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2007.09.03

ムーランルージュ

ムーランルージュ

ムーランは風車の意味。
ルージュは赤の意味。
赤い風車である。

有名なキャバレーであるとともに、この風車がこの界隈、モンマルトルの西のはずれ、メトロのブランシュ界隈の顔、ランドマークなのである。

夕方、青黒くなっていく空に、赤く電気のムーランルージュが妖しく、そして悲しく光る。

ここを越えて西側へ行けば、もう、モンマルトルというより、クリシー界隈というべきゾーンである。

風車といえば、オランダのような感じを受ける人も多いだろう。
しかし、フランスにも古い風車が幾つも残る。

モンマルトルの丘には風車が二つ残る。
一つは、ルノワールの絵で有名なムーラン・ドゥ・ラ・ギャレットである。
モンパルナスにも風車の後がある。

そして、パリで最も美しい風車はロンシャン競馬場にある。
1コーナーの奥、ポルトマイヨーからバスに乗っていくと風車の裏側くらいが、バス停である。

ここに昔、僧院(アベイ)があり、そこでの仕事、小麦などを挽いたのだろう、その風車が今も残る。
この競馬場で行われる9月前半のレースにムーラン・ドゥ・ロンシャンと言うレース名が今も残り、10月の第一週の凱旋門賞当日に行われるレースに、アベイ・ドゥ・ロンシャンというロンシャン僧院の名前を冠したレースも残っている。ともに、レースとしても一流のものだ。

赤い、夜になると電気のつく風車。キャバレーの風車が、しかしもっともパリで有名な風車であることには違いない。
そして、その物悲しい街と風車の雰囲気がノスタルジックを感じさせるのも、この風車がパリ一番であるだろう。
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