2010.07.21

最短撮影距離

カフェだったりレストランだったり機内食だったり、結構目の前の撮影があるのが、旅である。
大聖堂を撮影するには広角レンズが便利だよ!なんて話もあったが、広い範囲が映ったほうが良いのは、近くを撮影する場合も一緒だ。

さて、広角でないと、機内食が全て入りきらないよ!なんてこともあるのだが、もう一つ重要なのは、最短撮影距離。
こいつは、なかなか見た目では分からない。

実際、機内食を撮影してみたら、いくらやってもピントが合わない!暗いのかな?なんて、フラッシュ焚いて、無理やり撮影しても、白っちゃけたピンボケ写真が撮れるのがオチだ。

カフェでグラスの撮影をしようなんてコップを並べたら、いくら後ろに背伸びしても、ピントが合わないなんて事もある。
そんなことが無いようにチェックしておきたいのが、最短撮影距離だ。
どの距離でピントが合わせられるか?である。

もちろん、花や虫なんかを撮影するのに、目一杯寄って撮影するレンズはマクロレンズであるが、それ専用でなくても、レンズによってだいぶ違うからチェックは必要だ。
100721-01
これは、55ミリレンズで撮影している。テーブルの前に座ったまま撮影している。


100721-02
これは、ズームレンズで同じ55mm付近で撮影しているのだが、この距離より近いとピントが合わない。
テーブルより、まるまる一歩下がっている。
お店じゃ、周りの迷惑にならぬと取れぬ距離だ。
もっとも、これじゃ、味も素っ気も無い。ごまかしが効かぬほど雰囲気が出ない(笑)


100721-03
上の同じズームレンズで、これはズームして撮影している。
250ミリあたりだからそうとうなズームである。
これなら、一番最初の55ミリレンズと同じような大きさに撮れぬことはないが、先ほども言ったように、一歩下がった位置からで、現実、このレベルじゃ、機内食もカフェもレストランも結構厳しい事になる。

この2枚目と3枚目のズームレンズは45ミリから480ミリという10倍ズームという超高倍率ズームで便利だが、こうした落とし穴もあるのだ。むろん、3枚目は三脚要で撮影である。


こんなことも、旅の写真を楽チンに撮るには事前にチェックしておきたい項目だ。

大聖堂は入りきらぬは、機内食やカフェはピンボケで、夜景は手ぶれじゃ、いくら軽いデジカメでもねぇ。
数あるデジカメでも選びようがある。
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2008.12.01

フォトショップCS3を手にいれたものの

081201
写真をホームページ用に圧縮したり、加工したりするのに、ホームページを作成しているひとは、何らかのソフトを使っていることだろう。
マクロメディアがアドビに吸収されたので、多くの人は、アドビ製品を使っているのだろう。

最近、CS4が発売されるというニュースに接し、フォトショップ他を5年ぶりに新しくすることにした。
なんでも、今月発売されるこのCS4バージョンへは、アップグレードできぬらしい。

現在持っているものは、一つ前のCS3へしか、アップグレードできぬらしい。
今回しておかねば、新しいバージョンを手に入れるためには、20数万という莫大な金を使わねばならぬことになるのである。
在庫がなくなったら、アウトらしいうえ、CS3からCS4へは無償アップグレードが付き、しかも、アップグレード価格自体、何万かは安くなっている?ようでもある。
じゃ、するか!となったわけである。おそらく、CS4後は、また5年ほどはアップグレードせぬだろう。

コンピューターの世界は5年もたてば、浦島太郎状態であるが、さすがに、このところは、そこまで進歩しているわけではないらしい。
もちろん、知らぬ機能なんぞが、いっぱい増えていたり、GUIが変更されていたりするのだが、なんとかついていけぬこともない。

もっとも、学校でお勉強したわけではなく、入門編の本を、途中で、めんどくさくて、諦めてしまった素人レベルであるから、やれることは限られている。
お勉強した人や、仕事で使っている人に、時々ヒントをいただいたりもするが、わからぬので、流してしまうこともたびたびである。

で、昔なかった、新しい機能を試しつつ、影部分の黒くつぶれた写真を直してみる。
チットは、影部分が、復活したようだ。
無論、プロがやれば、もっときれいになるのだろう。

が、いかんせん、元の写真がイカン!

頭を使い、時間を使い、写真撮影したなら、もう少しはまともな露出ができるのだろうが、そういうことをしていない。観光程度で、サラーッと歩いて、いい写真を撮ろうというのが甘いのだろう。
そういうことをした上で、人間の目と、勝手に露出を修正してしまう脳によって見ている風景に近づけるため、結局、こういったソフトは必要になるのだろう。
目の部分はカメラでなんとかなるが、脳の部分は、ソフトに頼らざるを得ない。
見た物と、出来上がり写真が違う場合、この脳で勝手に人が修正してしまう部分の違いであることも多いのである。
2008.10.24

写真の整理

南仏不明、写真の整理について
デジタルカメラを選ぶ話はさておき、本日は取った写真の整理の話だ。

実は、この写真、一体どこで取ったのか不明である。
何しろ、この写真の撮影データなどどこにもなく、取った順番にフォルダに入っているわけでもなくなっているから、よくわからなくなってしまっているのだ。
南仏のどこかの鷲ノ巣村で撮ったのではないかと思われる。

この写真は、ポジフィルムでの撮影であって、デジカメではない。
だから、帰国後に現像してそれをスキャンしたものなのである。

現在は大変便利だ。デジカメというのは、その場でも確認ができてしまうから、とんでもない失敗写真はそのとき撮り直すことができる。
以前はそうは行かない。撮れていたはずであっても、帰国してみてみたら・・・・・、ということはあるのだ。
それだけでもデジカメの威力は計り知れない。

せっかくデジタルカメラを買ったのだから、確実に写真を撮りたいし、確実に保管をしたい。
最も効率的なのは、パソコンを現地へ持っていってしまうことだ。
そこでカメラのデータをパソコンに入れることであるが、デジカメ背後の小さな画面では、なかなか見えないブレなんかもパソコンだとわかったりする。
もうひとつは、ファイル名やフォルダ名をその場でつけて、きちっと管理することが可能な点だ。

”帰国後でも順番にやればわかるよ!”という人もいる。
が、ものぐさなわしは、後で、膨大な写真を整理する気力など沸かぬのだ。

できるだけ撮影した日にある程度整理してしまうようにしている。

今回のような、何だかわからなくなってしまった南仏の写真は膨大にある。
100カットはコートダジュールだけでありそうだ。
薄れ行く記憶の中で、この写真を撮った記憶だけが残り、場所まで思い出すことは不可能になっている。
どこだという意味もあまりない写真ではあるが、早めに処理しておけば、この写真は、トゥーレットのものだよとか、ヴァンスのだよなどと整理することができたに違いない。
2008.09.04

デジカメのカード

クーランス城
デジタルカメラの選び方をここまでやってきた。
特に、ブラケティング機能プラス連写はなかなか使えるが、何と言っても、場合によって、全カット3枚ずつ撮影することになる。
要するに、3倍の容量が必要になってしまうのだ。

現在は、かなり安くカード類が買えるから、予備を持っていったほうがいい。

または、パソコンなどに取り込んでしまうことだ。

デジカメの後ろについている画面で確認して画像を消してしまうのは、できるだけ避けた方がいい。
あの小さい画面と、パソコンに取り込んだ画像は極端に違うなどということは、頻繁にあることなのだ。
けしてしまえば、元には戻らない。
そもそも、その場所へ到達し、その状況下で撮影することは、もう二度と無理かもしれないのだ。
安全策をお勧めする。

パソコンなど持っていけない人は、カードを多めに持っていくことだろう。

撮影のサイズを小さくすることでも、多くの写真をとることが出来るが、プリントアウトすることまで考えるのなら、やはりそこそこで撮りたい。17インチの画面からはみ出るほど出なければ、撮った写真の部分を切り取って印刷するなど、とても耐えられる画像にならないのだ。

以上のことを考慮して、カードを持っていくことをお勧めする。


写真は、パリ郊外、クーランス城。

こういった、ところへ行ってしまうと、水に映るお城の写真だけでも、結構な枚数になってしまうのである。そんなことを気にしないで撮影できれば、それが最もいい。

パソコンに取り込む場合は、そのための必要なコード、スロットルなどお忘れにならぬよう!
また、デジカメによっては、充電に変圧器が必要なものも多い。
これも必要なのだ。
2008.08.28

オートブラケティングできるカメラを選ぼう

ブラケティング
さて、先週、アンダーにする(暗めに)、オーバーにする(明るめに)というお話をした。

欧州、フランスを侮ってはいけない。

とにかく、北の地にあるから、太陽光は日本に比べて斜めから差すということ、建物が石で出来ているから、反射光がすごいということ。
乾燥していることも関係あるのかどうかは知らないが、明暗の差が激しいのである。

だから、日本で撮影する以上に、この露出を少々変えてとっておくことは重要なのである。

今まで書いてきた、基本を理解したところで、適正を知ることは難しい。
知識を駆使しつつ、さらに、安全に撮影するために、この露出補正をつかって、複数パターンとっておくことが大事なのだ。

が、めんどくさい!!

これを解決する機能が、オートブラケット機能、または、オートブラケティング機能なのだ。

そこそこの上位機種でないと、この機能が付いていない。

もっとも、デジタル一眼であれば、付いていない物などないだろう。


必ず必要か??といわれれば、自分で、少しずつ露出を買えて撮影してあげれば良いわけで、絶対条件ではないが、あえて、絶対条件と言おう。
わざわざ、そんなめんどくさいことを、このオートブラケティング機能なしのカメラを選んでやっている人などほぼいないだろうからだ。

一枚で済ませてしまうに決まっている。

1円のために、20キロ先のスーパーまで買いに行きますか?というほど、この機能がなければ使わないだろう。
同じ写真を、同じ場所に立って、しかも一枚一枚、設定しなおして撮るということだ。やる人の気が知れない(笑)

オートブラケット機能があれば、シャッターを3度きれば、ノーマル、アンダー、オーバーの3枚を撮影することが可能なのだ。
いちいち設定しなおさなくても、一枚きるごとに、自動的に、設定が
ノーマルアンダーオーバー

と変わってくれるのだ




設定方法は、撮影する前に、この機能を選択し、露出補正調整の時と同じように-2から+2までの範囲で、おそらく1/3段ずつ、カメラによっては1/2段ずつアンダーをオーバーをあわせておく。

たとえば、1/2段ずつあわせるカメラなら、
露出補正が何もいじっていない状態、0の状態なら、アンダーを-1/2段に設定をすると、オーバーは自動的に、+1/2段にあわせられるだろう。
これで登録しておけば、
-1/2(ちょっと暗い)
0(普通)
+1/2(ちょっと明るい)

が3回のシャッターでいちいち設定しなおさずに撮れるわけだ。

もちろん、露出補正で-1段すると、
-1.5段
-1段
-0.5段

の3つが撮れることになる。



プラスアルファー、ものぐさな人間には、更なる方法がある。

設定しても、同じ場所で3回もシャッターを押すのがめんどくさい!!

そういう人もいるはずだ。

そんな人は、連写機能を一緒に設定しておくといい。

オートブラケティングと連写機能をあわせて登録しておくと、 シャッターを押し続ければ、自動的に、3カット(カシャン・カシャン・カシャン)とシャッターを3回きって 、とまってくれる筈だ。

オートブラケティング機能が付いたカメラを買って、連射が出来ないことはないだろう。

連写機能とは、スポーツ用であるばかりではないのだ。
このオートブラケティング × 連写は、ものぐさ人間の欧州旅行にはすばらしい機能なのである。
一枚撮影すると、自動的にアンダーとオーバーがついてくるわけだ。

写真は、南仏エズ村の入り口付近。逆光で撮影しているが、どうやら、ちょっと失敗?しているようだ。
2008.08.21

露出補正が出来るカメラを選ぼう

ナミュール01
ナミュール02
二つの写真を見ていただこう。
微妙な違いがわかるだろうか?
片方は少し白っぽく、片方は締まっている。

今回は、露出補正の話である。


露出補正とは、何か?

今まで説明してきた絞りとシャッタースピードの関係を、無理やりいじることである。


どんなときにこの露出補正を使うのか?

カメラというのは、全体の平均値をとる傾向がある。
自動的に、F5.6の1/125秒と判断したとしよう。
どうやってこれを判断しているかというと、写真になる中心部分を重点的に、光の量を測って、決めているのである。
それゆえ、撮影した人の意図と、微妙にずれることが、実は多いのである。

カメラは人間ではないので、今日は、ちょっと暗めに撮りたいと思ったり、ここは、少し締まった方がいいなと思っても、人間の個人個人の頭の中身までは読み取ってはくれない。
だから、撮影者が、自分の好みに合わせられるよう、この露出補正という機能がついているのだ。


どうやって露出補正するのか?

カメラには、たいてい、-2から+2までの横軸のインジケーターがある。
マイナス方向にずらせば、締まって暗くなるし、プラス方向にずらせば、明るくなる。


たとえば、

下の写真は、ベルギーのナミュールという街の写真であるが、こういった写真なら、まあ、パソコンで修正可能な範囲だ。

が、逆光で、中心にある人の顔が暗くなってしまう、というときなどに、この機能が活躍するのだ。



実際は、絞りとシャッタースピードをいじっていることになるのだが、カメラ的には、先程のインジケーターをプラス側かマイナス側へ動かす作業をするだけで、絞りとかシャッタースピードとかは、あまり意識はしない。
マイナス側へ動かすことを アンダーにする といい、
プラス側へ動かすことを オーバーにする という。



もうひとつ、カメラにある決定的な特徴がある。
それは、光というものは反射であるが、それが色によって、反射率が違うということなのだ。
だから、カメラの基準値は、グレーの反射率にあわせて、光の量を測定するようになっている。

ややこしい話だが、簡単に言うと。

真っ白い雪の撮影をすると、ちょっとグレーっぽい雪になってしまう。
真っ黒の家やお城の壁を撮影しても、ちょっとグレーっぽく、締まっていない黒になってしまう。

グレーの反射率基準なので、簡単に言えば、グレーに近づけようとカメラがしてしまうのだ。

だから、真っ白な雪にしたければ、露出補正でオーバー目に撮影。
真っ黒な壁にしたければ、アンダー目に撮影。

すればよいことになる。

これを応用すれば、女性なら、 黒い服を着たほうが、肌が白く写る ということになる。
もちろん、全体の中のどれほどが黒い部分で占められるかによるが・・・。
そして、露出補正されないことも必要である(笑)


さて、上の風景写真に戻る。
この場合、オーバー目に撮った方がいいのか?アンダー目に撮った方が正解なのか?
それは難しい。
わしもプロではないので、風景を見た瞬間に、判断できない。
アンダーがいいだろうと思っても、どれほどアンダーにしたらいいのか???など判らない。

そんな場合、オーバー目だったり、標準だったり、アンダーだったりで撮影しておけばいいのだが、いちいち、設定して撮影などするのは面倒だし、そうは言っても、せっかく欧州まで出かけて、写真も失敗したくない。
そんなときに便利な機能が付いているカメラもある。
その話はまだ次回。
2008.08.14

絞りとシャッタースピードとフィルム感度の関係

ペルピニャン
さて、前回のおさらい。

①望遠より広角で
②シャッタースピードはズームの値程度より早く。
③絞りは開ける。
④購入時に、絞りの値も比較する。


これが、手ぶれ防止のひとつである。

がもっと良い条件にする方法として、既に説明してきた感度の変更がある。

感度のところで、感度800以上で撮れるカメラがいいよ!との説明をした。
手ぶれしないための話である。

なぜ、感度が高いと手ぶれしないのか?

要するに、感度のいい大きな粒子のフィルムだからである。
粒が小さければ、ひとつひとつの感度が落ちてしまう。

感度が悪ければ、当然、同じ条件の写真をとるために十分光を送ってあげなければならない。
だから、シャッタースピードが遅くなってしまうのだ。
感度がよければ、この逆。シャッタースピードは速くても撮れるようになる。

これを応用して、レンズ、絞り、シャッタースピード、感度で手ブレを防止しよう!

写真はペルピニャンの夜景。
遠くのお城も、通りもライトアップされている。
こういう条件なら、夜でも、そこそこ撮れるが、夜景はどこでもこれほど明るいとは限らない。
見ても判るように、相当光が多いのだ、ここは。

感度を倍にすれば、シャッタースピードは半分でいい。

前回の手ぶれ防止の話のサンプルとして
F81/4秒だったとしましょう。ズーム40mm付近で撮影です。
というのを挙げた。
しかし、何分の秒どころかシャッタースピードが2秒だったとしよう。
このときの感度が100であったとする。

この場合でも、感度を800に変更するだけで、2秒にもなっていたシャッタースピードは8分の1になる。1/4秒まで早めることが出来るのだ。
この先は、前回の説明のように、
被写体に近づき広角にし、絞りをF8からF2.8へ変更してあげれば、手ぶれ範囲を脱出する。

また、最初から手ぶれしそうな範囲でも、感度を変えることで望遠が使えるようになったりもするのだ。
感度、絞り、シャッタースピード、感度、レンズはこのように密接に関係している。

だからこそ、全自動に頼って失敗せず、自分でちょっと覚えてあげるだけで、写真はよりいいものに変わっていくのだ。

それが可能なカメラを買うべきである。


フラッシュを炊くと、シャッタースピードをあげることが出来る。
しかし、写真を見ても判るように、遠くのお城まで、フラッシュが届くわけもない。
にもかかわらず、シャッタースピードをはやくしてしまうフラッシュが自動に炊かれでもしたら、光の量が足りず、真っ暗な写真になってしまう。
全自動が故、失敗写真となることもあるのだ。

プロに頼む、プロが作っているのだからという、他力本願的な発想から生まれる自業自得にならぬよう、ほんの少しの学習は必要なのである。
競馬も株もコンピューターシステムもカメラもすべて、プロにお任せは失敗の確率を上げるだけである。