2012.12.07

パリのカフェのガラス

パリのカフェといえば、ガラス張り。
なかが丸見えであるが、中からも外が丸見えであるがために開放感にあふれている。
夏になれば、そのガラス戸を回転させて、中も外もつながるさらに開放感あふれる構造に。
冬は締め切るわけだが、ちょっとオシャレなカフェでは、ビニールシートのようなものに囲われた、ストーブ付きのテラス席ができる。
一般的には、ご覧の通り、ガラスで区切られるだけだ。
パリのカフェ
そのガラス、実は、中が完全に丸見えにはならない。
なぜなら、広告がところ狭しと貼られるからだ。
広告というのかポスターだらけで、しかも、どれもこれも、古いポスターを貼ってあるわけじゃなくて、直近の情報がいろいろ張られているのである。
かっこよくしようとスモークにしたり、窓をふさいだりしない。
カフェは、カフェとして屹立するのでなく、街のカフェとして存在している。だから、入りやすく、街に溶け込み絵になるのである。

カフェののガラス窓は、広告スペースなのだ。
乱雑に貼られているから、つい見てしまうということもあるし、一つの街の情報源。

日本にありそうで、こういうガラスとポスターの構造のフランスなカフェはあまりない。
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2011.11.26

パリのカフェのテーブル

パリのカフェのテーブルというのは存外小さい。
そして、大抵丸い。
丸テーブルは日本ではあまり好まれないが、フランスでは結構多い。
テーブルクロスも丸テーブル用なんてよく見かける。
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そんなカフェのテーブルも、いろんなやつがある。
カフェの丸テーブルがガラス張りで、なかに丸い紙広告が入れられるものもあるし、もちろん、四角いものもある。
このテーブルも四角。

モンマルトルの脇、シャトールージュ付近のカフェに、トイレ休憩がてら寄った。
絵や文字の書かれたテーブルは、そう珍しくないが、探そうと思っても、そう見つからない。
ところ狭しと並べられた椅子の配置が、いかにもパリらしい。
ひとりに一つの椅子どうぞってのは、日本の喫茶店。
こちらの基本配列は、そういう目線とは全く違うのだ。
2011.08.16

カフェM

この近所にあるお店をたずねてやってきた。
雑貨屋、PMUなど、必ず通り抜ける交差点に立つ。
9区である。
交通の要所、シャトーダンの交差点である。
7号線、12号線などが近所を通る。
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もともと、ここは真っ青なブルーカフェであったが、いまは、カフェM。
パリのお店も、時代とともに変わってゆくし、いつまでも変わらず、ずっと残っていくお店は少ない。

以前はなかった、地上ロック自転車置き場も、パリに自転車増加中の証。
そうであっても、パリジェンヌ、パリジャン、パリの街は、世代が変わっても、あまり変わらない。
2010.10.13

南西カフェ-SUD OUEST CAFE

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17区にあるFNACという本屋さんの隣である。
本屋に言ったついでに寄るというよりも、どうも、ロンシャンや、メゾンラフィットなどの競馬場の後に寄っていることが多い。先日もメゾンラフィット帰りであった。
ポルトマイヨーからだと少々歩くが、凱旋門からならすぐだ。

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ここはバスクのカフェである。だから、お店の中は、バスクらしく、ラグビーシーンに溢れている。
当然、この濃い目のバスクビールEKI。北フランスのペリカンマークのビールや、アルザスのビール以外にも、こいつがあるのだ。
そういえば、イルレギーのワインがここにあったかどうか?メニューを確かめてはいない。

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バスクの特産品もある。オッソーイラティーでも有名な、ハードタイプのブルビチーズのサンドイッチ。

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こちらはパテ・バスク。バスクだから豚なんでしょう。


競馬で吸い取られた精気を充電するカフェなのである。
尽きることのない話題で盛り上がり、そこがフランスのパリであることは忘れてしまう。
ただ、やはり、フランスの美味しい食べ物は、地方のものに限る。
2010.08.12

レ・ドゥー・マゴ

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サンジェルマンでプレ教会の目の前。繁華街、歴史的建造物前、角地、通りの北側・・・立地もそうだが、有名店になる素地を備えた位置にある有名店である。
そして、歴史的有名人が通ったという、プレミアがつけば、もう、ここは一種の観光地である。
あえて紹介するまでもなく、ガイドブックにもアマタのブログ他にも載っている店だ。

常に激混みの雰囲気もあるが、そうでもない。
平日午前中などは、意外と空いている。

そんな時間帯に訪れると、”カフェ”にいる雰囲気を味わえるかも知れぬ。
観光地の混みすぎたカフェはやっぱり落ち着かないものだ。

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2010.07.15

ミイ・ラ・フォレのオルフェ

旅先では、基本は、街めぐりの前にカフェだ。
朝早ければ、ガイドブック片手に、そこそこの時間なら、観光局で資料をもらってからだ。

カフェで、さて、どう周ろうか?というのが自分の旅のスタイルである。
このスタイル、日本でも同じであるのだが、旅先について、いきなり喫茶店は無いんじゃない?というのを良く言われる。

以前はタバコを吸っていたから、街めぐりの前に、電車を降りてまず一服というのもあった。
禁煙した今、その楽しみは消えたが、街めぐりの前の気合入れの場所である。



今回訪れたのは、ミイ・ラ・フォレ。
観光案内は別にするとして、カフェの話だ。

この街へ来るのは、2度目だが、1度目は歩いたので、今回は調べまくって、朝一番だけ走っているバスに乗ってやってきた。
まだ、街は動き始めた時間。

この、ミイ・ラ・フォレはコクトーの眠る街。サン・ブレーズ・デ・サンプル教会というのが有名である。
であるから、ここはコクトーの街なのだ。



朝早くついたバスの運ちゃんが、バスターミナルから、街の方向を指差して教えてくれる。
その道をテクテクとやっていけば、程なく街中だ。
教会はまだ始まるには早い。
だから、カフェでしばらく、ゆっくりすることにする。


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オルフェ。
コクトーの映画のタイトルと一緒だ。


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カフェオレカップは店名入りの一時代前の安定した低い大きいカップ。


仕事に出かける前に、三々五々カウンターに集まった親父たちは、みなワールドカップの話だ。
行った当時は、まだカメルーン戦直後だった。

今日どこだっけ?
どことどこだよ。
サッカーの話題で尽きることはない。

8時半になると、仕事なのだろう、一気に人がはけてゆく。

見渡せば、ラジオのかかる店内に、スライドのセットやら、ビリヤードやら、カラオケやらが奥に並んでいる。
ここが、街の人の溜まり場であったのだろう。そして、今もなのである。

店のガラスにも描かれたマスコットのワンちゃんに挨拶をしつつ、店を出る。


2010.07.08

また、青列車で

既に数少ない記事の中で紹介した青列車、ル・トラン・ブルー。
喫茶店が併設されているのだが、この喫茶店は、正確に言えば、青列車ではなく、ビッグベンバーである。
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レストラン名の斜め左下の赤いネオンサインに、そう書かれている。

トラン・ブルーとビッグベンバーの境はないに等しく、カフェ部分には、チュニジアとか、アルジェリアとか、異国、地中海を連想させるサル(部屋)が並んでいる。

今回、どの部屋も満席であったので、通路の席になった。
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ポワロが青列車の秘密を解き明かしつつ、パイプを咥えているなんて画が想像つきそうなシートだ。

左の席では、出来そうな?サラリーマン風男がパソコンの何かを打ち込んでおり、向かいの席は、太った夫婦の野太い笑い声が聞こえる。
旅にはルイヴィトンの鞄が定番であるが、いかにも似合いそうな雰囲気だ。

この鉄道ファン、旅行ファン、推理小説ファン垂涎のカフェは、旅の計画を考えるのにバッチリの空間である。
シャンゼリゼのベラボウな金額のカフェに比べれば、そうではないが、それでも、他に比べたら良いお値段だ。
それでも、500円少々でこの雰囲気でお茶が出来たら、満足度も高かろう。
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カフェに行ったら、トイレへ行こう。
駅の音を聞きながら、駅の景色を見ながらの鉄道ファンには堪らぬクラシカルなトイレではある。
映画、歴史、小説・・・フランスで一番ロマンチックな歴史的カフェは駅にある。