantée(プロムナード・プランテ)。
意味的には、植栽遊歩道というべきか、なんともベタな名前付けだが、カタカナにすると日本人には勝手におしゃれに聞こえるだけで、この国の名前の付け方は、基本味も素っ気もなくベタである。
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ここを紹介上が公園、遊歩道になっています!ってあちらこちらに書いてあるが、遊歩道であると同時に、パリの市民ランナーの練習場とも化しているのである。
ぐるぐる回る公園はいつでもランニングをやめられるが、一本道のここは、延々と何キロも伸びるため、走っている人の本気度は高い。いや、そう感じるのである。
ぺちゃくちゃ、駄弁って、端から端まで行って来いができる距離ではない。
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でも、もちろん、ブラブラ散歩の人たちも一杯いる。
そして、こちらもブラブラ歩きつつ、写真を撮る。

すると、右側に、マンションに貼りつく人影を発見。
短い脚を伸ばして、ぶるぶる震えながら、しかし手ブレせぬように必死にこらえながら撮影。
とそこへ、向かいから歩いてきたおっちゃんが、震えるわしを見て、

「もうちょっと向こうに行ったら、もっと楽に撮れるよ!、ほら、あっちあっち。」

と、親切に教えてくれた。
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で、歩いていくと、おおっ、見える。
見えるけどさぁ、アングル全く違うやんけ!
そりゃ、そうね。

頑張って撮っていたほうが、間抜けな感じで、こちらは、なんとも色っぽい。
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さて、あなたなら、どのお部屋が良い?
背中か胸か?お尻か太ももか?
2011.08.11

ランスへ 聖レミギウスを追いかけて

午前中に降っていた雨も、競馬をやっているうちに上がってしまった。
朝だけ雨で、午後上がってしまう事は、一日中雨が降り続くことの多い日本とは少々違う。
だから、傘を持たぬフランス人、欧州人は多い。気候が違うのだ。

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大聖堂付近でトラムを降りると、大聖堂を背にして、広い通りに出る。
ここを左にまっすぐ歩いてゆく。Rue Chanzyシャンジー通りである。
この通りは途中からガンベッタ通りと名前を変える。丁度上の写真の辺りからだ。

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歩き続ける事10分ほどで、目的地は目の前に大屋根を見せている事に気が付く。
そして、振り返ると、大聖堂が自分を覗いていたことに気づく。
この街のシンボルは、町中を見下ろしてくれているのである。
その姿は、この街の人にとって、当然日常である。

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右手に公園が見えてくる。
ここを入ってゆくと、目的の世界遺産サンレミ聖堂がもう目の前だ。
ここが、フランスをキリスト教国家にした聖レミギウスの眠るところだ。

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フランスの歴史の舞台において、この街ほど重要な仕事を果たした場所はあるまい。
フランスがキリスト教国家となり、この街に出来た大聖堂が王の戴冠式を行う場所となり、であるから、ジャンヌダルクもここを目指せと神に言われたのである。

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サンドニさんはパリで布教し、モンマルトルで殉教した。
サンドニ大聖堂で眠る。
王の墓所となった。

それより時代はくだるが、ここで、フランクの王が聖レミギウスに洗礼を受けた。
後の歴史は、この一点、一転に大きく由来している。

クロヴィスの後4代目の王ダゴベルトがサンドニを王の墓所に設定したが、そうでなければ、マリーアントワネットもサンドニに寝ていないのだ。

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ここの教会の目玉は身廊ということで、とりあえず一枚パチリといく。
建築史に詳しくないわしとしては、とりあえず世界遺産で、星付のイワクの身廊であるという一点で写真を撮る。
ここでなくとも撮っているが。

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ゴシックのゴテゴテ感はないが、周りの建物とつながっているところが、大修道院であった事を連想させる。
ロマネスク様式なのだろう、サンジェルマンデプレ教会と同じようなトンガリ帽子の鐘楼が見える。
ゴシックは、サンドニで始まったフランス様式であるが、少々近づきがたい雰囲気を出す。
ロマネスクの方が、ちょっと人間味を感じる。
それも、権力という時代背景が作り出す時代芸術なのだろう。

下には、教会の服を着た修道士さん?が歩いている。

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午前中、ノートルダム大聖堂で、教会左壁に書かれた歴史のパネルを見て勉強している感じであった、東南アジアの女性達であろう集団にこのサンレミ聖堂への途中の道すがらもすれ違った。
歴史も、宗教も、一体なのだ。
競馬場帰りに世界遺産を追っかけている自分の俗っぽさがふと頭をよぎるが、こちらは旅人である。

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聖堂正面のトンガリ屋根に時計がある。
いつの時代のものか知らぬが、時は正確に刻んでいるようだ。


さてさて、帰りは別の道を通って帰ろう。
2011.08.10

リヨン駅 天井を見上げると、モネの夢が見える

先週のリヨン駅マニアックシリーズの続きである。
普通にリヨン駅を撮影すると、たとえばこんな風になる。
駅だから列車は必要であるし、この駅の名物レストランにて、アガサ・クリスティの小説のタイトルにして、日本の夜行列車の代名詞の元となった”ル・トランブルー”が見える。
トラン・ブルー(青列車)、ブルートレインである、念のため。
ここ始発の南仏行き夜行列車である。
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だが、今回はここから目線を上に向けてみる。
主役交代である。
屋根が主役であるが、この写真だと、まだまだ、TGVの自己主張が強すぎる。
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横から撮ってみる。
横から撮ってみましたというだけで、あまりインパクトはない。
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思い切って、TGVの天井だけ、一体映っているのかどうか、わからぬほどにして、天井を撮ってみる。
鉄っちゃんといっても、物質としての鉄好きに、おお、感動の天井写真一丁あがりである。
まるで果てしなく重なる、パンタグラフのようである。
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天井の梁を支える飾りも、
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時計を支える飾りも、ビスのブツブツも、パリらしい顔をしているのだ。
その造形は、今や、誰の注目も浴びる事はないが、まだ息づいている。
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鉄鉄鉄、鉄の時代の創造物なのである。
鉄道のレールだけが、鉄なわけではないのである。


こうしたオタクはフランスにはいないのだろうか?
いやいや、いたのだ、少なくとも100年ほどまえに。
クロード・モネ。
やつの、サンラザール駅の連作は、やはりオタクの域に違いない。
凝り性でなければ、自宅に池は掘るまい。
”やつ”と言ってはイカンな、オタク大先輩であるのだから。
2011.08.09

ガール地区 Rue Thomas Mann トーマ・マン通り

見えている、ゆるい上り坂がトーマ・マン通りである。
この界隈を、ガール地区という。
セーヌ河岸であるが、パリでもっとも新しく生まれ変わっている地域といっていいかもしれない。


対岸は、ベルシー地区で、そちらはワイン倉庫があるのだから、ブルゴーニュやシャンパーニュから下ってきたワインは、そちらに眠ったのだろう。
こちらは、この地域の顔”Les Frigos”巨大冷蔵庫がある地域であるから、倉庫街だったはずだ。
工場Grands moulins de Parisは、大学に化粧直ししている。
近代的建物が立ち並び、様相は一変している。
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ガール地区というよりも、オーステルリッツ駅から、セーヌを遡る左岸地区。
シンボルは、フランソワ・ミッテラン国立図書館である。
といえば、イメージつく人もいるだろう。
今も、まだまだ、再開発途中である。
ガールという単語は、6号線のメトロ駅ケ・ドゥ・ラ・ガールに名をとどめる。


観光というには、最も縁遠い地域で、このお隣の地域に当たる中華街のタン・フレールへ、アジアの食材を手に入れるぐらいでしかやってこぬ地域である。
10年ほど前までは、ブールヴァール・マセナ駅という、RER-C線のオーステルリッツ駅の次の駅があったのだが、今は、フランソワミッテラン国立図書館駅に場所が移動して、名前が変わった。
それでも、メトロ14号線が出来、トラムは延伸中で、これらが完成すると、だいぶ便の良い場所に変貌を遂げる。


次々立つ新しい建物が立ち並ぶ割に、まだまだ人影が少ない気もする。
きっと、ここへ出来た大学生が地上ロックした自転車だろう。パリの新しい顔。
2011.08.08

YOP 飲むヨーグルト

昔から、このデザインは目立つので気になっていたが、デザインの激しさから、ドギツイ印象があって、買っていなかったYOPに挑戦。
たとえば、フランスの有名なお菓子、マカロンにしても、信じられないほどの着色料を使うよ!なんてパティシエから聞いていたから、こいつもきっと、どぎつい色のドロドロジュースが出てくるに違いないと勝手に想像していたのだ。
しかし、購入の決め手は、SANS COLORANTS(着色しとらんよ!)である。
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O104が話題になって、何となく、野菜類から遠ざかり、日本じゃ、放射線云々なんていわれて、乳製品大丈夫なの?の雰囲気もあったし、折角フランスくんだりまできたのだから、咽も乾いたし飲んでしまえ!と買ったのだ。

で、コップに入れると衝撃が。
いやぁ、普通に真っ白じゃない!
色つきのドギツイのがドロドロ出てくることを想像していたので、なんとも意外。

そして、飲んでみると、なんと、確かにフランボワーズ風味だが、単なる飲むヨーグルトであった。

そして、YOPファンとなったわしである。
次回以降、別の味を試してみることにする。

旅の途中では、おなかの調子を整えるのにはね、ヨーグルトがきっと良いはずと信じて、こいつを飲む。
2011.08.07

キッシュ・レギュームで

先日紹介したMaître Painでお昼を買う。
とにかく、よほど理由がない限り、レストランで食べようとは思わぬので、ランチのご馳走は常にパン屋で探す。
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で、ついでに、デザートも買ってしまう。
フランス人の書いた文字が読めぬこともあるので、指差し確認で買うこともある。
何となくつづりを覚えておいて、後でネットで、調べてみるなんてこともある。
で、調べたのだが、見つけた喜びのまま、書きとめておくことをせず、何てお菓子だったかわからぬチョコレート入りのバウンドケーキである。

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昼のメインはキッシュ・レギューム。
表示はないので、キッシュ・オ・レギュームなのか?キッシュ・レギュームなのか?
どちらで言っても、通じるし、間違えていたところで、フランス語の先生ではなから、直してもらえぬ。

塩味系のキッシュと甘いケーキ。
カロリー過多でしょう。
でも、これがお昼の楽しみ。
2011.08.06

メトロの椅子たち

意外と統一されているようで、そうではない。
距離が離れているのは、横になって寝てしまう人対策であろう。
椅子の後ろのブルー支柱も、きちっとペンキを塗って維持管理しているのである。
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これは最近のお尻すっぽりクンである。
短い足のわしにとっては、子供のように足がぶらぶらするので、楽しんで激しく揺らしている。
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メトロ14号線ですね。
駅が暗いのは、フランスらしいか。
日本人の感覚であると、既に駅が節電している事になるが、照明に対する意識の違いである。
防犯上の問題が、この明るさでどうなるのか知らぬが、少なくとも東京よりは明らかにパリの方が治安が悪いと思うが、だからといって、煌煌と明かりをつけることはこの国ではなかろう。
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こうした立ち座りするようなベンチであっても、つま先だって、調子に乗って座ってみるのである。
かえって短さが目立つような気もするが、そこは厚顔無恥である。
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まだまだ、こんなベンチがあるのですな。
ベンチと言えばこの形。
なぜか、ちょっとホッとする気がする。
背もたれの低さが、日本ではないなと感じさせてくれる。写真を撮ってから改めて眺めてみると、ベンチの脚も美人ではないか!
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2011.08.05

コンフラン・サントノリーヌの雲

先日の散歩の続きだ。
本日の話は、観光局のおばちゃん喧嘩の前の話だ。
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コンフラン・サントノリーヌの国鉄駅を降りて坂を下ってゆくと、正面に階段が見える。
この階段を登ってしまえば、後は、基本ずっと下りだ。
後はというのは、オワーズ川とセーヌ川の合流地点までを指す。
そこには、RER-A線のコンフラン・ファン・ドワーズ駅がある。
コンフランというのは合流地点という意味だ。
ファンは終わり。
ドワーズはオワーズ川のという意味である。
国鉄駅からRER駅と歩けば、上流から下流であるから、気が付かないほどでも下りに違いない。
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階段を昇ると、そこは公園である。
ずんずん進んでゆけば、セーヌを見渡す高台にいる事に気づく。
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プリウレ公園とプリウレ城。船の博物館になっているらしい。
このお城の前からも気持ちよい眺めである。
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ぐるりとお城を回ってくだると、ちょっとした広場に出る。
ここからの眺めは、眼下にサンニコラ港を見下ろす景色が見られる。
そこに、三脚を立てた先客がいた。
フランス人写真趣味親父である。
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どこの国の写真親父もそうだが、気になる事は二つ。
いったい、どんなカメラや機材を使っているのか?
もう一つは何を撮ろうとしているのか?
である。



こちらも、親父のカメラを当然みるし、仏写真親父も当然こちらのレンズの向きを確認する。

ふふふ、二人とも、レンズの先は雲であった。
”港”じゃなくてね。

「だよなぁ!」

親父と声無き会話を交わし、お互い心の中で相槌を打った後、親父は別の被写体撮影へ、私は、下の港へ、分かれていったのである。



以心伝心という言葉がフランス語にあるのかどうか知らぬが、以心伝心はフランスにあることは確かである。
写真の上手い下手は関係ない。気持ちがシンクロすれば、互いに満足なのである。
2011.08.04

ランスへ 大聖堂800周年

朝方、7時過ぎのTGVに乗る。
周りの席も全ていっぱいだ。
どうやら、団体さんが乗っている。

「何番から何番の席に座りなさい」

世話役のおばちゃんの声が聞こえてくる。

「何番から何番だってよ」

ってな感じで、おじちゃん、おばちゃん、お兄ちゃん、お姉ちゃん達が思い思いの場所に座ってゆく。
チケットなど各自持っていないのだろう。
世話役のおばちゃんの手元にきちっと管理されているに違いない。

であるはずだが、出発間際には、席が足りないらしく、空いた席に何とかおさまっていた。
チケットはきちっと買っておく。しかし、座る席は、まあ、だいたいで・・・。これがフランス流である。

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列車が出発する。

「ムッシュー・ブランはいる?」
世話役のおばちゃんの声が響く。

返事はないが、代わりに、皆の笑い声が響いた。
「列車発車しちまったよ!ふふふっ」
ってなところだろう。



ランスへの旅は、実はこれで3度目である。
大失敗や苦い経験のある街というのは、とかく縁を結びやすい。
必ず、そういった街ではちょっとしたトラブルに巻き込まれるが、何度体験してもいい思い出になる。


今回は、いくつかの目的がある。

何度言っても見られないフジタの礼拝堂に入ること。(これは、水曜休みでダメだった)
ランスの大聖堂のシャガールのステンドグラスを再度きちっと見ておくこと。
ランス競馬場へ出来たばかりのトラムに乗って行く。

である。

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あいにくの雨模様であるが、フランスの場合、必ずしもあいにくとは限らない。
雨ならではの雰囲気の写真が撮れるからだ。
とはいうものの、撮影と移動は大変であるに違いない。

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シャガールはユダヤ教徒なのだそうだ。
歴史に興味があるのなら、右下に注目である。
写真は3連の右側の下部分である。

左側は、聖王ルイ(サンルイ・ルイ9世)の戴冠。十字軍で殉教した王である。
三島由紀夫の建長寺のお坊さんの話も、たしか、この時代だったと思う。

右側の上のグリーンの部分は、ここへ戴冠しにやって来た、シャルル7世とジャンヌダルク。
ある意味、ジャンヌダルクの最終目的地だ。ここで戴冠しなければフランス王ではないのである。

右下は、聖レミギウス(サン・レミ)に聖別されるフランスの初代の王、クロヴィス。
クロヴィスの嫁さんがイエスの血を引いているとか、そうでないとか、ダヴィンチコード的話も、まあ、ここが一つの舞台だ。

そう、ここは、フランスがキリスト教国家になった由緒正しき場所なのだ。

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バラ窓は綺麗だというだけで、特にコメントはない。
下のステンドグラスは、ブドウの産地らしく、ワインを作っているステンドグラスのようだ。
タライに入れたブドウを足ふみしているように見える。

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午前中は、雨ということもあって、ゆっくりと、カテドラル内見学ときめこむ。
午後のトラムチケットを手に入れに街中へ繰り出したが、振り返って、雨でしっとりした大聖堂をパチリ。

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午後の競馬場のブログはこちらから
Reimsランス競馬場へ行く1
Reimsランス競馬場へ行く2


競馬場から戻ってからの街歩きは、また来週にでも。
2011.08.03

リヨン駅 南仏の市の紋章たち

時計の塔、トランブルー(青列車)のレストラン、TGV。
リヨン駅といえば、その辺りが代名詞だろう。
ただ、鉄道ファンならずとも、鉄ファンであれば、ここもなかなか見所満載である。
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駅のギリシャ数字の時計もさることながら、その周りの鉄細工が、相当な重厚感だ。
不必要なこの装飾こそが、旅と鉄道がとても豪華のシンボルであった名残であろう。
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ブランド物といえば、馬具かそれとも旅行鞄のお店である。
エルメスもセリーヌもロンシャンもヴィトンもこの範疇に納まる。
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高速鉄道が注目を集める昨今であるが、ここリヨン駅は、レストランの名前のごとく、トランブルーも南仏へむけて発車して行ったし、最初のTGVもここを出発した。ヴァカンス先進国は、そうした、鉄道技術と旅行鞄技術を内包しながら、発展していったのだろう。その出発駅として、ふさわしい駅舎が必要であったのだ。
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上の鯨と百合の紋章はどこのか分からぬが、下の角笛とオレンジは、おそらくオランジュの街の紋章ではないだろうか?ちょっと、現在の市章とは位置関係が違うが。
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鍵のマークはアヴィニョンだろう。ここに掲げられた数々の市章たちは、この駅から発車する鉄道の目的地を表しているに違いない。もちろん、駅名もそうだ。リヨン駅であるから、リヨンへ向かう駅なのである。
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折角リヨン駅にきたのなら、鉄の細工と左右の壁上に並ぶ紋章を眺めて、遥か昔の大旅行の出発点だったリヨン駅と鉄道のたびを思い浮かべてみるのもいいかもしれない。
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ヴァカンス先進国を生んだ、ブランド先進国を生んだ、その旅の源が、この駅にたくさん詰まっている。
エッフェル塔以外にも、こうした鉄と鉄道は、探せばパリの中に溢れている。
2011.08.02

パリ街角の自転車

一昔前と比べると、自転車率が増えているような木がしてならないが、気のせいであろうか?
よく見かける自転車は、GITANE(ジターヌ)とDecathlon(デカスロン)。


ジターヌは自転車の有名なメーカーのようであるが、日本ではあまり見ないため、GIANTのに偽者かと思っていたが、れっきとしたメーカー。


デカスロンはスポーツショップである。値段など調べていないが、きっと、安い方なのだろう。
このスポーツショップも最近良く見かけ、13区に出来たスポーツ博物館の横にも、でかい店舗がある。
Go Sportだけが、パリのスポーツショップなわけではない。
もっとも、このロゴデザインも、最初は日本のデサントの真似じゃなかろうか?と疑ったものだ。
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自転車がヴェリブの登場と関係あるかどうかわからぬが、フランスでは、スポーツから生活へスライドしているような感覚を受けるのである。
ママチャリ先進国の日本では、当然生活に密着した乗り物で、スポーツ感の方が薄い。


そうそう、古い自転車では、Peugeot(プジョー)も結構見かける。
自転車ファンならおなじみであろうが、自動車会社のプジョーである。


塗装が剥げ、クッション製がどうなのか?疑問な自転車も、フランス人は使い続ける。
その古い自転車たちが、街の写真では、良いアクセントになってくれるのだ。
よく言えば、古きを愛する、物持ちの良い、無駄を嫌う、つまらぬ体裁にこだわらぬ・・・また悪く一言で言ってしまえばケチなフランス人の一面が、こうした絵を作り出してくれているのだ。


実際、パリの街並みも、古い伝統も、こうしたフランス人の特性によって、生み出されているといって過言でないかもしれない。
新しいものはいいものだ、皆がいいというものはいいものだという発想は、とても日本的なのだ。


そんなパリと仮面おフランスへ新しき流行を求めて人が集まるというイロニック(皮肉)が、この街のエスプリと経済を支えているというイロニックへ繋がる。
Posted at 11:45 | パリ雑記 | COM(0) | TB(0) |