2008.03.31

No.11 フランス語の定冠詞と不定冠詞、男性名詞と女性名詞の2

不定冠詞は・・・・・とある、とか、物そのものを特定できない場合に使います。
だから、定冠詞は・・・・・特定できる場合、ということになる。



通常、コーヒー一杯下さいという場合、どのカップに入れてこい!とか指定するわけでもない。
コーヒーという液体の、この部分だけ下さいというわけではない。
だから、不定です。

が、隣の美女が口を付けたそのカップに入っているコーヒーをここへもってこい!というのなら、明らかに限定される。
液体まで限定されますね。
だから、定です。



定冠詞にはもう一つ使い方があります。一般的な名詞として使う場合ですね。
限定するという意味では、そのもの全て、この世にあるそのもの全てという意味で限定します。

コーヒーが好きじゃない。
この場合、隣の美女のコーヒーでもないが、とあるコーヒーが好きでないわけでもない。
コーヒーが全般的にダメというわけである。
あの液体も、この液体も、全てのコーヒーという液体が嫌いなわけです。
とあるコーヒーで無いから、不定冠詞を使えない。その場合定冠詞なわけです。

人はさぁ
、とか、車ってのはね・・・など、一般的に説明する場合は、定冠詞になるわけです。



この概念が、わかっているようでわかっていない人、定とか不定って何?って言う人が案外いるので解説もしてみたが、実は、あとで、チョコット、この部分が文法の話に出てくる。ということで、わざわざ、言ってみました。



ところで、フランス語で覚えなきゃいけない文法用語。
デフィニアンデフィニのどっちが不定でどっちが定なのか忘れてしまいそう。

そんな人のために。

アン~という表現は否定的な意味に使われることが多いです。
ラテン語から来ているのではないかと勝手に考えていますが、reで始まる名詞が繰り返すという意味合いを内包しているように、inで始まる単語は否定的な意味になっているものが結構あります。
だから、アン~は否定的な意味と覚えておけば、おのずと不定冠詞がどちらかはわかってくるはずです。



最後に、男性名詞と女性名詞があって、大変という話をよく聞くのですが、ドイツ語でもスペイン語でも存在しますし、ドイツ語だと中性名詞なんてのもある。
フランス語だけじゃないんですね。

また、覚えるこつなんぞありません。

覚えなければ会話ができないのか?
間違えたところで通じないことはまず無いですね。直されたりしますが。

車はvoiture ヴォワチュールは女性名詞で定冠詞ならla、不定冠詞ならuneという風に覚えていく必要は無いですね、はっきり言って、そんな風にしていたら、気が狂います。

何となく、覚えていくのがいいのですよ。

傾向など何も無い。
パンは男性名詞ですが、バゲットは女性名詞。ブリオッシュは女性名詞でクロワッサンは男性名詞。ケーキの意味であるガトーは男性名詞でカヌレも男性名詞、キッシュは女性名詞。
パン屋だけでも覚えるのに一苦労。

こういうものは、全て、その場で覚えていくものであって、丸暗記物ではないです。
いえいえ、丸暗記できるならしてください。
できない人のために書いているわけですから。

名詞を覚えるとき、冠詞を付けて覚えていくといいといいますが、全てそれをやると、やっぱり大変なんですよ。

全て確定ではないですが、バゲット、ブリオッシュ、キッシュ・・・の語尾。これに注目したほうが、男女見分けやすいかもしれません、tionとか、sionなど、ionで終わる名詞は女性が多いとか・・・。
でも、100%ではないですから、必要なときに、間違えて指摘されて覚えるぐらいでいいんですね。
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2008.03.28

モナコのビル群

モナコ街並み

モナコの名物?といえば、山肌に沿うように建つビル群である。

このモザイク模様のような、ビル群が、モナコの象徴的シーンの一つである。

この密集感は、コートダジュールでは、ニースでも見られない。ここ特有のものである。

大変狭い国土と、高級なお国柄ゆえ、高層マンションが多くなるのだろう。

バルコニーがあるからなのか?
日本のビルと比べて印象的に違うのは、ビルに感じる横線である。
側壁の少なさなのか?
そこが、日本の建物と大きく違う点である。
2008.03.26

カルネ半分だけ下さい!

いずれはホームページのコンテンツにする予定ながら、紙にも頭にもまとまっていないので、しばらくは、水曜日にでも、パリの交通とパリ近郊の交通について、載せていくことにしよう。


交通で問題になるのは、切符の種類とパリの交通の使い方である。



住んでいるのならともかく、旅行でパリを訪れる場合、あなたが、

いつ、何曜日?何日?
パリ又はパリ近郊のどこへ到着し、
どんなスケジュールで、
いつまでパリにいるか


によって最も効率のいい切符は変化する。


もう一つは、RERとトラムとバスだ。

これらは、住んでいる人ですら、使わないという人もいる。
長い事住んでいる人はともかく、旅行者や、パリ滞在期間の短い人には厄介な乗り物だ。
これらをうまく使うと効率がいいし、楽しい旅になる。


どうやって乗るのか?はもちろんながら、メトロだけでも移動できないこともない、パリの街の中で、バスやRERの存在意義が何なのか?
本当にメトロが便利なら、パリの市内をメトロの数倍の路線バスを走らせることはあるまい。



一種のゲームである。


パリの中を、バス、メトロ、RERやトラムなどが、何分かおきに、ところ狭しと走っている。こいつに、目的地へ移動するために、上手に飛び乗り飛び降りするわけだ。
時間の限られるパリの旅行者中心に、賢い利用法を伝授、いや、一緒に研究しようというわけだ。



さて、今回は切符の種類。

旅行者の呪文、アン・カルネ・スィル・ヴー・プレ!

だが、この回数券が必ず安いとは限らない。だが、万能である。ゾーンにとらわれない。ゾーンはまたげないことが多いが・・・。
他にも、

パリヴィジット、ゾーン別観光地割引付
カルトオランジュ・エドマデ、一週間券
カルトオランジュ・モンシュエル、一ヶ月券
モビリス、一日券

などが、ある。


ゾーンについては、また次回として、今回覚えておくべきは、カルネに2種類あるということだ。


ドゥミ・カルネ


Demi(ドゥミ)というのは、半分という意味である。
アン・カルネ・スィル・ヴー・プレ!の最初のアンをドゥミに変えたらいい。

ドゥミ・カルネ・スィル・ヴー・プレ!



値段はカルネの半分だから、割引率は一緒だ。


フランスの月初は1日であることは日本と同じであるが、フランスの週は月曜日から始まる。日曜日からはじまる日本とは違う。
ここが、1週間券を買うには重要なポイントになってしまうのだが、その話は後として、
仮に日曜日にシャルル・ド・ゴール空港に着いたとしよう。
月曜からは、一週間券を使うとして、今日はどうするの?というときに、カルネで10枚買うのは多い!という場合、この“ドゥミ”は意外と使える。

帰りも同じく、月曜日夕方にはパリから帰国、半日時間がある!なんてときに、ドゥミ・カルネは活躍する。


頭の隅に置いておくと便利な“ドゥミ”である。



ちなみに、パン屋さんでもこの“ドゥミ”は使える。
カルネが使えるわけではない。
“ドゥミ”は半分の意味だ。

少ない人数でパリを旅行している場合、バゲット食べたいが、一本は多すぎ!という人に、ドゥミ・バゲットと言って、半分だけ買おう。
半分サイズのバゲットを用意しているところもあれば、切ってくれるところもある。


他、何時半というときの半も“ドゥミ”である。
2008.03.25

モナコの観光局へ

モナコの観光

地方へ行くときは、まず、観光局へ行く。

手にガイドブックを持っていようが、持っていまいが、行く。行ったほうがいい。
どんな情報が手に入るかわからない。

基本的には、街の地図をもらうことが最大の目的である。
割引の情報や、ガイドブックとは違う、現地の観光地のオープンやお昼休みの時間、ガイドブックに載っていない観光情報なんかも手に入ったりする。

日本では手に入らない、手に入れようの無い、パリでも手に入らない情報なんかも、観光局や、もらった地図から手に入ることは多い。


モナコでも観光局へいった。

ここは、モンテカルロ市の観光局であり、モナコの観光局でもあるわけだ。
いわば、国の顔。

観光局というのは、街によって、雰囲気様々だ。
近所の駄菓子屋の雰囲気のおばちゃんが丁寧に教えてくれたり、建物の外までバス停の位置を教えてくれたりするところもあるかと思えば、ここ、モナコのように、とてもお高い、知っている限りでは、フランスの観光局に比べ、はるかに神々しい観光局である。

良し悪しはおいておき、モナコで、アットホームな、街の入り口を探そうという方が無理である。
2008.03.24

No.10 フランス語の定冠詞と不定冠詞、男性名詞と女性名詞の1

もう発音の話が終わってしまったわけではないが、話の前後の関係で、冠詞を先に行うこととする。


とは言っても、定冠詞はこれです、不定冠詞はこれです・・・では、あまり意味が無い。

どんな教科書でも、載っているから、それを見ればいいし、まあ、重要なので、覚えないことも無いだろうし、覚えられないこともあるまい。


まず、最初に覚えておいた方がいいのは、文法用語である。

冠詞、名詞、動詞、現在形、複合過去、未来、形容詞、大過去・・・日本語の文法用語があるが、日本語の文法用語は全くフランス人に伝わらない。


当たり前だが。


だから、プチ留学であろうが、日本のフランス学校であろうが、長期の留学であろうが、文法用語をフランス語で覚えてしまわなくてはならない。


ありゃりゃ、大変そう。


が、これは、何語を勉強しても通らねばならぬ道なので、あまり大変だと思い込む必要は無い。また、その場で覚えていけばよく、忘れたからといって悲観すべきものでもない。

Article indefini(不定冠詞)
Un(アン)・・・男性名詞につく
Une(ユヌ)・・・女性名詞につく
Des(デ)・・・複数形の名詞につく


Article defini(定冠詞)
Le(ル)・・・男性名詞につく
La(ラ)・・・女性名詞につく
Les(レ)・・・複数形の名詞につく
L’(ラ~ロ)・・・母音で始まる名詞の前に付く


まあ、教科書はこんな感じだ。



ここで問題にしたいのは、不定冠詞のuneである。

既に発音で勉強してきたように、unの発音は“アン”である。
uneは、なぜ“ユヌ”なのか?
たいていの人は、疑問すら思わないだろう。

unが“アン”なのだから、uneは、“アンエ”とか、“アネ”とか“アヌ”とか“アンヌ”とかにならないのだろうか?

ならないから“ユヌ”であるわけだが、uneu+neになっていることに留意。
とか、は、後ろに母音がつく場合、それとくっついた発音が優先されているのである。

このルールを無視してしまうと、読めない単語が続出する。
は“ユ”、neは“ヌ”だから、“ユヌ”となるわけなのだ。


不定冠詞のarticle indefiniアクサン記号抜けてますが)は、アーティクル・アンデフィニとなる。(
indeだから、nのあとは。すなわち子音です。
だから、この場合inのアンが発音されます。

しかし、
initial はイニシアル。nのうしろがiだから、niの”ニ”が優先的に発音される。だからinの部分を”アン”と発音せず、”イ+ニ”になるわけです。

uneは簡単に流してしまうのだが、こんなルールを内包しているのですよ。

さて、定冠詞と不定冠詞。
なんじゃ?そりゃ?という人のために。
は、次回。
2008.03.21

モナコ、とあるコーナーにて

ラスカス

モナコのここの写真を見て、ああ、ラスカス?といえる人はなかなかだ。

なんせ、ボツ写真をなんとか再利用できないものかと写真を何とかしながら使っているので、通常のラスカス写真に比べ何ともマヌケな写真である。
が、通常、車目線か、上から写す写真が多い中、下から山の風景まで見える写真はなかなかあるまい。南仏特有の岩肌だ。

ここを立ち上がれば、ゴールラインまでウネウネと加速するだけである。

コーナーというより、ヘアピンに近い雰囲気だ。


今週末は、マレーシアグランプリ。
トラクションコントロールがなくなるだけで、化けの皮がはがれるドライバーが出るか?

レールの上を走る新幹線を手に入れたドライバーが世界一早いと言われても味気無い。
人命な関係のないハプニングやトラブル、アクシデント、熱い感情バトルがたくさん起きることを期待する。

シンガポールではナイター市街地レースになるらしい。
ヴェルサイユやパリ市街地でなんて計画もあるらしいが、F1にも、美しい絵と劇的な物語が必要だ。モナコの歴史のように。
2008.03.19

モナコの縁石

モナコ縁石

今年もついにF1が開幕した。
アイルトン・セナの事故死以降、F1人気も過熱感はなくなった。

セナは、中島のチームメイトでもあった。
その息子が、F1ドライバーになった。

小さい頃にはやったスーパーカー消しゴムの時代、フォーミュラカーの形をした車の名前がマリオ・アンドレッティであると勘違いしていた。タイヤが6つあるものはタイレルであって、四輪はマリオ・アンドレッティであると思い込んでいたのだ。それほど、アンドレッティの名前は一般化していたのかもしれない。

初めてF1を見たのは、ハンガリーのハンガロリンクである。スタート後、数週でセナがピットインし、周りのプロストを応援するフェラーリファンが大喜びしていたのを思い出す。
結果、プロストは、後ろから来るセナの前でスピンアウトし、セナは2位フィニッシュであったように思う。

何年か後に、モナコを訪れた。
この街は、いわゆる一般の道、公道がサーキットになるのだが、当然、コースを歩くこともできる。
できるというか、まあ、普通の道なのである。
ここかしこに、赤と白の縁石カラーに彩られている。ここがF1コースであることを、その縁石の色を含む街の景観全てが、F1の街であることを語っている。

ここが、セナがミスした、トンネルの入り口・・・。ここが、大クラッシュのあったトンネル出口のシケイン・・・。ここが、カペリが乗り上げたプールサイド近くのガードレール・・・。最後までセナがマンセルを従えて立ち上がっていったラスカス・・・。全て、歩いていくことができる。

F1に興味の無い人には、高級な街として、モナコ、モンテカルロ思われているのであろうが、レースが好きな人には、ここは明らかにF1の街である。レースが好きでもない人にも、そう思わせるモナコの縁石である。
2008.03.18

モナコ

モナコ噴水

モナコといえば、F1とカジノの街である。
海とフランスに囲まれた街である。

コートダジュールに連なる街の一つだから、アクセスもまるでフランスの街の一つに行くようである。
鉄道であっても、バスであっても。

この国の国旗の色は、赤としろである。
ここの国のサッカーチームのユニフォームも、F1の縁石も皆赤と白である。
もちろんレースコースの縁石部分の赤白は国旗と関係あるわけではないだろう。

この街より、さらに、イタリアよりへ進むと、ロックブリュンヌという町がある。
ここの駅から山頂へ、延々と上っていくと、その途中で、西を見るとモナコの街、国を一望することができる。
一望することができる国など、ざらにはない。

モナコを眺めるために、ロックブリュンヌに訪れるのもいいのではないだろうか。
2008.03.17

No.9 ミルフィーユください改めミルフイユください

すでに、ホームページ上では説明しているので、だぶるが、これが一番覚えやすい。

Mille Feuilles・・・ミルフィーユというけーき。

ではあるのだが、発音はミルフイユ。

Mille Filles・・・はミルフィーユと発音できるが、これだと千人の娘である。

この話はホームページに譲るとして、

今回は、illeとかilの発音の話である。


ille、ilはイーユと言う発音になる。

例外としては、
ville・・・街(ヴィル)
mille・・・千(ミル)

例外以外では、
bastille・・・バスティーユ(フランス革命といえば)
marseille・・・マルセイユ(フランス国家とジダンの故郷)
versailles・・・ベルサイユ(漫画、宮殿、説明不要)
maille・・・マイユ(ブルゴーニュの有名なマスタード)
fille・・・フィーユ(娘)
travail・・・トラバーユ(仕事の意味、転職ではありません)
camille・・・カミーユ(人の名前)

フランス語らしい発音で、結構使われる。

Mille Feuillesは、例外と通常の両方の発音を含んでいるので、覚えるのには都合のいい単語である。

LLとなる発音は、パエリヤ、トルティーヤなどスペイン語でも特徴がある。
ラテン系らしいものなのかもしれない。

2008.03.13

マントン、丘の上の墓地、そして教会

マントン墓地から

地方都市へ行くと、日本だったら高級マンションが建ちそうなロケーションに墓地があることが多い。

昨日の教会から、ずんずんオカを上がっていくと、墓地の裏手に出る。そこから、墓地をぐるりと回るように海側へ出てくると、絶景である。
眼下に、写真のように、教会、そして、マリーナと見える。

パリでも、ペール・ラ・シェーズ墓地はちょっとした高台にあるが、地方では、こういった見晴らしの良いところにお墓があることがほんとに多い。写真左下に、お墓が写っている。
何か理由があるのだろう。

努力した分だけの風景を得られる。

街によっては、エレベーターであったり、エスカレーターであったり、または、バスでヒョイと行って風景を見ることができるが、自分で獲得した風景は、得られる風景であって、見られる風景とは、確実に違う。高さや苦労を実感すると、その意味を知ることになる。これは、車でポンでは、得られない。見られるだけである。そして、簡単に見たその風景は、残ることも少ない。
2008.03.12

マントンの教会

マントン教会

教会の中に入ったわけではないが、夕刻にゆっくりと旧市街の階段を昇っていく。

夕日が当たり、真っ赤に見える教会。


とにかく、ヨーロッパの町は、石造りだからか、反射光がものすごい。
写真に、明暗のコントラストを写すことになると、どちらかがつぶれる。
明が真っ白になって飛んでしまうか、暗が真っ黒につぶれてしまうか。


人間の目は、すぐれているから、明暗を微妙に補正しながらみてしまうので、美しく見えたりする。
が、機械はそうは行かない。こういうところが、デジタルの辛さ、マニュアルの限界なのかも知れない。
人のアナログ能力恐るべし。


だから、日本に帰って写真を見たり、撮った写真を宿でパソコンに取り込んだりしてみると、あれれ、なにこの写真、全然駄目!ってことになる。


明を撮るのか、暗を撮るのか?あなたの撮りたい被写体はなに?をはっきりさせねばなるまい。
この、日の当たり具合が・・・。


明と暗を上手く、印象派のような写真は難しい。
印象派の人たちも、人間の目で補正してみた風景を描いているわけだ。


脳によって、補正されたその風景は、偽物なのかもしれない。
カメラだけが、案外真実を撮っているのだろう。
2008.03.11

マントン ジャン・コクトー美術館

マントン海
マントンの海に面した、マリーナの脇にコクトー美術館がある。

パリの郊外のミイ・ラ・フォレにコクトーデザインのコクトーのお墓のある、サンプル教会がある。
南仏、ニースの隣町、ヴィルフランシュ・シュル・メールにもコクトーのチャペルがある。
このマントンの市役所の結婚式場もコクトーのデザインだ。

パリの教会のデザインに比べて、南仏のコクトーデザインのもののカラフルなこと。

ピンク、ライトグリーン、スカイブルー・・・。

建物がそうさせるのか、この陽光がそうさせるのか、コクトーの絵も、南仏モードになっている。

この美術館を訪れた人は、皆、コクトーのファンになってしまうのではないか?
そう思わせる、美術館である。

パリ郊外のサンプル教会はその名のとおり、壁一面に薬草が描かれている。
サンプルというのはシンプルという意味もあるが、ここでは薬草の意味である。

南仏の絵は、そこにいる人々が生き生きと描かれているように思う。

その絵の雰囲気の違いは、パリから南仏に来たときよりも、南仏からパリに帰ったときに、ああ、と知る事ができる。

太陽の恋しいパリの空。
太陽一杯の南の空。

陽光は、景色も人も空気も皆変えてしまう。
2008.03.10

No.8 フランス語の発音、シャンパン改めシャンパーニュ改めションパーニュ

シャンパンと日本では言う。
シャンパーニュという単語が一般的になりつつあるのは最近のこと。

本日の発音の話はchgnである。
この2つのつづりが含まれている単語が、champagneなのだ。

日本ではローマ字を習うので、大抵
cha ちゃ
chi ち
chu ちゅ
che ちぇ
cho ちょ
などとなる。

フランス語では
cha しゃ
chi し
chu しゅ
che しゅ
cho しょ

となる。

つぎにgn
gna にゃ
gne にゅ
gno にょ

となる。

翌使う単語では
signe発音はシーニュ、意味はサイン
ligne発音はキーニュ、意味はライン
など。
動詞では、gagner(ガニェ)(勝つ)をよく使う。

Champagneは、シャンパーニュとなる。



さて、少し前の話に戻る。
anの発音はカタカナではアンとなるが、実際オンに近い発音だ、と言う話だ。

そこから、ションパーニュとなるわけである。

ション・パー・ニュのションが一番強い音だ。そういう発音だと、フランス語っぽい。フランス人ぽい発音になる。
2008.03.07

国境

マントン道
マントンは国境の町である。
写真はマリーナ前から撮った道、その先の石灰質の山肌が圧倒的に迫ってくる風景であるが、ここから、1キロ2キロほど行けば、もうイタリアである。

残念ながら、当時、ここまで来ていながら、歩いていける範囲であるのに、国境を越えていない。

そういえば、ストラスブールのときも、コリウールのときも、それぞれドイツ国境、スペイン国境を越えなかった。

越えたのは、仏白国境というべきかベルギーとバスク側の国境である。

日本も、江戸時代までは、実質、隣の県は別の国であったし、今で言うパスポートも必要だったわけだが、日本の鈍行列車に長距離乗っていると、言葉のイントネーションなどが次々に代わっていくのが手に取るようにわかる。

印象的なのは関が原あたりを越えるときであった。明らかに東海地方から関西地方に代わる。その驚きは、フランス語からスペイン語に変わったときとかなり近い。

仏伊の国境どんな感じになるのだろう。ちょっとした興味でもある。
ぜひ、ちょっと足を延ばしてみることをお勧めする。

2008.03.06

マントンのマリーナ

マントン港

南仏を訪れるということは、必ずしもコートダジュールを指すわけではない。が、一番人気は、コートダジュールである。
ここの海岸は、たいてい、生み近くまで山がある。広々とした平野から砂浜があって・・・というだだっ広いイメージの海ではない。

おそらく、こういうところのほうが、防御しやすい=住みやすいということになっていったのだろう。

今も、その風光明媚、古い町並み、そういったものがここにあるために、観光客はたえない。

そういうところだから、街もできる。街ができれば、海だけにマリーナがある。

人口の建造物がほんとに波打ち際まであるのが、特徴でもあるが、地中海は波が静かなのかもしれない。そう簡単に冠水しないのだろう。

マリーナを歩いて、日本とは違う、潮の匂いをあまり感じない海を感じる散歩もこの界隈ならではだ。

写真は、そんな、どこにでもあるような、マントンのマリーナ。
2008.03.05

グラース

グラース

南仏の古い町は、パステルカラーの壁がくすんで淡くなっている。
ニースの旧市街もそうだが、ここグラースもそんな街だ。

ここはフラゴナールという画家の出身地。
フラゴナールという香水の工場がある。
このお店はパリにもあるからご存知の方も多いだろう。

フランスの有名な香水のほとんどは、この界隈で作られるそうだ。

香水工場も見学できる。まるでサントリーの山崎の工場と言った雰囲気すらある。
作る過程が似ているからなのだろう。

ここには、フラゴナール出身地であるから、当然工場見学できる場所からすぐのところに、美術館もある。

ここの学芸員なのか、美術館にいるお兄さんが、絵の説明をしてくれた。

そうなんだ・・・。

ここのカーテンの部分は、女性の・・・・です。
このドアの部分は男性の・・・なんです。
この犬は、・・・・をあらわしています。

とまあ、観光客がいないから、ゆっくりお話してくれたのだが、へぇ、画家ってそういう風にシモネタ系をたくさん絵の中にかくんだねえと感心してしまう。
フラゴナールという有名画家が、単なるエロ親父にしか思えなくなってくると同時に、親近感も湧かないでもない。あんたも一人の人間なのねと。

フラゴナール、男と女と香水と・・・まんざら関係が無いわけでもなさそうだ。
グラースという街、気分のいいところであった。
2008.03.04

ミネルヴ村の出会い

ミネルブ イヌ

昨年、南仏、ラングドック・ルシヨン地方のミネルヴ村に訪れた時の写真。

不思議なもので、犬であれ、猫であれ、人であれ、自転車であれ、車であれ、列車であれ、建物自然と同じく、風景の一部と化してしまえば、それはそれで、思い出深い、印象的な写真となる。

犬だけをアップすれば、それが、ミネルヴ村であるかどうか、問題ではなくなる。

フランスといえば犬のイメージがあるが、猫の似合う街角もある。
が、圧倒的に出会うのは犬だろう。
パリではだいぶ犬の落し物にやられている。

日本に比べても犬にあう確率は多いとは思うのだが、地方ではそうでもない気がする。
パリの人は、ストレスがたまるのだろうと思ってしまう。

このあたりは、ラングドックルシヨンの中でも、ミネルヴォワと呼ばれるワインの産地。
パリのスーパーでも、売っている。売っているというのは、手に入るという意味でもあるが、有名であるという意味でもある。
もちろん、現地で飲むワインの味は格別ではある。
2008.03.03

No.7 フランス語のカキクケコ

qua カ
qui キ
que ク
quai ケ
quo コ

ca カ
cu キュ
co コ


以上が、カ行である。


ciceはサ行である。
もちろんciは”シ”でceは”ス”。このceを”セ”といってしまった人は、アルファベからやり直しである。は”エ”でも”イー”でもないからだ。なんと発音すべきかは、もちろん、底へ戻って確認してください。



さて、カ行に戻る。

説明してきたとおりだと、
カ は qua か ca
キ は qui
ク は que
ケ は quai または、queの最後eの上にアクサン記号がつく。
コ は quo か co



カとコ以外は”Q”で始まるのだ。

話や先生の話すフランス語からカ行が聞こえてきたら、それは、”Q”であることを疑うことだ。



おいおい、Kは遣わないのかい!?

そう、Kはほとんどない。外来語が主だ。
よって、Kは意識する必要なし。

よく出てくるKは、単位のKilo、駅の売店Kiosque(キオスクのクはqueなんですな)、飲み物のKir、食べ物のKebab、誘拐するのKidnapperぐらい。



ちなみに、”ca”や”qua”は”カ”でなく”キャ”となることも。
Cafe カフェ→キャッフェ
Quatre カトル キャトル
コーヒー4つなら、キャトル キャッフェになる。


ちなみに、ブランドのCartierと地区、エリアをあらわすQuartierはまったく同じ発音だ。
ブランドをカルティエ、地区はカルチェと日本語では分けたりするが、そんな必要は、まあ、ない。


Qで始まる音は、フランス語の場合、相当多い。
単語数の問題ではなく、疑問分関連と4にまつわる単語はQばかり。


一方cafe以外にも、carnet(カルネ=回数券)など、既に知っている単語もにもあるだろう。
まず、cacoを覚える必要はあるまい。読めるだろう。
よって、qua qui que quoなどを頭の片隅においておくべきである。



レベルが上がっていく上で、quiを”クイ”、quaを”クア”、などと発音していないことを祈る。
現に、そういう人達が結構いるのだ。そういう人は、たった4つや5つの発音ながら、100パーセント脱落している。

何とか動詞の活用を何個覚えようが、会話表現を何個覚えようが、この発音規則がわかっていない人にフランス語を話せる可能性はゼロである。

まったく、フランス語なんぞ話せんが、発音のルールだけは完璧ですよ!!という人が、フランス語ができるようになる人である。学校の授業についていけん!でも、ここがあれば、いずれ追いつきます。無理やり、単語丸暗記で行っても、早晩、落ちこぼれます。