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2008.04.07

No.12 母音に挟まれた“S”

発音の話から、冠詞の話に移ったのは、今回の話をするためである。

母音に挟まれた“”の発音は“”とにごる。
SSと重ねることで“ス”となる。

Versailles・・・ヴェルサイユ
Marseille・・・マルセイユ
Toulouse・・・トゥールーズ
Carcassonnes・・・カルカッソンヌ

トゥールーズは母音に挟まれた“”だから、“”とにごる。ブンソン、ミュールーなどもこれだ。
カルカッンヌは見たとおり、SSになっている。だから、ソンヌと発音される。
マルセイユとヴェルサイユは、母音と子音に挟まれている“S”だから、この制約外だ。

英語にbecauseという単語があるが、この単語の中の“”も“”と発音されている。
知らず知らずのうちに、英語の勉強でも、理由など考えずに、この母音に挟まれた“”のルールを適用していたのである。
もっとも、英単語の50パーセントは、ラテン、すなわちフランス語から入っているから、当たり前といえばそうだが。



フランス語の多いパターンとして、~ズと発音する単語の多くが、母音+seで終わっている。
また、~スで終わる単語は、子音+sesseceである。

Pelouseという単語がある。なんと読む?

プルーズと発音する。

意味は芝生だ。まれに、芝生立ち入り禁止の看板に、これが書かれていることがある。
日本ほど、頻繁に、芝生立ち入り禁止の看板は見ないが、フランスでもちらほらある。

さて、ペルーズ、ペロウズ、プロウズなどと発音した人は、既に、一度、定冠詞や不定冠詞を頭に入れ始めた時点で、フランス語の発音ルールを忘れてきた人だ。再度最初からやってください。この先は無理です。

のアルファベの発音を考えれば""になることは無く、ouの発音が何か?を考えれば、"オウ"と発音できないことは明らかですね。

異常なくどさは、それだけ、多くの失敗者を見ているからでもあります。そして、たいてい、それらの人は、「いいの!発音なんてわかっている!!」とのたまいます。




さて、ここまで勉強している人は、リエゾンという言葉を聞いているでしょう。
そして、大抵、聞き取れない理由の一つに、このリエゾンを挙げます。

もちろん、リエゾンされると、そういう感覚の全くない、語順も全く逆の日本人は、四苦八苦します。が、少々でも処方箋が無いわけではない。覚えておけば、微妙に、理解スピードと聞き取り役立つのが、この母音に挟まれた“S”なのです。


デゾワゾー


と聞いて、鳥の複数形だ!と瞬時にわかる人は、そのまま、これを覚えているか、母音に挟まれた“”を理解しているかでしょう。

定冠詞、不定冠詞の複数形は、最後がSで終わり、しかも、その前のつづりは母音である。

des
les

よって、後ろが母音で始まる名詞の場合、常に、母音に挟まれた“”ルールがリエゾンと共に出動するわけです。

des arbres・・・デザルブル
les apprtements・・・レザパルトマン

カタカナはあまり好きではないが、まあ、こうなります。
不定冠詞なら、
デザ
デジ
デゾ
デゼ
デズ
デジュ

などで、始まることになるわけです。

ちなみに、デズデジュの違いは、euのアルファベの違いです。忘れていませんね。

また、desの後ろの単語がaiで始まれば、デゼ・・となるし、lesの後ろの単語がouで始まれば、レズ・・となることは、もうお分かりですね。

今回はとりあえずここまで。
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