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2010.09.30

ラヌラグ庭園 パリの秋

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ラヌラグ庭園というのは、マルモッタン美術館へ訪れる人が、メトロ駅から歩いて通り抜ける緑地帯である。
およそ三角形をしていて、通りが何本も横切っている地帯である。
マルモッタン美術館は、この庭園の西にある。

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この庭園の北側、北東側というべきか・・・。そのあたりには、あのOECDが存在する。
経済協力開発機構というやつだ。社会の授業で聞いたことのある国際組織のひとつである。
パリ、このラヌラグ庭園の脇にあるのが、本部なのである。

そのOECDの間を縫うような通りから、この公園へ抜けられる。
世界経済の番人は、こうした緑豊かな借景を見つつ、気分転換しつつ、仕事ができるのである。
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2010.09.29

アエロフロートでパリへ行く

昔は、安かろう悪かろうのイメージもあった航空会社。
しかし、久々に乗ったアエロフロートには、まったくその面影はない。
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機体はエアバスA330になり、全席にテレビモニターがあり、映画にゲームあり。
CAは以前と違って、オレンジの座席と同じカラーのユニフォームである。
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機内食は、以前から、美味しくないと感じた事はないのだが、どの航空会社も、はっきり言って遜色ない。
アルミのケースが少々小さいのが可愛らしいが、食べ盛りの若い男でなければ、これで充分だろう。
写真は、搭乗直後のおすしの付いた昼食メニュー。
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この写真は、モスクワ到着前にでる夕食である。
フランスや他へ行かれる方は、乗り継いだ欧州内路線でも夕食がでるから、直行便と比べても、一食多い計算になる。
夜着いたときの夜食など、考える必要はない。もう充分お腹いっぱいなのだ。
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シェレメチェボ空港に到着。
以前は成田発モスクワ経由パリ便という形式を取っていたため、モスクワで降りるものの、便名はパリまで一緒で、しかも、モスクワでの滞在時間は1時間少々であった。
が、今は、パリ便ではなく、成田発ロンドン便になっている。
そのため、ロンドンへ行く人は、モスクワでの待ち時間は少ない。
パリ便は、3時間ほど待って乗換だ。
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古いターミナルはおなじみだったが、ターミナルが新しくなっていた。
古いのも、遠くに見えたが、使っているらしい。
新しくなってしまうと、以前の重々しい空気感はない。
あえて言えば、乗換時のパスポートコントロールの雰囲気が依然同様、圧迫感があり、そこだけは、ロシアらしい。
基本、エアラインも空港もロシアの経済成長を感じさせる。
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今回のモスクワからのパリ便は古いエアバスA320である。
これは、中央通路一列の両側3列の少し小さな飛行機である。テレビモニタもないが、日本からやってくる人にとって、日本時間の夜中に当たるため、もう、食ったら寝るだけだ。寝て気を失っている間に着く。。
が、以前のツボレフのように、飛ぶまで空調がきかないなんて時と比べれば、隔世の感である。
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正直、パリと東京を結ぶ乗換便の場合、もう、どれに乗ってもあまり変わらないというのが今回の印象だ。
モスクワの乗換もまったく面倒な事もなく、旧ターミナル同様、そんなに歩く事はなかった。
このエアラインでパリへむかう最大の欠点は、先に書いた、成田発パリ便がロンドン便に変更になった事で、モスクワ滞在時間が少々延び、パリ到着時刻が遅くなった事だ。

この時間につくと、ターミナル1のRERの切符売り場は閉まっていた。(23時ごろ)
翌朝も6時ごろから開くのだが、この、”だいたい何時ごろ”というのは、日本ではなかなかありえない発想だ。
6時以降に切符売り場が開くのである。(笑)

切符売り場が開いていなくとも、自販機はある。とは言うものの、お札の使えぬ自販機ばかりである。
これも、日本のお札の紙質のおかげで、日本は自販機大国なのであり、その不便さをしることも、日本の良さを知る事になるのだ。
2010.09.27

NO.89 指示形容詞2adjectif demonstratif

先日のce cette cesの続きである。

これは英語で言うところの
this
that

両方に当たる。
だから、あっちなのかこっちなのか?を表現していない。

それゆえ、-ci-làを使って、こっちとあっちを説明する。
ce livre-ci・・・こっちの本
ce journal-là・・・あっちの新聞

となる。

このあたりも参考書なら書いてあるだろう。




この
ci・・・こっち
là・・・あっち、そっち

であるが、街中でも役に立つ。

たとえばキオスクで、とある雑誌や新聞を買おうとすると、キオスクの親父の届かぬところにあるものに関しては、
(そこ)
とか、
là-bas(その下のほう)
とか、
言葉で指示してくれる。
キオスクで新聞を買ったりするときに、こんな知識が役に立つかも知れぬ。

こんな使い方もある。
ce mois-ci・・・今月
ce jour-là・・・その日
その日なんて表現は、過去形が出てくると、話の中で結構使え表現だ。今と過去をこうやって使い分けできる。


とりあえず、
ci・・・こっち
・・・あっち、そっち

だけを覚えておこう。
2010.09.24

カシ3

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不思議なもので、海越しのビーチや街はついつい写真に収めたくなる。
そして、何枚撮っても飽き足らず、撮りまくった末、平凡な写真がたんまりできあがるのである。
色のついた、無地のTシャツをたくさん集めてしまったかのようである。
でも、プロでもなんでもない、我々は、こうした、衝動撮りをやめられない。

カシのビーチも、こうして切り取ってしまえば、ただの海である。
2010.09.22

マルセイユ3 オッフ入り江続

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ピンとの先を変えてみた。
前回は入り江の雰囲気と犬が登場であったが、主役を変えると、いろんな雰囲気が変わってくれる。

この界隈には有名なレストランなんかもあるらしいが、そういった雅な感じはここにはない。
少し寂しげで、物憂げで、切ない雰囲気の漂う入り江である。
こちらからすれば、まさに散歩のための場所である。
2010.09.21

モンマルトル散策

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風俗店、布屋街、雑貨店、ディスカウントショップ・・・。
少し薄汚れた感のある雑然とした感じが、モンマルトルの南、表モンマルトルとでも言おうか、この地域の雰囲気である。
そうやって、店も多いから手書きの数字をよく見る。

Vの字をひっくり返したようなのは、1である。
7の縦棒に点を打たねばならぬのは、有名な話であるが、そうしないと、Vの字をひっくり返したような1と区別がつかぬのだ。
単なる縦一本棒の1はない。
2も特徴的だ。
折り返し部分は、大抵まるく輪になっている。
輪を作ることが目的かのように書くから、2の字のスタート位置が自分右に寄ることが多い。
そうして、縦長な2が完成するのである。
4は、一筆書きで書くのだが、最後の縦棒は上から下へ突き抜けない。
だから、折れ曲がった道のような字になるのである。
5は、書き順が、下から上へ上げて書く人も結構いるからだろうか?一番上の横棒は、右肩上がりになっていることが多い気がする。上から書く人の場合は、限りなくSだ。一筆書きゆえである。

日本人が書く数字とは、字体がまるっきり違うところも、異国情緒一杯なのである。
観光局でお兄さんやお姉さんに、何かの時刻を書いてもらったりする場合、こうしたことを知らぬと、読めぬ!(笑)なんて事になりかねない。
Posted at 11:45 | パリ雑記 | COM(0) | TB(0) |
2010.09.17

カシ2

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カシと言えば、白ワイン。
パリあたりじゃ、スーパーでカシを見つけることは困難であるが、南仏では、スーパーでも簡単に手に入る。
そうした、土地ならではのスーパーの違いも楽しみの一つだ。
日本でも、関東と関西では、当然違うように。

ポケットにティール・ブション(ワインオープナー)を入れておけば、どの街でも、スーパーで買ったワインをホテルで味見できる。
この、マルセイユのブイヤベースにカシのワインありといわれる白もそうだ。

地中海沿いは、どこも港町であるから、マストの直線が印象的である。
2010.09.16

ニヨロン

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マルセイユの北側、マルセイユ16区にあたるレスタック付近から、鉄道は2手に分かれる。
分かれた海沿いの鉄道の旅は、フランス屈指の景勝地コースの一つだ。
その途中にある、小さな港町。
カシがマルセイユの東の隣町なら、ここは西隣だ。
ちょっとした丘に登ると、港全てを見渡すことが出来る。

私にとっては、キャノンの虎の子、50mmF1.4レンズを、この街のカフェで床に落としてしまい、こわしてしまったという、忘れがたき村となった。夜景もポートレートもスナップもドンと来いのこの一本が消えたことは、大変痛い。

現在は、デジカメになり、今まで使っていたレンズの焦点距離が1.6倍となってしまうため、35mmF2.0がそのかわりを果たしてくれている。
2010.09.15

マルセイユ2 オッフ入り江

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オッフ入り江へは、バスで近くまで行くのがいい。
もっとも、先週のせた、港を見渡せる公園から、海沿いをズルズルと1キロほど歩いてくると、この入り江の上へ出る。その幹線道路がこの入り江と海をさえぎるかのように建っているからだ。
急な階段で、その道路とこの入り江は繋がっている。

もともと、マルセイユ自体が、パリのように観光地然とした雰囲気をもっている街ではないが、旧港から離れれば離れるほど、散策感は増す。
2010.09.14

2010凱旋門賞が近づく2

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競馬の季節である。
競馬場はフランス全土に広がっているが、こうした場所は、近所の人の寄り合い所になっていたりするところもある。
競馬というスペクタクルを見つつ、集い、ビールを飲み、話し、かつ笑う。
こうした風景は、地方ほど濃く、パリ近郊では、そんなでもない。

ただ、病院の待合室で集うよりは、いくらも健康的だ。

ちょっとした秋を見つけに、本を片手に競馬場へ散歩へ行く。
競馬をするためだけに競馬場へいかなくてもいい。
競馬場へ行くのではなく、競馬場へ散歩に行くのである。
写真は、サンクルー競馬場である。
2010.09.13

NO.88 動詞の不規則活用perdre

凱旋門賞も近いということで、この単語をやっておこう。
gagner・・・勝つ、稼ぐ
perdre・・・負ける、失う

gagnerer動詞であるから、難しくない。あえて言えば、もうそろそろ忘れている人もいるだろうgnの発音だ。ニャニュニョの発音である。したがって、ガニェという発音になる。
perdreは不規則活用だ。

je perds
tu perds
il perd
nous perdons
vous perdez
ils perdent


ss-シリーズである。sstと混同しないことだ。
語幹はperd
複数の語尾はer動詞と同じでこれは簡単である。

不規則とはいえ、こうして、一つ一つ見ていくと、何となく規則性があることは、わかろう。
まったく、やみくもにつづりは出来ていない。

je gagne
tu gagnes
il gagne
nous gagnons
vous gagnez
ils gagnent



DeepImpact gagne de 6 longueurs.

ディープインパクトは6の長さで勝ちます。
要するに、
ディープインパクトは6馬身差で勝ちます。

なんて使う。


サッカーであろうと、野球であろうと、勝負事は基本的にこのgagnerperdreである。
引き分けはnulという。
よって、勝敗表などを見るとき
G N Pとなっていれば、国民総生産ではなく、勝ち、引き分け、負けの数が書かれているのである。

gagnerには給料を稼ぐの意味もあるから、月給いくらなんて時も、この単語でいい。


普通、勝負事で勝敗を言う場合、現在形は用いられない。
当然勝った、負けたという過去形になることが多いからだ。

J'ai gagné!(勝った!)
J'ai perdu!(負けた!)

ただ、ここでは、不規則動詞の現在形活用の話がメインであるから、過去形のことは、だいぶ先にやるので、覚える必要はない。
2010.09.10

カシ1

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マルセイユの隣町である。
マルセイユからは鉄道でもいいが、バスでも山を越えたらすぐだ。駅から歩かぬ分、どのほうが便利かも知れぬ。

カシの街の東側にあるこの雄大な岬は、夕日を浴びると真っ赤になる。
マルセイユへ泊まりつつ、ぶらりとカシへやってくるのもいいが、どうせなら、カシに泊まって、朝から、昼からブラブラ散策するのも結構楽しい。
2010.09.09

マティスのロザリオ

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ヴァンスの街から、谷底を越えたような位置に建っている。
入り口は、建物の裏側であるから、正面から見るには、下ってこなければならない。

この窓のたてのラインが、ブルーとイエローの美しいステンドになっているのだ。

オットー・ヴァーグナー、ガウディ、シャガール、コクトー・・・そして、マティス、皆それぞれ特徴があって、由緒正しき美しいシャルトルやサント・シャペルのステンドグラスとは、また別のものとして大変美しいものだ。
2010.09.08

マルセイユ1

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さて、昔のボツ写真で、フランスの地方を紹介してゆくが続いてゆく。
マルセイユの港は南を向いていない。
駅から、歩いて向ってゆくと、なんだか、旧港にぶつかったときには、南を向いているんじゃないかと、勝手に錯覚してしまう。
が、向いている方角は、西だ。

その旧港の南側(左側とも言えば良いか)を歩いてゆくと、港を見渡せる高台の公園に出る。
もちろん、港の方角を見渡せば、ホームページにも載せた、ガイドブックでも良く見かける、港の風景が目に飛び込んでくる。
目を転じれば、その港から、出入りする船を、ぼーっと飽かずに見ていることも出来る。

旅するものにとって、まるで、時間の無駄のような、ゆるい時間が流れてゆく。
2010.09.07

2010凱旋門賞が近づく1

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フランスの競馬の話は、基本、競馬のブログでいいわけだが、競馬に興味のない人は、消してそのフタを開けない。
そんな人のために、ちょっとした、ご案内である。

メルボルンでは、メルボルンカップという競馬が理由で祝日になる日がある。
フランスにも、競馬というより、イベントというべきレースがある。
一般的には、1月のアメリカ賞、6月のエルメス賞、そして10月の凱旋門賞である。

物欲と表面のお飾り文化に憬れる人たちには、全く興味のないところであろうが、競馬とファッションと文化は、欧州の場合、日本のそれとは少々異にする。同一線上に並んでいるということすら出来るものだ。

そんな、パリの森で、格式高く、とはいえ、思ったほど古い歴史というわけではない、凱旋門賞に、日本の馬が2頭出走する。
このレース自体は、1920年創設であるから、日本の天皇賞や日本ダービーより、ちょっと古い程度なのである。
それでも、興業として成功したこのレースは、今も世界一決定戦の雰囲気を持つレースなのだ。

年に一度、競馬に詳しかろうが、詳しくなかろうが、一イベントとして、勝手に馬を応援する。
今年は、日本人にとって、応援しやすい日本の馬が出る。
この、ロンシャン競馬場、フランスというより、フランス人、イギリス人、アイルランド人、ドイツ人、イタリア人・・・ヨーロッパというものを感じられる場所なのである。
2010.09.06

NO.87 指示形容詞1adjectif démonstratif

男性単数 ce (cet)
女性単数 cette
男女複数 ces


この”とか、”あの”とかの意味である。

ce livre(本)
cet hippodrome(競馬場)
cette table(テーブル)
ces hippodromes

hは無音だから、hで始まる単語は母音で始まるのと同じ扱いになることや、hではじまっても、リエゾンすることは、お分かりである。
セッティッポドローム、セジッポドローム。
母音で始まる男性名詞の場合は、cetを使いますよ!

このあたりは、教科書どおりだ。





ここで別の話

何とか形容詞、とか、何とか副詞、何とか代名詞というのが、日本語でたくさん文法用語に出てくる。
フランス語の事は、これって何?と聞きやすいが、日本語の文法用語の日本語の意味は聞きづらい。


形容詞・・・名詞を修飾します。
きれい、赤い、新しい、、、、、、など、イでおわる日本語で名詞を修飾します。
きれいな、真っ赤な、まっさらな、、、、、、など、ナでおわる日本語で名詞を修飾します。

きれいな花(形容詞+名詞、または、名詞+形容詞)
花かきれい。(名詞+etre+形容詞)


副詞・・・動詞を修飾します。形容詞も修飾します。
速く走る。ゆっくり帰る。
この動詞を修飾するイメージはしやすい。

形容詞を修飾するパターンでは
trèsが有名だ。
très bienは、副詞trèsに形容詞bienである。


形容詞??副詞???なんだか分からぬ???とならぬためには、実は日本語のお勉強が必要なのかも知れぬ。
2010.09.03

フランスの薬局

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旅先で困るのは、やはり病気や怪我だ。
保険に入って行くのも、常備薬をもっていくのも、もちろん大切であるが、どんな時にどんな状態になるかは、想像もつかない。
全く胃など壊したこともない人が、なんかのきっかけで胃痛に!なんて事も起きるのも、海外ならではであったりもする。

そんな、胃痛や頭痛程度の話なら、薬局へ駆け込んじゃったほうがいい。
その程度の薬なら、処方箋なくとも売ってもらえる。

私が買った胃薬は、トローチのようなもので、噛み砕いて飲むものであったが、昔懐かしい味がした。
昔懐かしい、トローチのようなしか形容出来ぬのだが、まずくもなく、薬もそんなに強いものだとは感じなかった。

ブルーとグリーンの十字のマークか、写真のように中央に天秤?の画があるか、どちらかであることが多いだろう。


3つの単語は重要だ。
腹痛、胃痛、頭痛とフランス語で言えたら、それに越したことはないが、そんなこと、覚えていられるか?辞書引いてる余裕あるか分からぬ。
ventre(ヴォントル)腹
estomac(エストマ)胃
tête(テット)頭

競馬通の人は頭という単語はすでに記憶されているだろう。
胃は英語のストマックに近い。
この3つ以外の症状を訴えたいのなら、医者へ行った方がいい。

この3つぐらいなら、上記の単語だけで、どこが痛いのかぐらい、薬局の人も理解してくれる。

実のところ、欧米では、外国語も全く出来ないのに、旅行へ行くなんて無謀!と思っている人も結構いるのである。(笑)もちろん、それが彼らの危機意識レベルなのである。
そう言ってしまえば、日本人など、島から出られぬ人だらけになる。
ただ、自分の身を守るものは、保険でも薬でもなく、それらを使ったり、手に入れたりする自分自身が最も重要であることは言うまでもない。胃が痛ければ、胃薬を手に入れなければならぬのである。それは、まさに、生ロールプレイイングゲームである。
Posted at 11:54 | パリ雑記 | COM(0) | TB(0) |
2010.09.02

東京発パリ行き大陸横断鉄道

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たとえばの話だ。
家を出てから成田空港へ着いて飛び立つまで4時間。
着陸してから、パリ市内に出るまで2時間。
飛行機に12時間。
しめて、18時間が直行便でも必要だとする。

パリまで9600キロ。
時速500キロのリニアモーターカーなら、計算上20時間かからずに到着する。

われわれの生活のなかで、最も活用すべきは、時短でなく、ロス短のような気もする・・・なんて考えたり、話したりしながら、もしかしたら、東京駅とつながるかもしれぬ北駅を見るのもいいかも知れぬ。
シベリア鉄道で7日間。それも、東京パリの途中区間の話だ。
リニアなら・・・・。
北駅の出発案内にTOKYOの文字が載るときが来るかも知れぬ。
2010.09.01

スターアライアンスでパリへ

スターアライアンスに乗ると、今のところ、CDG1へ到着することが多いようだ。
このCDG1の不評部分をそっくりそのままひっくり返したようなのがCDG2である。
出国したらすぐ飛行機と、出国してからながーい動く歩道の違いである。


CDG1はとうちゃくすると、まず、入国審査するまでに、この、延々と続く長い動く歩道に乗ることになる。
入国審査をすると、別にどれに乗ったからといって特に意味のない、空中チューブのエスカレーターというか、動く歩道。
荷物を受け取って、さあ、パリへ!
という仕様である。


鉄道で市内と空港を行き来する場合、大きい荷物をもっての移動距離の短いCDG1の方が個人的には優れているように思うのだが・・・・・・。


CDG1の場合、一昔前までは、鉄道に乗るためには、ナヴェット(バス)に乗らねばならなかった。
その乗り場も分かりづらく、バスに乗って空港駅へという人は、あまり多くいなかったものだと認識している。

ところが、いまや、CDGVALという無料のトラムで移動できるから、以前よりも楽になった。

ただ、その、CDGVAL乗り場は、以前のバス乗り場なのである(笑)
構造上仕方の無いことであろうが、バスよりも、駅停車の列車の方が、乗る人に安心感が多いのかも知れぬ。


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そのCDGVALへ向かうには、柱番号36番の左右にあるエレベーターで階下に下りる。そこから外に出れば、もう目の前が駅だ。

荷物をとって、カスタムを通過すれば、大抵この36番辺りに出てくる。
うろうろする手間はない。

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不安であれば、この表示を見れば間違いなかろう。

新しいはずの方のCDG2より、いまや、こちらの方が、鉄道で市内へ向うには便利かも知れぬ。
大きい荷物をとってから、歩かねばならぬ距離はいたって短い。

もっとも、エールフランスの人は、話は別かも知れぬ。