欧州では広角がものを言う
07/03(Thu) 19:37|デジタルカメラの選び方comment(0)trackback(0)edit
アミアン大聖堂


写真は、アミアンの大聖堂だ。
大変多くの日本人が・・・ということではないだろうが、世界遺産であり、ランス、シャルトルとともに3大大聖堂であるから、訪れた人も結構いるだろう。

ここは、この写真をとるために後ろに下がるスペースが極端に無い。

ノートルダム寺院を正面から写真に入れようとした日本人は多いだろう。
数知れず、何億枚もそのポランスキーのいうところの絵葉書でも買ったら・・・写真は撮られたろう。

その人は経験したはずだ。

後ろに下がれども、てっぺんが入らない。
頂上を入れるためには、だいぶ後ろに下がらなければならないことを。

はるか後ろに下がっていくうちに、被写体のひとつノートルダムは入ったものの、もうひとつの被写体である、女性二人組みは、動かなかったために、豆粒以下で、誰を撮ったのか分からなくなる。


とにかく、大きな被写体は広角に限る。
ベルサイユ宮殿でもそうだ。
庭に出る、宮殿を入れようにも、横幅がすごすぎて、入りきらない。
後ろに下がっていくうちに、庭に入ってしまい、宮殿が見えなくなる・・・・。

賢い人は、ここで、一気にズームしてよる。
中途半端より、切り取ったほうが面白い写真になるからだ。

が、広角があれば、それなりの雰囲気が出ようというものだ。

もうひとつは、ちょっとゆがむことだ。
広角のこのゆがみは特徴的で、うまく使えば、ユニークな写真になる。

広角は使っても、望遠は、あんまり使わぬものだ。300ミリまでなんていったところで、そんなものの出番は広角の比ではない。



中には誤解している人がいる。

28mmと35mmはたった7mm差だ。
これは実に1.25倍なのだ。
100mmと125mm、200mmと250mmの違いに相当する。結構大きい。

24mmと38mmの違いがあったとしよう。
1.58倍以上である。
これは200mmと300mm以上であるのだ。
mm差の問題ではなく、倍率の問題だ。
それだけ、写る範囲が違うということだ。


この大聖堂の写真は余裕で入っているが、16mmで撮っている。コンパクトデジカメではない広角である。
が、広角の威力が、なんとなくお分かりいただけよう。