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2011.04.07

マルセイユ16 よき母2

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街側と逆方向へ降りてゆくと、倉庫のようなものが並んでいた。
無機質でも、生活臭を感じられる光景は、”いらっしゃいませ”と形作られたものより、個人的には好きだ。
生活臭には、どことなく、人の温かみをおぼえる。
旅は異質なものを探すのだが、異質なものの中に人としての同質を見つけたとき、至福を感じるのかもしれない。
よく見ると、教会の後ろのドーム部分が、人の顔に見えてくる。
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2011.04.06

サントゥスタッシュ協会2

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巨大ショッピングセンターであるフォーラム・デ・アルの脇にある大きな教会である。
そこのステンドグラス。
ステンドグラスの周りの装飾もなかなか芸が細かいのである。

2011.04.05

延期と自粛

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ようやく自粛、延期といった流れに立ち向かおうという流れも出てきた。

だから良いとは言い切れぬ。

自粛にせよ、行動にせよ、ムードや流行に乗っかって、強制する空気が問題なのだ。

被災者といっても、その状況は多岐にわたる。ニュージーランドで被災された方たちもいる。
個の感情も、個の強さも、みなそれぞれだ。
被災地からの距離や、震度の数字、身内に被災者がいるかどうか、被災者か被災者でないかなど、客観的事実だけで、一様に判断することは出来ない。

基準は幅であって、一本線ではない。
被災地の映像を見て、ショックを受ける人も、行動しようと思う人も、自粛しようという人も、経済をまわそうという人も、みな、この幅にはいるのだ。
公平、平等、均等は美しい言葉に見えるが、個を無視した強制を伴いやすい。

写真はノートルダム寺院。意外と人の写らぬ写真が撮れるものである。
物事にはいろんな面があるのよ!と教えてくれているのかも知れぬ。