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2011.06.20

パリ、優先、悲哀

東駅でランス往復のTGVチケットを買うために並んだ。
ざっと20人以上の列だろう。
列一つに窓口は4つあるからそこそこ進むが、以前モンパルナス駅で背後の叔母ちゃんが発狂したように、SNCF版みどりの窓口は、なかなか回転しない窓口もある。


30分ほど経ったときだろう。私は3番目まで進んだ。
一番前にはフランス人のお姉さん。二番目は、マグレブっぽい感じのお兄さん。

そこへだ。
おばあさんがやって来た。
「わしゃ、11時45分の予約してるもんだで、先にやらしてくろ!」のような事をおねえさんに言ったが、無視される。
次のお兄さんは、
「俺は問題ないんだけど、後ろの人はわからない、いや、俺は問題ないんだけど・・・俺は問題ないんだけど・・・。」
とわしに助けを求めるような顔で、おばあさんに譲った。
私は、フランス語でそんなことに対応できる能力がないのが最大の理由であったが、お姉さんもお兄さんも顔を立てるため、単に目を丸くするだけで、無言で流して丸く収めることにした。

ただ気になった事がある。
おばあさんは、今、11時45分の予約とかいっていたが、現在12時を過ぎている。
まあ、11時45分に買ったということかも知れぬし、怪しくとも、そのあたりを深く追求する勇気も語学力もない。
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そのまま、待つこと5分。
なんと、一番先頭のお姉さんのところへ、今度は、妊婦さんがやってきたのだ。
「私に順番先にさせてくれ」と。
もう40分は待っただろう。
よりによって、そのフランス人のお姉さんの順番で立て続けに「先に入れてくれ!」願いが発生したのである。
して、これも断ったようである。


すると、窓口の一人の女性が、その妊婦さんに向かって、
「あなたは、そこで待っていたらいいわ、次の順番で!」と遠目から声を掛けたのである。
するとすかさず、先頭のお姉さんが
「わたしだって、何か問題があるわけじゃない!・・・・」とか何とか、良く分からぬが、何やら叫んだのである。
爆発はストレスの裏返しなのであろう。どの国も大変だぁ。


ちなみに、この東駅の列は2列あったが、どちらの列も、こうした特殊事情の人優先が建前である。優先対象の人用窓口がある駅もある。


妊婦さんの順番になった。
が、ここは修羅場を見ず、お姉さんの順番も間髪入れず回ってきた。
すると、なんとなんと、妊婦さんのカウンターにはだんなさんらしき人が。
だんなが買いに来いよ!ってなことを一瞬考えたが、あっという間に、おばあさん、お兄さん、私と順番が回ってきたのである。


フランス人は並んでいても文句を言わない!と良く聞くが、私はこうした場に結構行き当たる。
それでも、日本人ほどせっかちではないだろうが。


写真は、サンタントワーヌ病院近くの花屋さんである。
墓地と病院の近くは花屋さんが多いような気がするが、そうなのかな?

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Posted at 11:26 | パリ雑記 | COM(0) | TB(0) |