2010.06.30

ストラスブール38

100630
成田へ北周りで帰ってくると、水田の中を成田へ向う形になる。
その風景は、どう見てもアジアの湿気を含んだ画となる。
新宿のネオンサインも、どんな欧州の街よりも香港に近い。
色々な文化に、気候が関係していることは疑いもない。

湿気の多い日本では、散策文化はあまりない。
6月にもなれば、湿気は倍増する。
春の遠足は一大イベントで、歩きなれていない。
湿気が多く汗を多量にかくと、すぐ疲れてしまう。

その点、乾燥している欧州の水系は、べとつき感もなく、すがすがしい散策が出来るのである。
したがって、水景も変わる。
日常も変わる。
そんなところが、東洋人の我々にとって、異文化を満喫できる雰囲気があるに違いない。

東洋人は極力太陽を避け、西洋人は極力太陽を探す。
良し悪しなどあろうはずがない。気候の違いが文化の違いなのである。
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2010.06.29

ベトナム航空でパリへ行く12

今月のフランス行きの往路の続きだ。
競馬場までのタクシーでボラれたため、両替が必要になった。
とはいえ、街中で両替することは頭になかったため、どこへ行ってよいのやらはあまり見当がつかず、前回両替をした、郵便局へ向うつもりだった。

ところが、バス停で待てど暮らせど、やってこないバスを待ち続け、おばあさんに教えてもらったとおりにようやく、バスに乗れたので、郵便局で両替が出来るのか?間に合うのか?が怪しくなってきたのである。

そんなことで、あっさり、ドンコイ通り周辺のとあるホテルへむかい、両替してもらうことにした。



”1000円両替したいんですけど”
”お泊まりの方ですか?”
”いいえ”
”両替はお泊りの方対象なんですが・・・”

じゃあ、どこに行けばいいのさ!ということになって、店名言ってくれるのだが、場所は分からず・・・としていると、
”両替いいですよ”
とのこと。

こうした、個人裁量で、ルールとは別に人助けをしてくれることは、日本には無い感覚だ。
タクシーでぼられたものの、基本この国の人は優しい。もっとも、こちらが面倒くさい客であったかも知れぬ。
サイゴン、ホーチミンは、アジア有数の大都会、ベトナムナンバーワンの人口を誇るから、いろんな人が居るのは当たり前といえばそうだ。

去り際に聞いてみた。
”ちなみに、空港までタクシーで行ったらいくらですか?”
”たぶん13万ドンぐらいで行きますよ。”
とのこと。
”税金は別に取られるの?”
”税金は空港で払うものだから、タクシーにはない”

ふふふ、そうですか。
がっぽり、とられました。



1000円分のお金を手にしたわしは、夜の街へくりだし、
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サイゴン川あたりをぶらつき、
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フォーを食べつつ、韓国ギリシャ戦を観戦することになった。
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そして、こいつは比較的安全よと言われているタクシーに恐る恐る乗りつつ、空港へ向う。
Mai Linhタクシーである。

空港に到着。
94000ドンであった。

行きは32万ドン。
運ちゃんの説明ならば、タクシー代22万ドン、税10万ドンなのだそうだ。最初は42万ドン請求したが、10万ドンまけてくれたこと自体、ばかげた話だが・・・。

ベトナムは何回目か?
ホテルは決まっているか?
何日滞在するのか?

散々聞いた挙句、泊まらないよって言っているのに、無視してホテルに行くけど良いか?などと聞いてくる。
日本人が、つい、イエスなんて応えちゃうことを知っているのかもしれぬ。
競馬場付近でも、競馬場から少々離れた辺りに停めてみたり、メーターの小金を稼ごうとしているのか?
こっちは、競馬場の場所を知っているから、指差して行けといったらUターンして行ってくれたが、まあ、皆様お気をつけください。車体に会社名があっても、電話番号が書いてあっても、それだけで選んだのが失敗だったかも知れぬ。
2010.06.28

NO.79 フランス語の動詞 entrer と sortir

entrer・・・入る
sortir・・・出る

入ると出るであるから、セットで覚えるのが良い。



が、今日はもう一つのセットもまとめて覚えちゃった方が良い。

rentrer・・・帰る
sortir・・・出かける

これも会話では良く使う。



entrer と rentrer は似ている。
rreが頭に付く単語は、基本、繰り返すという意味が含まれる。

帰るっていうんだから、元々いたところに再度戻るわけで、確かに、初めて入場するところには、”帰る”とは言わぬ。”入る”である。

ラテン語から来ているのだろう。

英語でreturn(リターン)という単語があるが、ターンを繰り返すわけで、分かりやすい。
もっとも、繰り返すrepeatという英単語は、なるほど、そのままだ。

分かりやすかろうということで、英単語になったが、フランス語もたくさんあるが、あえて載せぬ。たくさん出せば、今日の焦点の3単語がボケるからだ。



entrer と rentrer は er動詞である。解説不要。

sortir

je sors
tu sors
il sort
nous sortons
vous sortez
ils sortent


sstシリーズにer動詞と同じような活用となる。そんなに覚えづらくない。

j'entre dans le chambre.
部屋に入る

j'entre au café.
カフェに入る

auは、前置詞と定冠詞がくっついた奴である。
何?それ!というひとは、もう少し前から読んだほうが良い。
àには、・・・に の意味がある。

部屋の場合は”中に”というdansが使われているが、カフェの場合àが使われている。ニュアンスで分かろうが、この辺り感覚だ。



il sort de sa maison.
il sort souvent.


彼は家から出る。
彼はよく出かける。

ここもニュアンス分かろう。



il rentre chez lui.
おわかりでしょう。
2010.06.25

リヨン駅

格安航空会社が今後ドンドン増えるらしい。
そうなると、駅だけではなく、空港も機内持ち込みのサンドウィッチ屋やお弁当屋が登場ゲートに出来るに違いない。
機内食は無いから、そこで買うか?コンビニで買うか?
パリなら、スーパーで買ってゆくか?パン屋で買うか?駅で買うか?空港で買うか?になろう。
ただ、水分は持ち込みが難しいから、空港内は、定価販売当たり前となってしまうかもしれぬ。


リヨン駅でのことだ。
駅のパン屋さんは基本的に使わない。
駅近所の美味しいパン屋さんで買ったほうが良いからだ。
しかも、”駅”が高いのは、欧州では当たり前である。
が、それでも存在するのは、やっぱり便利であるからであろう。
どれほど美味いのかしらぬが、遠くまで出かけたくはないという人にとって、早朝の駅のパン屋ほどありがたいものはない。当然、列が出来る。
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このお店は、まあ、チェーン店であるが、カフェなのか?パン屋なのか?名前からはパン屋なのだろう。
別段、ココがとても美味しいなどということはない。
チェーン店の駅のパン屋さんでしかない。必要充分というのが、フランスでは一つのラインである。

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写真は、ジャンボン・フロマージュ。ハムとチーズの定番だが、これ以上の定番となれば、ジャンボン・ブール、ハムとバター。日本なら、わざわざ、バターなどといわぬ、ハムだけのサンドウィッチということになる。

本に載るほどのパン屋はフランスのパン屋のごく一部だ。しかも、ほとんどがパリ。
普通のサンドウィッチで、駅中で1.5倍の付加価値がつくというこれも、フランスである。
2010.06.24

CUBAN CAFE

エルメス賞に訪れたときに寄るカフェである。
この日は、日曜日であるが、どのカフェも皆やっている。
午前中からやっているところもあれば、午後になって開く店もある。
ココは後者だろう。
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エルメス賞が終わると、競馬場を突っ切って駐車場から街へ出る。
駅から列車に乗って、帰る前に、一杯ひっかける場所だ。
レースの結果をあーでもない、こーでもない・・・。今年のイベントはどうだった、あの帽子はすごかった・・・・・。大抵は、外れたレースの回顧と、勝馬の賞賛に話はつきる。

飲む酒も決まっている。
DESPERADOS。
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高いから、わざわざカフェで飲むことは、まずない。
この日だけは、CUBAN CAFEでDESPERADOSなのだ。
レシートもCERVEZAS。スペイン語だ。むろん、DESPERADOSだからではなく、CUBAN CAFEだからである。
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DESPERADOSはテキイラ入りのフランスのビール。夏、こいつの冷えたのを飲めば、さわやか言うことなしである。

通常、スーパーで買って、家で冷やして飲む。
外で飲むのは、この日がお祭りだからだ。
”フランス”のエルメス賞であるが、祭りの日の明るい夕方には、サルサなノリが最も合う。
2010.06.23

フランスの南アフリカ・ワールドカップ終わる

フランスのワールドカップは終わった。

フランス語では、監督はセレクショナー、即ち、選手を選ぶ人なのである。
23人を選び、11人を選び、交代選手を3人まで選ぶ人なのである。
それが最大の仕事であるというのはうなづけるし、その単語どおり、それしかしなかったという感も否めない。

今大会のフランス代表は”11人”でサッカーをやっており、試合の構図は、予選から”11人”vs”1チーム”という状態であった。

エゴイストだらけも問題であるが、フォア・ザ・チームだけでも勝てぬ。
程というものがいる。




中国の孫子の兵法でいうところの、序章にある5つの条件がある。道、天、地、将、法である。
道というのは、選手と指導部が同じベクトルをもって戦っていることであるが、そこが瓦解すれば、英、独、伊、西とも比べて、なんら遜色のない仏代表のこの状況は分かりやすい。
名選手名将にあらずということは、このベクトルの方向を同じに向ける能力と、選手としての身体能力、創造能力、戦術理解能力、状況把握能力とは、おのずから別のところにあると考えねばならぬだろう。

セレクショナーは23人を選んだ。
そこで仕事が終わっているのが、フランスのシャンパンサッカーたる所以ではなかろうか?
もしそうなら、フランス代表には、ジダンのような軸となるべき中盤のカリスマ性を持つ選手が現れぬ限り、1チームになることはない。




今回のフランス代表の失態は、暴言に始まったわけではない。
この元凶の元凶の元凶は、セレクショナーという単語に存在しているような気がしてならぬ。

そうかといって、監督監視するというsueveillanceというスタイルは、フランスには合わぬだろう。
おなじベクトルを共有させられる戦略家(ストラテジスト)が必要なのだ。そのためのセレクショナーでなければならぬ。




さてさて、日本代表も同じような悩みを抱えていた。しかし、今大会では、多くの批判とは裏腹の好結果である。
それが、日本人という個性の理由か?選手のなかのカリスマ性による統一か?それとも名将のなせる業か?

ともかく、ある程度分かりやすいコンセプトで機能しているように見える日本。
大会前から、そんな状態で大丈夫か?といわれた、日仏双代表は、対照的な結果を見せている。
さて、明日どうなるか?むろん、始まれば、欲しいのは結果だけだ。期待して待つとしよう。
2010.06.22

ベトナム航空でパリへ行く11

昨年に引き続き、今年のベトナム航空でのパリ往復をレポートしておこう。

前回は行きのみハノイのノイバイ空港経由であったので、空港で9時間過ごしたのだが、今回は、街まで近いホーチミン経由のため、24時間以内なら途中降機の扱いにならぬようなので、往復とも、ホーチミンを満喫することにした。

まずは、14:30に成田から到着して22:50にパリへ向けて出発する行きのレポートである。
今回の行きのホーチミン経由の最大の目的は、競馬をすることである。


到着してから、最終レースの16:30まで時間がないため、タクシーで競馬場を訪れることにした。
市内行きのバスは空港を出ると、右斜め方向に停車していたが、今回は左へ進み、タクシー乗り場へ行く。
一番前にいるタクシーは、車体に電話番号など書いてあるが、いわゆる、評判の良いといわれているタクシーではない。が、まあ良いやで乗ってしまう。


空港の敷地から、タックスをよこせなどと始まってしまったが、乗ってしまったものは仕方ないと、そのまま行ってみる。
前回、散々歩いたため、何となく、ホーチミンの方向感覚と地図は頭に入っていたため、遠回りなどしている雰囲気はなかったが、到着すると、45万ドン程度のお金を請求される。
押し問答になったが、いつまでたってもタクシーから降りられそうもなく、32万ドンほど支払う結果となった。
バス代なら、乗り継いだところで6千ドン。猛烈な差だ。

ついたときには6レースが締め切られたころだったが、これなら、バスを乗り継いで来ても良かったかな?と後悔するも、まあ、お勉強代ということにしておく。100622-1
競馬場の入場料は1万ドン。
馬券は最低が1万ドン。

100622-2
中華街の北側に位置する。
このあたりは高層ビルが次々建っている。半年前工事中だった高層ビルも、中華系?のデパートの名前が書かれていた。変わって行くのだろう。
競馬場はほのぼのしていて、日本の地方競馬場に近い雰囲気を持つ。

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コースは土。ここを小さなポニー?が走る。


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騎手は子供だ。スタート直後は競馬っぽいが、直線は、子供のかけっこに見える。


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これが競馬場のあたり。バス停付近から撮影。

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27番のバスはベンタイン市場へ行く。
即ち、ベンタインからは27番のバスでこられる。
空港から152番、乗り換えて27番でよかったわけだ。
103番と111番は中華街の大きなバスターミナル、チョロンへ向う。



待てど暮らせど、反対側は27番が通るのだが、こちら側は111番と103番しか通過せず、どうなの?と思っていると、後ろのお店のおばあちゃんが、こないことを教えてくれた。
むろん、ベトナム語など分からぬが、ゼスチャーを元に、行き先や、バス路線図で27番を指していると、もっと北の方へ行けとのことだ。
今日は、この前は通らないよ!と伝えてくれているようだ。

したがって歩いて、その北側にあるロータリー部分を越えて、すぐのバスターミナルまで行くと27番がやってきた。
路線図とは競馬場の反対側を通って、ベンタインへ向うバスに乗ることが出来た。
バス路線図に振り回されたが、バス路線図は虎の子であった。
バスターミナルでもらっておくことをお勧めする。
2010.06.21

NO.78 フランス語の数字 ルイ14世

本日は序数とローマ数字の続編である。
ヴェルサイユ宮殿ルイ14世が建てたものである。

Louis XIV・・・(ルイ・キャトルズ
である。

けして、14番目の王、Louis XIVe(ルイ・キャトルジエーム)ではない。実際14人目の王どころか、数え切れぬほどいるから、14番目ではありえない。


王侯貴族のこの何世というのは、序数ではなく通常の数字を使う。例外を除いては・・・である。
その例外というのが1世なのである。


ナポレオン・プルミエナポレオン1世。すなわち、我々が良く取り上げる方の白馬に乗った、凱旋門のナポレオンである。
Napoléon Ier
これだけは序数であるので、erが必要だ。
最初の王という意味があるのだろう。
ナポレオンの場合、皇帝だから、最初の皇帝、すなわち、始皇帝ともいえるが、ここでは、ナポレオンの最初という意味であろう。。

ルイ14世ルイ16世はもちろんメジャーだが、ルイ1世という人もいる。
このルイ1世という人は、シャルルマーニュ(カール大帝)の子で、今のEUともいうべきフランク王国を仏伊独などの基礎に分割した王様である。
Louis Ier・・・(ルイ・プルミエ
もちろん、Louis 1erとアラビア数字表記もある。
この人、最初のルイであって、最初の王ではない。
最初のシャルルも最初のアンリも最初のフランソワも最初のフィリップも皆プルミエである。

ちなみに、ドイツのアーヘン(フランス語では、エクス・ラ・シャペル)に都を置いたシャルルマーニュは、京都に都を置いた桓武天皇と同時代人である。
ルイ1世は、そういった時代の人である。

それはともかく、ルイ14世ルイ・キャトルズ、または、ルイ・キャトーズと発音するだけで、ヴェルサイユ宮殿も少々違ったものに見えるかも知れぬ。
むろん、カタカナに頼らず、発音しましょう。
2010.06.20

シャロンヌの酒神

20100619
パリの東側は、ベルヴィル、メニルモンタン、シャロンヌと北から南に並ぶ。
パリの郊外だったところだ。
シャロンヌ村の上には、サン・ブレーズ教会があるが、坂下の庶民の町には、酒の神がいる。

11区のワインレストランのマスコットが、このバッカスである。


今日は16区で横断歩道の信号待ちをしていると、車の中から、いきなり水をぶっ掛けられた。バケツみたいな量ではないが。
なんの理由かはわからぬ。
そういう輩がフランス人であるかどうかもわからぬが、酒の神からのプレゼントであったのかも知れぬ。
サッカーのアジア人の活躍にいらいらした連中がいたかも知れぬ。

おかげで、オートゥイユ競馬場の勝負は3戦3勝であったのだ。

シャルトルで手に入れた地ビールを浴びつつ、デンマークとカメルーンの試合を観戦するとしよう。
Posted at 03:54 | パリ雑記 | COM(0) | TB(0) |
2010.06.19

シャルトル大聖堂

20100618
シャルトル大聖堂は世界遺産である。
世界遺産大好きの日本人は、団体他で多数やってくる。
フランス語、英語、日本語が多く聞かれるようだ。
パリのアジア観光客はもはや日本人が代名詞とはいえぬが、こうした地方になると、アジア人観光客は日本人という感じがしないでもない。


さて、お目当ての大聖堂は修復中で、正面は足場が組まれている。
写真を撮ろうにも、来年までは足場付きシャルトル大聖堂になってしまう。
そんな足場を多少感じなく正面を撮れるのが、夜のライトアップだ。


さまざまな色にライトアップされる。
色もさまざまに変化し、絵になったりもする。
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中央の足場部分は多少見づらいが、それでも綺麗に見える。
街中の24箇所ほどがこうしたライトアップとなる。
夏の期間のイベントだ。


問題は、その時間だ。
開始時刻は、暗くなってスグと書いてある。

6月の日の入りは夜10時ごろ。
シャルトル発パリ行きの最終は夜9時。
泊まるしかない。


念のために、撮影したい人は、三脚をお勧めする。
実際持ってきている人は結構いる。
暗くて手ブレもするし、フラッシュ炊いたところで、大聖堂にその光が届くわけもない。
綺麗に撮れぬ。

わしの場合、パリへ三脚を忘れてきてしまったので、近くにあった石の上にカメラバックを置き、そこにカメラを載せて撮影。
一眼レフを持ってきた、観光客の人は、手すりなり、ベンチなりに固定して、何とか撮影しようと試みていた。
三脚、一脚は、綺麗に撮りたければ必需品だ。


2010.06.17

ジャン・コクトーに会うのは大変だ

20100616
もう、12年ほどの歳月が過ぎ去った。
ジャンコクトーが眠るのは、ミイ・ラ・フォレという、パリ郊外の村である。
郊外と言っても、RER-D線で70分ほど南下しなくてはならず、フォンテーヌブローの城から西へ行くとある、バルビゾンからは南に当たる村だ。

何の情報もなかった以前は、ただただ、MAISSEの駅から、延々7キロを歩いていったのである。
途中にあるカルフールに寄って、食を買い込み、へとへとになって付いた記憶がある。
むろん、帰りは限界越えでタクシーとなった。



今回は、インターネットという武器が発達しており、その界隈を走るバスの時刻表も、事前にわかる。
とはいえ、こうした郊外の街のバスは、利用者の多くが車を運転しない学生であり、当然、彼らに合わせた時間にしか、バスは運行していない。

調べた時刻は午前中7時台と8時台に1本づつ。
これに乗るためには、パリ市内のメトロは、ほぼ始発に乗っていかねばならぬ。

前回乗れなかったバスに乗り、帰りもバスの予定でスケジュールをたてる。
車で訪れました!なんて記事は、基本的に書きたくない。
誰でもいけますよ!がポリシーなのであるから、バス電車徒歩が基本形だ。


しかしである。
調べが甘かった。
水曜日は、学校が早く終わる?のである。
帰りのバスは、月火木金しか走っておらぬ。

12年ぶりに、同じルートを逆方向、ミイ・ラ・フォレを観光した後に、コクトーに会った後に、MAISSEの駅まで歩く事になったのである。

約7キロ。

秋に歩いた、ラ・ロッシュ・ギュイヨン12キロ往復に比べれば、楽ちんであるので、今回はすんなり、疲れもせず、ついたのであるが、また、歩きになるとは、まったく予想外であった。

途中、ボース平野の小麦畑をパチリと撮ったのだが、昨日とあまりに似た写真になってしまうため、もう、開館間近のジャンコクトーの美術館になるのか?コクトーの家の近くにある、大きな古い教会の写真を載せておく。
前回、へとへとになって歩いたときにようやくたどり着いたカフェは、この目の前に今も存在していた。
カルフールも、道中変わらず存在していた。
年をとり、体力は向上し、疲労度だけが変わった、今回のミイ・ラ・フォレ散策であった。

水曜のバス便に気をつけろ!である。

2010.06.16

中世都市プロヴァン散策

20100615
中世都市!といっても、日光江戸村のフランス版だと思って行くと、がっかりするかも知れぬ。
いまも、生活の成り立っている、古くからの建物のある、城壁の残る、歴史的な街と考えておくのがいいかも知れぬ。
世界遺産、とか、何とか100選とか、単語そのものに、多くの勝手な幻想をのせ過ぎぬ方がいい。

この街の最高の見所は、高所である、セザールの塔からの見晴らしであると思うのだが、個人的に最も感動したのは、街の外周、城壁外を歩いたときに見える、畑の色合いであった。

この街まで、鉄道で出かければ、途中から、眠くなるほどの単調な美しい田園風景が続く。
美しいが、ウトウトしてしまうほど、広大だ。

高所から見渡すのもいいのだが、最初にその風景に出会ったのが、地上からだったからか、最も心に残ったのは、この一枚であった。

この街、イベントも毎日開催されている。いろんな楽しみもあるが、総ナメにしようと思わず、見たいものだけ、ぶらりと出かけて行くのがいいように思われる。
損得は、急いた分だけ損となる気がしてならない。

何人かで出かけたら、中世の街角で・・・なんてタイトルをつけられるちょっとおふざけの写真を撮りつつ、ブラブラ歩きするのが、いいかも知れぬ。
行った行った、私わたし、の証拠写真ほど、惨めなものはない。
2010.06.15

モレの散歩

20100614

早朝パリを出て、フォンテーヌブローの南、モレへ散歩に出かける。
午前中ではない。
早朝がいい。

あちらこちらの散歩写真はまた載せるとして、本日は、モレ・シュル・ロワンといえばの、何億枚もとられたかも知れぬお決まりの場所からの写真を載せておく。

シスレーの描いた、教会、橋・・・。
朝日の当たる風景は、雲のかかる薄日のため出会えなかったが、町が起きはじめた朝がここは似合う。

そんな今日の早起きは三文の得は、午後一番には戻って、テレビ観戦したカメルーン戦勝利だったのかもしれない。
2010.06.14

エルメス賞

20100613ermes
今年も、エルメス賞が開催された。
着飾った人も、着飾ってない人も、皆楽しめるイベントだ。
赤ペン親父と真逆の世界がここに存在する。
しかし、赤ペン親父も存在できるのが、フランスの良さだ。

敷居が高くないから、プチおしゃれ競馬好き老紳士淑女もいるし、競馬よりも、自身のファッションを見せるのが目的の女性もいる。それぞれが自由に、好き勝手に、最高の雰囲気を楽しめる、オープンな美の世界がここにある。

一般庶民が、古きよき美しき競馬文化の世界を堪能できる、最高の舞台である。
2010.06.11

ストラスブール37

100611
日本のように、雨季があるところでは、こうは行くまい。
水量が常に安定している、雨が猛烈に降って、川の水量が激変するかも知れぬようなところに、このような風景は現れづらかろう。
そこが、川が道になりえた最大の理由だったのかも知れぬ。

こうした水景はなくとも、越すに越されぬ大井川・・・。日本の橋梁技術が高いのは、欧州は川に沿う文化、日本は川を越す、渡る文化から納得がいくというものだ。
旅先で旅先に埋没せず、あえて日本を意識してみるのも、自分達も相手も知る上で、結構楽しいテーマかもしれぬ。

2010.06.10

南アフリカワールドカップ、フランス戦、日本戦

いよいよワールドカップが始まる。フランス戦は明日からだ。
南アフリカは時差フランスとは1時間である。
そういった意味では、試合は観戦しやすい時間帯にある。

せっかくフランスに旅行中の人は、カフェなどをのぞいてみるのも良いだろう。
地方都市であっても、何処かのカフェには必ずテレビが用意され、その前にお酒片手に陣取っているフランス人たちを見ることが出来るだろう。ただ、皆、熱くなるだろうから、その点はご注意を。

フランス時間でのフランス戦と日本戦のスケジュールである。

6/11 20:30  ウルグアイ-フランス
6/17 20:30  フランス-メキシコ
6/22 16:00  フランス-南アフリカ

6/14 16:00  日本-カメルーン
6/19 13:30  オランダ-日本
6/24 20:30  デンマーク-日本

どちらも、グループリーグ突破を期待していよう
2010.06.09

マルティール通り

100609
いつぞや、サンドニの話で書いたかも知れぬが、ここはマルティール通り。
モンマルトルの丘からノートルダム・ドゥ・ロレット教会の裏手までの坂道である。
18区から9区へと伸びる。

マルティールというのは殉教という意味だ。
もちろん、聖ドニ、他二人の弟子のことであろう。

モンマルトルの丘といえば、18区だと思いがちだ。
しかし、その丘は9区から始まっている。

9区というのはオペラ座の裏、サンラザールの脇にあたるが、意外と、北側は観光地少ないため、この9区の坂を上る人は少ない。大抵メトロで通過してしまうところだ。

が、それだけに、意外とパリらしい顔をしているところが多い。
この界隈には、自身の好きな20区の坂同様、結構好きな眺めの坂道が多い。
お気に入りの坂道がざっと片手ほどは思いつくか・・・。
2010.06.08

ストラスブール36

100608
手前、中、奥とあると写真は奥行きが出るそうだ。受け売りだ。
初心者のカメラの本には載っている話である。
先日載せた話、斜光の時間帯に、こうした水景色とあわせて、上手いこと写真が撮れたのなら、鬼に金棒なのかもしれぬ。


”撮る”ひとは、そうした場所で、何時間も粘って撮る。
わしらのように、ずるずると巡る観光客は、通ったときに撮る。


あっ!と思ったら、写真というのも、コツであろう。
そのとき出あった風景は、もしかしたら、偶然にも好条件だからこそ、あっ!と思ったのかも知れぬからである。
後で撮るから、今は良いや!といって、何度後悔した事か!
”うんちく”も大事だが、感性はより大事だ。
2010.06.07

NO.77 フランス語の動詞 不規則活用partir

本日はpartirの活用である。

partir・・・出発する。
arriver・・・到着する。

これらの単語は、当然、駅で、空港で、バスターミナルで、港で、聞く単語である。
もっとも、出発しますという単語は、館内放送では、partiraと未来形になっていることが多い。
過去形は基本必要ないであろうからだ。
または、départ出発という名詞で使われるか?

TGV何百何十何番、どこどこ行きは、何時に発車する予定です。なんていう放送である。
ピン・ポン・パン・ピロロ~ン!という悲しい音楽と共に言っている。


むろん、ここでは、現在形の話である。
arriverer動詞であるが、単語としては、当然セットで覚えておいた方がいい。


partir

Je pars
Tu pars
Il part
Nous partons
Vous partez
Ils partent


ラディカルは単数par-。ただし、複数人称の場合はpart-
単数人称のテルミネゾンはSSTシリーズ。複数人称のテルミネゾンはer動詞と同じ。
2010.06.04

ストラスブール35

100604
写真を撮るには斜光がいい。
よく、カメラを始めたときの本に、こんなことが書いてあった。
風景写真の話である。

これは、デジカメになったからといって、被写体の問題だから、変わらない。

この斜光、欧州の夏には、とても長い時間斜光になってくれる。
夜10時ころまで太陽が出ているから、サマータイムであることを考えても夕方5時ごろから5時間はたっぷりある。

斜光が良いのは、被写体が立体的に見えるからであるそうだ。

情緒的な軟らかい雰囲気になるのは、その”光”のお陰なのだろう。


お風呂で歌うと歌が上手になるように、朝夕に撮る写真は、腕の良いカメラマンにステップアップしてくれる。
わしらのようなド素人には、美味しい情報である。
確かに全て明るかったなら、これも、平べったい写真になってしまうだろうなぁ。
2010.06.03

パリ寸景猫

100603
フランスといえば、犬を連想する人も多かろう。
が、路地、路地裏は、猫の方が圧倒的に似合う。
それは洋の東西を問うまい。

写真はマレの裏であるが、モンマルトルの路地にも、モンパルナスの路地にも、坂道の影に、ビルの裏の住宅街の陰に、猫が現れる。
Posted at 11:35 | パリ雑記 | COM(0) | TB(0) |
2010.06.02

パリ寸景レピュブリック広場

100602
写真は昨秋のれピュブリック広場である。
秋であれ、春であれ、花が咲いていると、ついついカメラを向けたくなる。

カメラを持つようになってからであろう、花に興味を持ったのは。
小さいころは、花にも興味はなく、野菜は嫌いだし、スーパーへも買い物へは行かぬし、魚も上手に食えぬしで、いわゆる全く物の名前を覚えなかった。

桜、チューリップ、つつじぐらいは何とかわかるのだが、それ以外となると、自信はない。
魚も、シャケとシーチキンとウナギぐらいだろう。
実のところ、そういった名前をいい年しても全く知らぬままなのだ。

こうやってカメラにおさめるようになると、必然知りたくなるのだが、なかなか知る方法がない。
これは何だよ!と教えてくれる人がいるか、そこに名前が書いてあるか、でないと、中々知りようがないのである。
Posted at 11:57 | パリ雑記 | COM(0) | TB(0) |
2010.06.01

ストラスブール34

100601
日本では中々見られぬ風景である。
たしかに美しい風景であるが、日本でこの風景であると、夏の蚊を心配してしまう。
この時期になると、どうやって蚊から逃れようか?ということが、優先話題になってしまうのだが、欧州ではその点免れている。
もちろん、いないわけではないが、刺されることが圧倒的に少ない。乾燥のお陰か?気候のお陰か?

これが、東南アジアにでもいけば、爆発的に増える。
蚊を殺す電気ラケットもよく見るが、これは日本にも売っていた。

だからこそ、地元民ではない我らも、欧州のこういった場所でゆっくりするのが楽しみの一つなのである。