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2010.08.10

パリの裏側

100809
パリという街は城壁に囲まれていた。
最初は、おそらくシテ島が囲まれていたろう。
その後は、フィリップ・オーギュストの城壁。、徴税の城壁と拡大して行き、現在の広さまで広がっていった。

現在でも、たとえば、戦後作り直された、サンマロ、北のモン・サン・ミシェルと並び称される南仏のカルカッソンヌ、さらに南には、ヴィルフランシュ・ル・コンフランなんて街も城壁で囲まれた街として存在している。

城壁跡なら、もちろん、パリでも見られるし、郊外のモーやシャルトルでも遺構は存在する。
そりゃ、カルカッソンヌやヴィルフランシュあたりとは遺構は遺構であって比べ物にはならぬが。




さて、パリ。城壁はもはやない。
通り通りはそれぞれ建物が道ぎりぎりまで迫って、高さも統一され、雰囲気も統一されて建っている。
上から見たら、フランス式庭園差ながらかも知れぬ。
その通りに面した建物の内側の通りに面していない部分は、箱のようになっているわけではなく、中庭はあったり、または、路地迷路のようになっていたりする。
表側は整然としているが、内側はそうではない。
きれいに真四角なパティオがあって、子供達が遊んでいて、フランス人は皆静かなこのパティオ側を好むなんていうところは希少価値だ。
どちらかといえば、入り組んだ、路地のように、所狭しと建物がある。



デジコードを押して中に入って通路を抜けると、小さなスペースがあり、そこからまた複数の建物の入り口へデジコードを押して入っていくなんてことが多い。



だから、中庭方向のまどからは、写真のように、壁面だらけなんてことも、下手すると、向かいの建物の物干し竿が届きそうな位置に向かい合わせに窓があるなんてこともある。当然どちらかは北窓になっていて、好条件ではない物件となっていたりするのだ。



外はしっかりまっすぐ造られているが、内側はいびつに好き勝手に建物が建っている。
そんなわけで、パリのアパルトマンは日本のように、長方形型の同じような間取りが並んだ建物など少ない。
好条件から悪条件まで、おのおの個性があり、おのおの、いろんなパリの風景が窓に映り、そんな個性激しい部屋を飾ることもフランス人の楽しみとなってゆく。
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Posted at 11:31 | パリ雑記 | COM(0) | TB(0) |