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2007.06.29

尾張のおばちゃん

セントレア1

セントレアというのは、名古屋から少々南に行ったところにある中部国際空港の事である。
ここはイカシテイル!
空港自体そんなに大きくはないのだが、規模も雰囲気も全て人間サイズで丁度良い。
なんでも世界第6位、この規模では世界一の空港といわれるのも納得がいく。

銭湯?温泉?がある。欧風、和風のお店の作りで可愛らしい。食べ物がうまい。などあるのだが、極めつけは別のような気がしている。

名古屋から30分かからない。
空港駅と空港がほんとに近い。
そして、なんと行っても、着陸してから、飛行機がゲートに着くまでの時間がむちゃくちゃ短い。

たいてい、着陸すると空港内をうろうろして、巨大空港だとどこまで行くんだよ!というくらいのろのろと移動する。

セントレアは、着陸しました、着きましたの感覚だ。えっ!もう着いたんだ、って感じ。これにはおどろき。


さて、
飛行機の出発時間を待つ間、テーブルに座っていると、前におばちゃんが二人。なにやら、店の売上かなんだか、小銭を計算している。
で、時々ころころチャリンと下へお金が落ちてしまう。

チャリン!
なんだか、お金をいっぱい持っているようでいやだわ、ねぇ!

と5円10円が落ちるたびにいう。

可愛らしく、愛嬌のあるおばちゃんたちである。

他のおばちゃんたちも同様で結構愛嬌があって親切だ。
全体的に、真面目で、気さくで、愛らしいこじんまりとした空港なところもここのサプライズであった。


名古屋からの新幹線では、喫煙車輛なのに煙も上がらず、全員が死んだように寝ているサラリーマンであった。
とても静かな車内。自分も死んだ魚の一尾となる。
この光景と異常な湿気に、日本についたんだなと思わせるものがある。セントレア2


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2007.06.28

エミレーツ航空

エミレーツ航空

宇宙っぽいデザインの座席は、ビジネスクラスである。
わが、エコノミーはまあ、いわゆる普通です。
当然のことながら、モニターが無いなんてことはなく、ゲームなり、今どこを飛んでいるか確認したり、映画を観たりなんかは出来るわけです。

日本食がいいよって何かで読んだので、日本~ドバイ間は全て日本食を機内食で注文。まずまずでした。とてつもなくすごいって事は無いが、いいんじゃない?っていう感じだった。

昨日の続き。
さて、ドバイについて、何とか荷物検査を潜り抜けると(結構行列、乗換の人ばかりなのであるこの空港は)、いきなり免税店。
急ぎタバコなんぞを買ったりして、36番ゲートへ直行。

パリ・ドバイ間の飛行機がドバイ着陸前に画面で36番ゲートですよ!!とお知らせしてくれたので、動く歩道を急ぎ足で36番ゲートへむかう。
荷物チェックのあたりは15番ゲートあたり(免税店も)なのだ。

で、36番ゲートに到着すると、人がいない。
張り紙がある。

本日は13番ゲートに変更になりました。と日本語でかかれている。
が~ん!2:35である。出発まであと15分。
空港についてからきちっと確認しない自分が悪い。

急ぎ13番ゲートへむかう。
15番ゲート~36番ゲート、そして13番ゲート。
事実上、意味の無い往復をする。戻りは小走りだ。
動く歩道も逆方向だけに人が少なくスムーズにぜいぜいと走れる。

どうやら間に合った。どころか、他の接続便も遅れているらしく、1時間出発が遅れであった。

名古屋便はほぼ日本人客。8割以上の席は埋まっている。
日本人でないのはスチュワーデスさんくらいなものである。
飛行時間は9時間ちょっとであった。

ちなみに飛行時間=到着時刻-出発時刻にならない。
飛び立つまでと着陸後に飛行機さんがうろうろと
"わしゃどこへいけばええんじゃ!"
とするからである。

さらに続く。
2007.06.27

ドバイ

ドバイ

空港へは2時間前に!と言うのは日本の常識。
パリの場合、2時間前に行くと、たいてい長蛇の列。
3時間前には行っとかないと、通路側!とか窓側!なんて席を確保することは難しい。
で、今回は、2時間15分ほど前に空港に着くと、既に延々と続く人の列。
さらに、チェックインが進まない、進まない。
自分の後ろにも長い列だが、どちらかと言えば、前の方が長い。

飛行機は1530発なのに大丈夫か?

1時間半ほどで自分の番がまわってきたが、途中に、各飛行機の到着時刻が書いてある。エミレーツ航空1555分。
あれ?ドバイからは1330到着のはずの飛行機が1555?

案の定、飛行機の出発時刻は2時間ほどずれた。
中のレストランで搭乗券見せれば、ご飯が食べられるとの事。

すみません!ドバイの空港で名古屋行きに乗換可能ですか?2:50ドバイ発ですけど。

チェックインのお姉さんがのたまう。
そうね、到着時刻は1:55だから、搭乗開始時間まで10分しかないわね。
急いでね!
とのこと。

日本でこれじゃあ、お前!客をなめとんのかぁ!となってしまうが、こちらでは、まあ、遅れているのは私の責任ではなく、航空会社の問題だから!と声にならない声がある。

で、取りあえず、ただ飯を食べ、搭乗。

窓側3列の真ん中。左の席にはインドのおばちゃん。右の席にはモーリシャスのおじちゃん。

食って、飲んで、寝て、目の前のテレビで、ゲームの上海を始める。
マージャンパイのパズルだが、もう結構前のゲームだから、知っている人も多いだろう。
すると、インド人のおばちゃんが聞いてくる。

どういうルールなの?

で、英語とフランス語ごちゃ混ぜのめちゃくちゃな言葉と文法で説明をする。何とか通じているようだ。
そして、インド人のおばちゃんも始める。

そこはねぇ、フリーになってないから選択できないのよ。
同じマークでも駄目なのよ、と言うが、やはりこちらの語学力では、到底説明仕切れない。
そうこうしているうちにタイムアウト。ドバイへ着く。

インド人のおばちゃんが言う。
今何時?
わかりません。

すると、モーリシャスのおじちゃんが時間を教えてくれる。
1:35。
まだ、飛んでいるわけだから、到着して外に出られるまでは時間が掛かる。
モーリシャスのおっちゃんは、モーリシャスへ行くそうで、2:55発らしい。結構あせっている。わしの名古屋行きは2:50発。五分早い。
インドのおばちゃんは4時台の飛行機で問題なさそう。

機内から這い出て、バスに乗って荷物検査の行列へ到着。この時点で2:20分。

インドのおばちゃんはもう上海をすることはあるまい。
続く。

写真はドバイの空港。免税店は24時間営業。ジュース一個でもカードで買える。そして、やはり少し安いようだ。
2007.06.25

でかい声、でかい音

サンクルー

昼間は知り合いとラデファンスで待ち合わせ、サンクルー競馬場へ。

とあるレースでおやじが叫ぶ。
アレッ!ピッコーヌ!!
これを日本語にすると、
差せ!ピッコーヌ(ジョッキーの名前)となる。
日本で、差せ!ユタカ!と叫ぶのと全く一緒である。
おやじたちは同じなのである。
ピッコーヌ騎手はこのレース2着であった。

夜、友人と待ち合わせて日本食レストランへ。
メトロに乗って出かけていくと、フランス人若者3人組が。
一人は、携帯からがんがんにテクノ系の音楽を鳴らす。
メトロの車内だ。
見かねて3人組のうちの一人が、エタン!(消せ)というが、全く無視して鳴らし続け、さらに鳴らしながら選曲して別の曲を鳴らす。
ipodなどからのイヤホンの音漏れはこちらも結構いるが、そのまま鳴らすやつはそうはいない。

さて、日本食レストラン。レストランというかラーメン屋であるが、その中は団体客もいて、ほとんど居酒屋状態。でかい声叫び声の日本語が飛ぶ。
フランスの日本食ラーメン屋ではなく、日本の居酒屋そのものの光景であった。酔っ払いがフランス映画で扱われるわけだ。

帰りのメトロで真っ赤な顔をしたフランス人。酒であろう。
彼は静かであった。

写真は、ピッコーヌ騎手が2着となったレースもあった、サンクルー競馬場で、本日のスポンサーである、モーリシャス航空、モーリシャス及びセイシェルがらみのイベント。
本日、もらった紙に名前と住所を書いて受付で投函すると、モーリシャスの旅が的中するかもしれないというのもやっていた。
Posted at 06:51 | パリ雑記 | COM(0) | TB(0) |
2007.06.24

パリのトラム

トラム

さて、去年開通したトラム。
本日は、ヴァンヴ、モンジュ、フランドルと3つの蚤の市をはしご。
写真はモンスーリ公園目の前、シテユニヴェルシテのRER-B線のあたりだ。
こいつが出来たことで、今までPCといういつ来るんだか?むちゃくちゃ込んでないだろうな?などの心配をしなくて済む。
7分に1本程度はやってくる。

途中このトラムがポルト・ドゥ・ヴェルサイユ(ヴェルサイユ宮殿とは基本的に関係ない、あえて言えば、ヴェルサイユ方面のパリの出口である)に止まるのだが、このあたりまで、現在パリ郊外を走っているトラム2号線が延伸予定らしい。
日々、遅々と進化するパリである。

乗りかたは簡単。他のトラムも一緒だが、ただ乗ればいい。のって、切符を差し込む検札機械に突っ込むだけである。カルネの切符でも当然乗れる。改札のないメトロ、一番前から乗るというわけではないバスみたいなものである。
14、15、16区あたりにお住まいの皆さんは、中華街から帰るのも楽になる人も多いのではないだろうか?

さて、本日は雨が降るとちょっと寒いくらいだ。
明日の競馬新聞を買う。
キオスクのおっちゃんは、さすがに2日に一度は競馬新聞を買いに来るわしの顔を覚えたらしい。
一応、何?ってきくが、はいよ!って感じで取ってくれる。
1ユーロ30サンチームを握りしめ、ガキの使いののように買う。
これだけは、日本の競馬新聞より安い。約200円強。
ただし、ほぼ毎日、360日は発売している。毎日レースがあるため。
日本も実は、地方競馬も合わせれば、ほとんど毎日競馬は開催しているのである。
Posted at 03:15 | パリ雑記 | COM(0) | TB(0) |
2007.06.23

助け合い

列車

本日、わが、ビタミンの元、オレンジジュースと、カルシウムの元、牛乳をスーパー、フランプリで購入。
その他いくつかを購入して、お会計12.61ユーロ。12ユーロ61サンチームだ。
サンチームはユーロの100分の1。英語で言えば、セントに当たる。
細かいおつりをもらいたくないので、1サンチームだそうと思うものの、そいつが財布の中にはいない。
現在のレートだと1サンチームは2円弱である。

1サンチームある?
ない!

この会話を聞いていた後ろのお姉さまが、すすっと1サンチーム出してくれた。Merci,Mademoiselle!

店員のお姉さんも、わしも、とても助かったのである。

さて、牛乳とオレンジジュース。こいつを毎日混ぜて飲んでいるのだが、こちらの牛乳はさらりとしているせいか、結構いける。
このオレンジ牛乳が、歩いても歩いても足をつらせないための元なのである。

本日のパリは、曇り、晴れ、雨、晴れ、曇り、雨、雨、雨、晴れ、曇り、雨。めまぐるしい。
偏西風が強いからなのかそうなのかわからないが、雲のスピードは日本のそれより早い気がする。

さて、本日の写真は、有名な北駅、東駅、モンパルナス、サンラザール、オーステルリッツ、リヨンの各駅以外に存在するパリ市内の国鉄駅、ポン・カーディネ駅。
RERという郊外へ行く地下鉄駅でもない、始発駅でもない、唯一?のパリの国鉄駅だ。サンラザール駅の次の駅になる。パリ17区。
この駅の脇に止まっている使用済みブルートレイン。落書きだらけではあるものの、ソリダリテ(連帯)という言葉(これは落書きではない)と使用済み列車が哀愁をそそる。
Posted at 00:17 | パリ雑記 | COM(0) | TB(0) |
2007.06.22

音楽の日、ウクライナ

歌ウクライナ

本日は夏至の日。そして、夏至の日はフランスは音楽の日である。
例年はモンパルナス駅のクラシックを聞きに行くのであるが、今年は、ちょっと趣向を変え、別のところへ出かけてみる。
16区にあるラヌラグ公園で、ウクライナのダンスがあるというのでいってみた。
夏至の日だけに、夜になってもまだ明るい。現在9時半だが、まだ、5時半?ってなかんじである。

さて、ウクライナといえば、もともとソビエトであったわけではあるが、その前にさかのぼれば、やはりロシアとウクライナは別の国である。
まだ、モスクワがクレムリンとその周りの畑しかなかった頃に既にすばらしい文化レベルを誇っていたのがウクライナの首都キエフである。

ウクライナはフランスからすればかなり東に存在するわけで、デザインというのも、中央アジアというか、シルクロードというか、そういうものを感じさせるものが多い。ある意味日本へ少し近づいている。

集まっている人もウクライナの人が多いようだった。
ウクライナ人といえば、棒高跳びのブブカ。そして、今では、サッカー選手のシェフシェンコが有名人だ。
独立後の陸上の大会でブブカのユニフォームがすぐにブルーとイエローになったし、今日の演奏者の楽譜の裏も青と黄色だ。
小さな子供もシェフシェンコのウクライナ代表ユニフォームであるブルーに黄色で7番と入った子供用ユニフォームを着ていた。
青と黄色のスカーフを巻いた人も多い。

さて、踊りと歌。思ってた以上に軽快で愛らしいものが多い。
ファミリアルでフレンドリーな感じの公園の一角であった。
自分が田舎出身であるからかもしれない。または、フランスにいて、外国人であることを意識するからかもしれない。こういう、地元を大事にする雰囲気がとても好きだ。ナショナリズムとは別の何かがあると思う。
現在も縁は続いている。暗くなっても続く音楽の日のウクライナの宴。

写真は、歌を歌うウクライナの子供と、もう一つはおそらく地元の結婚式のお芝居のような踊りだ。
ウクライナ踊り


Posted at 04:41 | パリ雑記 | COM(0) | TB(0) |
2007.06.21

SpeakEnglish?

ビーチバレーー

最近、観光地を回っていると、Speak English?と聞かれることが多い。
何をしようとしているのか正確にはわからないが、お金がほしいようである。
去年はそんなのいたかなぁ?と思うほど出会う。
北駅、サンミシェル、ルーヴル、チュイルリー、マドレーヌ、地下鉄、凱旋門・・・そして、今日、エッフェル塔下で。

昔は、エッフェル塔の下でCan you speak English?と聞かれれば、それは、エッフェル塔の置物(小型版から超大型版まで)を露天で売る男の人からだった。そうでなければ、ピガールあたりの歓楽街呼び込みか。

彼女たちはなんらか紙を見せて、お願いポーズとなる。みな、どこか同一の国の人であろう。きっと母国では仕事その他生活が大変なのであろうと勝手に想像する。
そもそも、フランス語もまともには出来ないが、英語はからっきしだめなので、条件反射のようにノーと言ってしまう。出来たとしてもノーといっているだろうなあ。

エッフェル塔の置物はいまや、屋根付きの屋台で売られていたりするから、出世したのである。前まで、土の上の布の上だったのだから。いまや、カラフルにトリコロールなグラデーションのエッフェル塔まである。こんなの買う人いるの?って思っていたものだが、世界的大人気である。買ってみようかしらって気になったりもする。

エッフェル塔の下を再度くぐると、彼女たちが大勢集まっているところで大喧嘩になっていた。一人は抱えられながら大声でもう一人に怒鳴る。もう一人も怒鳴る。取っ組み合いになりそうな勢いであったが、野次馬している暇もなかったのでその場を通り過ぎていった。
もちろん彼女たちの言葉は英語ではない。でも英語は出来る。

彼女たちの衣装はなんだっけ、フォークロア?いわゆる民族衣装の雰囲気が漂っている。いわゆるそういうものだろう。ロングスカートだが、良く良く見てみるとデザインとか独特な感じで結構悪くない。
ああいうの作って売ることはできないもんかねぇ。
女性じゃないから、そういうのがいいかどうかはわからないが。

みな、生きていくことは大変だ。そして何より大事だ。そう感じさせる街である、パリは。

写真は、シャンドマルス公園一角で行われていたビーチバレーの試合。
国旗の付いた水着の人たちが試合してたから、何かの国際大会か?ヨーロッパの大会かだろう。コート脇まで簡単には入れてしまうところがすごいが、審判にクレームつけている選手もいたから、結構真剣勝負の大会じゃな。ビーチバレーの選手もここではいわゆる外国人。外国人だらけの街なのである。
Posted at 04:27 | パリ雑記 | COM(0) | TB(0) |
2007.06.20

メトロの時速

シャノアール

パリの市役所界隈から、ルーヴル美術館近くまで所用であるいた。
シャトレはその中間点にある。
乗換の名所であって、難所だ。
たいてい、ここは地下鉄の乗り換えだから、何度も来ているが、地下だけであることのほうが多い。
写真は、シャトレ広場にあるシャノアールという喫茶店。
もちろんチェーン店ではない。
そして、日本の喫茶店とのつながりも、ほぼ皆無であろう、タバコ屋と馬券売り場併設のカフェだ。

さて、帰り。メトロにいつものように乗る。ぎりぎり飛び乗ったので、一番端の車両であった。9号線である。
で、壁際にくっつくと、運転席が暗いながらもほのかに見える。
電車でGOの世界だ。
フランスはメートル法の母国であるからして、時速もマイルではなく、キロだ。よって、メーターも読みやすい。

アパート最寄り駅に着くまで延々と眺める。

いったい、時速何キロで走っているのだろう。
多くの駅間では、40キロジャストまたは40から50キロの間で走っていた。最高速度は55キロであった。あくまで最高速であるから、常にこのスピードで走っているわけではない。平均時速25キロもあったらいいほうだろう。だから、パリの地下鉄は移動に時間がかかる。
Posted at 08:58 | パリ雑記 | COM(0) | TB(0) |