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2010.03.05

カフェもお昼はお茶できぬ

カフェのコーヒー1杯の相場は2ユーロ程度であるが、もちろん、職場のキャンティーンのような場所と、シャンゼリゼでは全く別の金額である。
サルトルが、朝から晩まで1杯のコーヒーで粘ったとかなんとか、話もあるが、サルトルほどの有名人であればともかく、そうでもなければ、お店に長居して貢献することは死後もあるまい。
といっても、長居したからといって、胡散臭い目で見られるわけでもない。

が、ランチタイムはチト違う
本当に、お茶オンリーのカフェであればともかく、大抵、店内席はランチ用である。
昼休みたっぷり2時間のフランスでは、午後3時近くまで、お茶の人は外で!ということになるカフェも多いのである。



さて、話は地球温暖化である。
ニュースにもなっていたが、冬のカフェの名物の外の暖房機が温暖化原因の一つに挙げられいているらしい。
あのタバコ友好国フランスですら、最近は禁煙の嵐とタバコ増税の渦に巻かれている。
ワールドカップで優勝した辺りから、この流れは顕著で、今や、禁煙大国と言えぬこともない。


そのとばっちりはカフェにもくる。


とある、フランス人が言う。
タバコのすえぬカフェはもはやカフェではない

この禁煙ブームのなか、何年か前には、ジム・ジャームッシュのコーヒーアンドシガレッツなんかも映画であったわけだが、カフェとタバコはまあ、一体である。
わしも、その一員であった、数年前までは。


そこへもってきて、今度はエコだ。
おいおい、カフェをどこまでいじめるんじゃい!とでもいうのか?
外でしか吸えぬタバコに暖房器具撤退となれば、東京よりは少なくとも寒いパリで、カフェの存在意義が相当薄れてしまったなどと思う人もいるかも知れぬ。


フランス人は寒い冬でも、寒さをものともせず、外でお茶をする。
なんて話も聞くが、そんなことはない。
前出暖房が存在しているか、そうでなければ、太陽が当たっているかは最低限必要だ。当たり前だが、フランス人だって寒いのが好きなわけではない。ご存知、太陽大好き民族なのである。

コーヒーショップ、喫茶店と比べ、カフェという単語は短い
短いということは、それだけ、重要単語なのだ。
生活に密着しているものである。

景気が悪化すれば、カフェで昼間もお茶が出来るようになるかも知れぬ。
ランチを食わず、パン屋に並ぶ人が増えるからだ。
陽気で暖かくなると、お昼には、公園のベンチの席がなくなることになるだろう。

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